シングルモルトとしては初めて、プリンス・オブ・ウェールズのロイヤルワラントを授与された「ラフロイグ」。産地となるスコットランド西部・アイラ島のなかでも、特にピーティ(泥炭臭)でヨード香の強いスコッチだ。そのため、アメリカでは禁酒法時代に医薬品として販売を許可されたという話もある。
独特のピーティな香りにチャールズはやられた?
通には25年ものがおススメ!
「ラフロイグ」は、1815年ジョンストン家によって創業。転機を迎えたのは1950〜70年代、スコッチづくりでは珍しく女性が蒸溜所の所長となった。伝統的な自家製麦という方法を守りながらも、最新の蒸留システムを取り入れ、熟成には大胆にもバーボンの樽を使うと決めたのだ。以来、アイラ島を代表するモルトとなり、チャールズ皇太子もそんな飲み口にやられてしまったのかもしれない。
「ラフロイグ」とは、ゲール語で「広い入り江の美しいくぼ地」を意味する。蒸溜所の白い建物は、まさに静かで美しい入り江に面して建っている。
聖地・アイラ島で熟成された純粋で強烈なスピリッツ
※2011年春号取材時の情報です。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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