昨夏にはじめて訪れ、そのエネルギーに衝撃を受けた「ホワイト」。
その中で、私がもっとも印象に残ったブースがこちらでした。
SILENT PEOPLE
(サイレントピープル)
ボローニャの会社だそうです。
こちら、いわゆるアパレルブランドとは
少々毛色が違っていまして、扱っているのはヴィンテージのリメイク。
数多のブランドの名作アウターを使ったバッグや
スカーフを4枚つなげた大判ストールなど・・・。
これはもはや、単なるリメイクじゃない!
その創造性、出来のよさに心打たれた私は、某インポーターさんに懇願し、
個人的に気に入ったバッグを輸入していただいた次第です。
・・・そして待つこと8ヶ月! ついに日本に到着いたしました。
そう。「あの」コートのヴィンテージを使ったショルダーバッグです。
趣深し!
大まかな構造は、これを見れば一目瞭然ですね。
そして荷物の出入り口は背面にあります。
背中をパカッと切り裂き、ジップを取り付け、
そこを荷物の出し入れ口にしております。
ディテールへのこだわりも凄まじい限りです。
持ち手にはヴィンテージのベルトを使用。
当たり前のことですが、バッグなので
前あわせの部分はがっちり縫い付けてます。
中はこんな感じになっています。
ベルクロがついており、機能性にも配慮されています。
コートの左右ポケットにあたる部分には、
財布など小物が入れられます。
意外と考えられてるなぁ!
底部分とベルトを固定するパーツにもレザーを採用。
ヴィンテージっぽいけれどかなり柔らかいから、
ここだけは新品かな?
・・・さあどうでしょう。
このバッグが放つ手作りならではの温もりと
リメイクを超えた創造性、センスのよさ、
感じていただけたでしょうか?
私が購入したトレンチコート以外にも
オイルドコート、ダウンジャケット、レザーブルゾンなどの古着を
あっという解釈でお洒落なバッグに生まれ変わらせるその手腕、
もはや「リメイク」なんて呼び方は不適当。「リ・クリエイション」です。
それにしても気になるのは、この素材をどうやって仕入れてくるのか。
オイルド100個!なんてショップ側のオーダーには対応できるのか?
この秋には日本の大手セレクトショップが続々と
扱いを始めるらしいのですが、これをビジネスとして成り立たせる
方法に関しても、知りたいところです・・・。
ちなみに現在このバッグを日本で取り扱いしているお店は
クラウドナイン(ハバーサックの旗艦店)だけ。
もう売り切れていたら、秋までお待ちを・・・。
スカーフも非常によい出来なので、ぜひ見てください。
ということで、次回はこのバッグを
実際に持った雰囲気をお伝えしたいと思います。