東北地方太平洋沖地震で被災された皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。

暖房はおろか着るもの、食料すらことかく被災地の様子をテレビでみながら

カシミアのセーターを着て、暖かいものを食べて、ファッション雑誌をつくっている自分。

正直いって、後ろめたい気分は拭いきれません。

しかし今日テレビで紹介された、被災者の方の

「東京が日本の中心として元気でいると思えるから、がんばっていられる」

という言葉には、ハッとさせられました。

ユナイテッドアローズの前でお会いした超大物スタイリストさんは、

美しいネイビーのスーツを着て「俺のテーマは、どういつもどおり暮らすか。

夜遊びもガンガン行ってるから」と笑っていました。

確かに地震も怖いけれど、ガラガラの洋服屋やレストランだって

ちょっと想像力を働かせてみれば、ぞっとする光景ですよね?

もちろん節電は大事なことですが。

ということで、ここ1週間自分を覆っていた自粛ムードを断ち切るために

先ほどさっそく買い物してしまいました。

そう、買えるブルータスユナイテッドアローズ店でシャツを1枚、ポチッとね。

他誌の企画かい(笑)! 

でも悔しいけれどいいモノ、いっぱいあるんだよな・・・。

今日わざわざUA本店までブツの下見に行ってしまった

自分の業の深さには呆れるばかりです・・・。

ウニット・ベナンのカフタンとか、

イヴ・サンローランのプルオーバーシャツとか、

実店舗にも素敵なものが勢揃い。もう辛抱たまりません。

そうそう、買えるブルータスの売り上げの一部は被災地へ寄付されます。

パーセンテージは上げ目でよろしくお願いしますね!

もちろん4月6日発売予定のメンズプレシャス春号もお見逃しなく!

皆様の冷え切ったハートを暖める、いいモノがいっぱいあることを信じて、

がんばって最後まで校了しますので!!

さて、連休はきっと都心に人がいないから、

VIP気分で買い物できるかな?

それとも映画でも観に行こうか・・・。

というわけで、次回からは再び写真とともにお送りします!

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
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