先日打ち合わせで訪れたあるセレクトショップにて・・・。

某バイヤー氏「や、山下さん! 

あんたナニ買ってるんですか!

つ、ついにここまで来ちゃいましたか・・・・」

山下「え???」

そのときのバイヤーさんの視線の先にはこの時計が・・・。

ベゼルを一周するこのキラキラ、も、もしや・・・。

ダ、ダ、ダイ・・・

ん、んんん~~???

あ~。そういうことね。ホッ。

そう、この時計、ベゼルの刻みでダイヤに見せているのですね。

ま、12時位置だけにはモノホンが入っているみたいですが。

当然全部ダイヤだったらウン百万円はくだらないところですが、

こちらはアンティーク、しかもブローバですからプライスは結構抑えめ。

ぶっちゃけ6万円程度でした。

しかしこんな姑息なアイデアの時計、

新品だったら相当下衆ですなあ。。。。

それがちょいと洒落た茶目っけに見えるのも、アンティークならでは。

32ミリという、現行の時計にはないサイズ感も、

上品さを損なっていないポイントでしょうか。

それにしても最近、アンティーク時計が面白くて仕方ありません。

デザインやサイズが繊細かつ自由闊達で、なおかつシック。

しかも絶対に周囲とかぶることはありませんしね。

ということであまり時計に詳しくなかった私

(破産を防ぐ自己防衛本能)ですが、

そろそろ自分の人生を託せる一本を選んでもいいんじゃないかと思い、

色々とアンティークショップを探索しているところです。

しかしちょっと気を抜くと、こんな時計についつい寄り道。

究極の1本に辿りつける日は、いつのことやら・・・。

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
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