シングルモルトとしては初めて、プリンス・オブ・ウェールズのロイヤルワラントを授与された「ラフロイグ」。産地となるスコットランド西部・アイラ島のなかでも、特にピーティ(泥炭臭)でヨード香の強いスコッチだ。そのため、アメリカでは禁酒法時代に医薬品として販売を許可されたという話もある。
独特のピーティな香りにチャールズはやられた?
通には25年ものがおススメ!
![●1815年創業●英国王室御用達/1994年チャールズ皇太子/シングルモルト人気の高まりによって、日本国内のバーや洋酒店でもおなじみとなった「ラフロイグ」。通なら10年ものに飽き足らず、25年ものを味わいたい。特有のピーティな香りは、聖地アイラ島のシングルモルトのなかでも、ひときわ引き立っている。※参考商品](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/8/8/720mw/img_88a5315b7ed56bdb857d0191ca5624cd166166.jpg)
「ラフロイグ」は、1815年ジョンストン家によって創業。転機を迎えたのは1950〜70年代、スコッチづくりでは珍しく女性が蒸溜所の所長となった。伝統的な自家製麦という方法を守りながらも、最新の蒸留システムを取り入れ、熟成には大胆にもバーボンの樽を使うと決めたのだ。以来、アイラ島を代表するモルトとなり、チャールズ皇太子もそんな飲み口にやられてしまったのかもしれない。
「ラフロイグ」とは、ゲール語で「広い入り江の美しいくぼ地」を意味する。蒸溜所の白い建物は、まさに静かで美しい入り江に面して建っている。
聖地・アイラ島で熟成された純粋で強烈なスピリッツ
![モルトウイスキーの聖地として知られるスコットランド西部、アイラ島。島内にある8つの蒸溜所のなかでも、「ラフロイグ」は、200年もの歴史をもつ伝統的製法から生み出される強烈な味わいで、希有な存在感をアピール。写真は、世界中に熱狂的なファンを持つ同社の蒸溜所。資料提供/サントリー酒類](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/d/8/720mw/img_d8d7260d583d2804c51fbb0e9c6e0c2c103787.jpg)
※2011年春号取材時の情報です。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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