究極の薄さを再現した、有田焼磁器『Egg Shell』
「やま平窯」の3代目、山本博文氏が手掛ける厚さ1mm以下の有田焼磁器シリーズ。タマゴの殻のように薄いことから、西洋人に『Egg Shell(エッグシェル)』と名付けられた。昔は特定の技術者のみしか知り得なかった「卵殻手」という技術を用い、高温で13時間じっくりと焼き締める。熟練の知識と、新たな挑戦を何度も試みることで生まれた、究極の薄さと丈夫さを兼ね備えた新しい有田焼だ。
繭のようにふんわりとした優しい質感と、有田焼のナチュラルな色合いを生かしたデザインは、注ぎ入れるドリンクによって表情をがらりと変える。キンキンに冷えた生ビールを注げば、真っ白だった器はうっすらと小金色に色めき、指先にはひんやりとした感覚が伝わってくる。究極の薄さだからこそ感じ取れるこの繊細な感覚は、まさに格別だ。
ミシュラン一ツ星獲得の懐石料理店【銀座うち山】でも取り扱われるなど、その優しい口当たりが人気を博している。数えきれないほどの試行錯誤を重ね、何年もの月日をかけて誕生した『Egg Shell』。発売から6年を迎える今、じわじわとファンを集めている。
問い合わせ先
- 有限会社 やま平窯元 TEL:0955-42-2459
- 住所:佐賀県西松浦郡有田町桑古場乙2267-1
営業時間:[平日]8:00~17:00
定休日:土・日・祝日
※現地に直接お越しの際のお問い合わせは、電話でのみ受け付けております。
記事元:ヒトサラ https://magazine.hitosara.com/article/1407/
- TEXT :
- ヒトサラ編集部
公式サイト:ヒトサラ
- EDIT&WRITING :
- 遠藤 麻矢(ヒトサラ編集部)
- RECONSTRUCT :
- MEN'S Precious編集部