メンズプレシャス夏号、どうやら好調のようです。

そしてガジアーノ、シヴィリア、話題沸騰です。

まだ読まれていない方は、急いで書店へ向かってください。

さて、前回はヴィンテージショップ

「カプリ」をご紹介いたしましたが、

実は以前京都のお店にお邪魔した際、

こんなモノもオーダーしていました。

実はカプリは古着だけじゃありません。

選び抜いたセレクトアイテムも展開しています。

その数少ないなかのひとつが、

フィジキスト&サンのスタッズベルトです。

私もここで初めて知ったのですが、

こちらは英国で修業された若手職人さんが日本で始めた

レザーアクセサリーブランドで、

すべての商品は当たり前のようにハンドメイド。

ベジタブルタンニンレザーとアンティークやハンドメイドのパーツを

組み合わせた、クラシックなモノづくりが特徴です。

ちなみにすべての商品は一生涯保障だとか。 

スタッズベルトというとアメリカンでカジュアルなそれをイメージしますが、

そんなルーツによるものでしょうか、このベルトには

少々偏執的な英国クラシック

テイストがそこかしこにあふれています・・・!

紙袋は味わい深い油紙!

丁寧なスタッズの打ち込み。

ブラスバックルの裏にはこんな刻印が・・!

オーダーだからサイズはもちろん、

スタッズの種類や打ち込む位置だって自由自在。

僕は裏側にスペードのスタッズを1つ打ち込んでもらっています。

そんな上質かつ精緻を極めた作り込みは、

大人の着こなしのスパイスにもってこい。スラックスにだってよく似合うのです。

そして私のこだわりポイントは、かなり細身の1.8㎝幅。

また、長さは133㎝先端をダラリと垂らして、

腰回りにポイントを作っています。

・・・・余談ですが普通メンズのベルト幅は3.5㎝くらいが基準となっており、

それより細かったり太かったりすると、徐々にエッジが効いてきます。

そして太めのモノなら印象はワイルド一辺倒ですが、

2.5㎝以下の細身のタイプなら、

色気と上品さが絶妙にミックスされたスタイルになります。

よって大人なら細身がおすすめ!

で、ここで私は考えました。

かなり長ぇな・・・。ってことは?

ゴソゴソゴソ。あった!

散々着倒したバラクータのトレンチコート。

・・・・もしかして、

コイツのベルトにちょうどいいのでは?

おっ?

おお~!

これは・・・

すごく・・・

格好いいんじゃない?

デニムに、

スラックスに、

そしてトレンチコートに・・・!

お洒落の楽しみがまたひとつ増えました。

早く秋にならないかな!

それにしても、ベルトオーダーって楽しいものですね。

今度はコート専用に

ヌメ革のベルト

作っちゃおうかな・・・?

エポレットとか袖のアジャスタも

同じ革でそろえたりして!!!

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
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