テーラードジャケットやライダースジャケットなど、冬に着たいジャケットのカジュアルな着こなし方を、ファッション誌『Precious(プレシャス)』より16パターンご紹介いたします。ジャケットを主役にしたい平日の装いに、休日のスタイリングに、ぜひお役立てください。
【目次】
レディース冬のカジュアルなジャケットコーデ
【1】黒ジャケット×黒タートルニット×グリーンワイドパンツ
鮮やかなグリーンも、たっぷりとした分量感も今年らしいウィークエンド マックスマーラのパンツで、ジャケットの華やぎスタイルをアップデート。ボリュームボトムをバランスよく見せる秘訣は、ウエストを意識させること。トラデュイールの黒タートルをインにし、リビアナ・コンティの黒レザーのショート丈ブルゾンをはおってコントラストをつけると、理想のメリハリが生まれます。
【2】キャメルジャケット××白カットソー×デニムパンツ
レザーのライダースに細身のパンツと太めヒールのブーツを合わせた、ハンサムなコーディネート。リネン地にコーティングを施した軽やかな質感が、カジュアルに上質なこなれ感を運んでくれるトートバッグを合わせて。
【3】黒ジャケット×黒ニット×黒パンツ
タキシードジャケットを、黒のタートルネックニットで着崩す、女らしくかっこいいハンサムウーマンスタイル。一見ストイックなタキシードジャケットも、黒タートルをインすることで、肩の力の抜けたこなれ感が実現します。ジュエリーのようなミニバッグで、個性を添えて。
カシミヤのハイゲージニットは、暖かな空気をまとっているかのような軽い着心地。体につかず離れず絶妙なシルエットで、ボディをほっそり見せる効果もあります。
【4】ライダースジャケット×黒ワンピース
くつろいだシーンにもふさわしい、ウールカシミヤのワンピース。ライダースジャケットやスタッズ付きのパンプスで、辛口なテイストをトッピング。仕上げにファーのバッグで遊び心をオンしましょう。
【5】ラムスキンジャケット×白タンクトップ×デニムパンツ×ストール
ここではおっていたのがニットアウターだったら…この洗練感は生まれなかったはず。カットソー×デニムというおなじみの合わせも今どきに導く、レザーアウターの実力を感じて。袖口を開け、素肌をのぞかせてラフさを加味すると、デニムのカジュアル感とちょうどいいバランスに仕上がります。
【6】レザージャケット×グレーワンピース×ストール
レザージャケットでキリリとした辛口スパイスを添えて、キャリア感を演出。女性らしい一着が新鮮でこなれた表情にと変わります。
【7】黒ジャケット×白Tシャツ×黒パンツ
小粋に構築的な美シルエットを気負いなく見せるタッセル使いを生かして、カジュアルダウン! Tシャツを合わせて前を開けても品格が失われないのも大人好みです。
【8】ライダースジャケット×黒タートルニット×タイトスカート
ライダースのインに黒のタートルニットを着て、波打つような艶をたたえたタイトスカートを合わせた装い。配色でコントラストを効かせつつも、アイテムの組み合わせでも緩急をつけると奥行きが生まれておしゃれ感が倍増します。
レディース冬のカジュアルなテーラードジャケットコーデ
【1】グレーテーラードジャケット×黒ジョグパンツ
しなやかなグレーのジャケットとビーズ刺しゅうが施されたパンツは、ブルネロ クチネリ。着心地がよく、長時間着ても疲れ知らずのジョグパンツは、リラックスしながらも華やぎたい日にぴったり。艶めくネックレスとバッグで光沢感を加えたら、足元は黒のショートブーツでスッキリと。この「盛りすぎない小物使い」が、老けない、コンサバにならない秘訣です。
【2】グレーテーラードジャケット×白ブラウス×黒パンツ
伸縮性のあるソフトジャケットに、ヒモで調整するイージーパンツとの組み合わせ。きちんと感がありながら、実は楽ちんという優れもの。飛行機での移動や出張など、移動時間が長い日を想定したコーディネートです。ストールは空調の強い海外では大活躍してくれる、欠かせない出張アイテムです。
【3】グレーテーラードジャケット×カットソー×デニムスカート×ストール
重く見えてしまいがちなブリティッシュ系のトラッドカジュアルに、パールの優しい彩りを。
【4】ネイビーテーラードジャケット×ニット×黒パンツ×スヌード
ハリウッド女優をお手本に、ネイビーのスヌードを取り入れて、ジャケットスタイルを小粋に演出。
【5】ネイビーテーラードジャケット×白シャツ×グレーパンツ
ジャケットを主役に、ネイビー&グレーのシックカラーで端正にまとめたぶん、足元はスニーカーでフレッシュな抜け感を。レザーの白スニーカーなら、大人のきちんとした装いにも浮かず、1足あれば、幅広いシーンで頼りになります。
【6】黒テーラードジャケット×黒ニット×デニムパンツ
主役のジャケットはウエストを程よくシェイプした、小気味のよいシルエット。光沢のあるサテンを効かせた王道のデザインです。大人のデニムスタイルに格をもたらすスモーキングジャケットに、シルバーなどのクールな輝きを添えれば、華やいだ場にふさわしいスタイルが完成します。
【7】赤テーラードジャケット×白Tシャツ×黒パンツ
インパクトあるジャケットに着られないためには、やっぱりファッション経験値が必要です。
「こちらのマダムは、程よいオーバーサイズ感とか、ブラックでコンパクトにまとめたボトムスとか、おしゃれの引き算をマスターした着こなしが素晴らしいんです。ドレスシャツやヒールを選ばず、あえて白Tとローファーでドレスダウンしている。この感覚は、おしゃれを楽しんで着た大人女性だからこそできるテクニックですよね」(スタイリスト大西陽一さん)
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【8】グレーテーラードジャケット×白Tシャツ×デニムパンツ
定番をトレンド感あるストリートテイストにアレンジするなら、サラ・ハリス(Sarah Harris)の着こなしを盗みましょう。デニムはワイドタイプを選ぶとカジュアル過ぎてしまう可能性が高いので、彼女のようにストレートタイプを選ぶのが正解。そしてジャケットは、お尻が隠れるくらいを目安に、少し長めにするのが美脚へと導く好バランスポイントです。
正統派なジャケットとカジュアルなロゴTシャツを合わせた「ギャップ」のあるスタイリングを、レディーに仕立ててくれるのが「靴」の存在。ここでは、あえてドレッシーなムードある、レース素材の黒パンプスを選ぶことで、上品さを醸し出しています。