ただひとつにまとめるだけだと手抜き感がある、古臭い、などなど、40代~50代女性のポニーテールは、課題が山積み。今っぽく、こなれた感じに仕上げるにはどうしたらいいのでしょうか?
青山にある美容室ROIのデザイナー関田康司さんの答えは、明快。
「世代的にきっちりとまとめがちですが、こめかみや耳が出てしまうと圧倒的に古臭い印象に。今っぽさを表現するなら、きっちりの中にも毛束の抜け感を出してあげるのがポイントです」(関田さん)
大人の女性の「きちんと感」を守りながら、「毛束に抜け感をつくる」。そのテクニックをご紹介します。
「ねじる」「留める」「引き出す」たったこれだけで完成!
こちらのポニーテール、基本のプロセスは「ねじる」「ピンで留める」「引き出す」、たったこれだけ!
「髪をまとめる時は手ぐしでザックリと髪を集めながら、あえて耳にかぶせるようにまとめています。耳に髪をかぶせることで、きっちりとした印象を少しやわらかく見せることができるのと、シルエットを菱形に持っていく効果もあります」(関田さん)
大島 香さん(51歳/インテリアデザイナー)のHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★
- ボリューム(少→多)★
- 髪の太さ(細→太)★★
- うるおい(乾→潤)★★
- 白髪の量(多→少)★
「一見、きっちりとまとめているように見えますが、実は後頭部の毛束をかなり引き出しています。40代以降はペタッとした印象になりがちなので、丸いシルエットになるように引き出すのが秘訣です」(関田さん)
■1:頭頂部の根元にドライヤーを当てて髪を立たせる
■2:顔周りの髪を外巻きにする
■3:手ぐしで集めた髪をねじり、ピンで留める
■4:指で毛束を引き出す
「引き出すのは5か所のみ! 髪の中央、左右、その間の2か所からバランスよく引き出すことで、後頭部に自然な丸さと膨らみが生まれます。引き出す毛束が太いと失敗するので、自分が思っているよりも、細目に引き出すことを意識して」(関田さん)
問い合わせ先
- ROI
- 住所/東京都港区南青山5-7-21-B1F
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- 定休日:水曜・第三火曜
大人のヘアカタログ
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 古谷利幸〈F-REXon〉
- EDIT&WRITING :
- 青木 笑