ここ4、5年、シャツといえばアメトラ系ボタンダウンばかりだった

私ですが、最近キレイめなドレスシャツが無性に着たくなりました。

それも現在主流のイタリア系ではなく、フレンチ系のコイツを・・・!

そう、「シャルベ」!

1838年、世界初のシャツメーカーとしてフランスに誕生した老舗です。

う~ん、惚れ惚れするほどキレイな色!

右は鮮やかなパープルとピンクのチェック柄、

左はペパーミントカラーのストライプです。

上品だけれど、どこか「エグさ」も感じさせるその発色。

これがフランスのエスプリってものなのでしょうか。

イタリアブランドのシャツでは、こんな生地は

なかなか見つかりません。

もちろん、仕立ても独特のテイストです。

イタリアの「柔らかさ」と英国の「カッチリ感」、

その中間をいくような繊細な縫製は、

かなり見ごたえがありますよ!

ほら、パーツを縫い合わせているのに、ストライプの柄は

こんなにぴったり合わせられている!縫製のピッチもきれいです。

同じ生地を使っていても、この丁寧な縫製があるとなしでは

高級感が段違い。ぜひ注目していただきたいですね。

今や、シャツの主流はドレス系ではなく

洗いをかけたカジュアルシャツ。

色味もユーズドっぽいものがほとんどです。

でも、だからこそ私は今あえてシャルベを着てみたい!

改めてファッションの原点である、

きれいで華やかなカラーコーディネートに

挑戦してみたいと思うのです・・・。

この春はホワイトジーンズやウエストンのローファーを合わせた

「フレンチアイビー」

的着こなしに挑戦するつもりです!

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
TAGS: