メディア露出の少ない、知る人ぞ知る穴場

やんわりと漏れる店内の光と、そそられる暖簾

 恵比寿駅から徒歩3分、恵比寿神社の近くにある【炭福あこや】は、まだオープンして二か月の知る人ぞ知る穴場。恵比寿の【焼貝あこや】、高円寺の【あぶさん】、鶯谷の【うぐいす】に続き4店舗目の出店となるが、どれも隠れ家として人気の高いお店である。そして、今回取材した【炭福あこや】の存在は、まだ限られたグルメ通にしか知れ渡っていない。お店自体も全く広告を打たず、メディアの取材もあまり受けていないという。

  • 無垢材を使った趣のあるカウンターは全7席
  • 接待や会合に使える個室(6名様まで)も完備

イチオシは、大満足の17品の炭焼き満喫コース

食材は、独自のルートで手に入れた紛れもない一級品

 コースは4,500円、7,500円、15,000円の3種類。中でも【炭福あこや】を満喫できる7,500円のコースがオーナーの一押し。品数は約17品と多めに思えるが、1つ1つのポーションが小さいので、いろんな味をちょっとずつ楽しめる。レバーや牛タン、しびれのようにあまり知られていない部位まで、それぞれが一番美味しい状態の炭焼きで満喫できる。「貝」をメインに出す系列店【貝焼あこや】があるため、コースの合間に時折「貝」を使った料理が出てくるのだが、これもまた抜群にウマい。

厚みのある『牛タン』は、表面が絶妙にカリッ。柔らかく分厚い牛タンからはじわじわと肉汁が溢れ出す

【炭福あこや】の醍醐味はもちろん“お肉”だが、お酒のラインナップも魅力のひとつ。「新政」や「而今」といった、日本酒好きにはたまらない銘柄が揃う。おいしい料理があればおのずとお酒も進むが、「お客様との距離感だったり、目の前で調理するライブ感を大事にしています」と語る、粋な店主の人柄がまたお酒を進ませるのだ。

  • 『栃木県のモダン仙禽 雄町2018』。日本酒のラインナップも豊富
  • 『貴醸年譜無濾過生原酒』。一見ラベルが白ワインのようだがこれも日本酒

 7,500円コース(全17品)のうちのほんの数品を紹介したが、ゲストの要望に合わせてコース内容はできる範囲でアレンジが可能。「お腹いっぱいになってきたのでポーション小さめで」、「脂身はしんどいので、赤身やレバーで」など、自分の胃袋にも無理を強いることなく食事を楽しめる。お腹の減り具合やその時の気分に合わせて量や内容に対応してくれるホスピタリティは、接待やデートといった大切なシーンで重宝すること間違いなし。

ふわふわ食感が癖になる『しびれ(リードヴォー)』。白子やフォアグラのような柔らかな口当たり。塩とすだち、パンチのあるXO醤、2種類の味が楽しめる

 コースの〆に、目の前で握って炭火で焼き上げる『焼きおにぎり』は、骨の周りについている旨味の詰まったお肉を具材に使用。仕入れた肉は最後まで全部使いきるという食材に対する職人のリスペクトが感じられる。

  • 炊きたてごはんでにぎる〆の『焼きおにぎり』は絶品
  • セットで付いてくるテールスープは濃厚だ

一軒目でも二軒目でも、使い勝手のいい肉処

真空状態で2日間ほど寝かせてつくるスモーキーな『ささみジャーキーと牛サラミ

 また、アラカルトだけの訪問もOKなので、気軽に一杯いくのも可能だ。コースやアラカルト、いつ来訪しても様々な楽しみ方ができる。恵比寿という大人の飲み屋激戦区では、ゲストに対してのおもてなし力や料理の創造性溢れるメニューを提供できるところが強みになるのだろう。

 駅近でありながら喧騒からは外れ、美味しい炭焼き肉料理を提供してくれる【炭福あこや】は、大切な友人や恋人とおいしいものをたべながら語りたい夜にぴったりだ。相手に喜ばれる事もお墨付き。予約必須な店舗になってしまう前に、早めの来訪をおすすめしたい。

  •  
  • 旨味が凝縮されたレバー。上にかかっているカカオとチーズがアクセント
  • ハツ刺しは新鮮で臭みが一切ありません。思わずお替りしたくなる

問い合わせ先

  • 炭福あこや TEL:03-6455-3868
  • 住所:東京都渋谷区恵比寿西1-9-4 小熊ビル1F
    アクセス:JR山手線、東京メトロ日比谷線「恵比寿」駅より徒歩5分
    営業時間:[火~金]17:00~25:00(L.O.24:00)、[日]17:00~24:00(L.O.23:00)
    定休日:月曜

記事元:ヒトサラ https://magazine.hitosara.com/article/1387/

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