イタリアという都市は、不思議なものです。

純白のジャケットや真っ赤なシャツなど、

日本の街では少し浮いてしまいそうな洋服も、

なんなく受け止め、溶け込ませてくれる。

そんなイタリアの懐深さに甘えて、今回の出張では

コイツを本格デビューさせました。

 そう、以前のこのブログで登場させた、サイのマントです。

・・・結果は、なかなかのもの!

特におじいちゃん世代の伊達男たちに、「懐かしい!」との評判しきり。

しかも、超人気スナップブログ

「サルトリアリスト」にも登場!

東京デビューへ向けて、勢いづきました。

しかも、これを着ていたのが決め手となったのでしょうか?

山下英介・モデルデビュー

という異常事態も発生しました。

舞台は「ホワイト」のブース内にて。

少々怪しい業界人に誘われ、会場の隅っこの階段を降り、

地下へと通されると・・・。

こんな怪しい空間が!

でもって、待ち構えていたのは、こんな方々。

左が編集者、右がカメラマン。

色々と巻かれ、着せられペーパーの前に立たされて・・・

パカッ!パカッ! OK!

てことで帰国後、いただいたHPアドレスをチェックしてみると・・・。

flamboyant magazine

フランボヤン マガジン?

※トップページ右の「vs white」

 →PANDEMONIUMというページをクリックしてください

おお、私が出てるじゃないですか!!

う、うれしい・・・!

(上半身だけ見ると巨漢系ラッパーみたいだなぁ、僕)

感涙にむせびつつ右下のキャプションを見ると、なんとごていねいに名前まで。

EISOKE XATASHITA。

エイソケ ザタシタ?

名刺渡したんだけどなぁ・・・。

確か巻いたの、「ロダ」のスカーフだったけど、

「RODAI」って書いてあるし。

・・・まぁ、よしとしよう。

それにしても、この

flamboyant magazine

よくも悪くもスピーディーでダイナミックな構成には、

ウェブマガジンにしかないパワーを感じました。

ホワイト開催後、わずか数日で特集が作れちゃうんですよ?

今回の出張では、他にも海外ファッションブロガーの情熱を

思い知らされる場面がいくつもありました。

ファッションが死ぬほど好きな素人が書き殴ったブログ(無料)と

「お仕事」でやってるプロが作った見た目上品な紙雑誌(有料)、

どちらが読者の魂に訴えるのか?

その答えは、どんどん出つつあります。

しかも最近はクオリティまで・・・。

ファッションが死ぬほど好きなプロとして、

胸張ってお金を取れる雑誌を作りたいものですね!

 何はともあれ

持ってきてよかった、マント!

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
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