昨日、ブルネロ クチネリのニューショップオープンの取材で、

神戸に行ってきました。

(取材内容はメンズプレシャス10月6日発売号を見てね)

そばめし、神戸牛、ミックスジュース

・・・・・・美味しゅうございました。

にしむら珈琲店のコーヒーモンブラン・・・美味しゅうございました。

しかしやっぱり私としては、衣食住のを探索したいと!

でも意外と神戸の街をフラフラ歩いているだけでは、

東京と似たようなショップが立ち並んでいて、どうも消化不良。

絶対に東京にはないような、

濃厚なお店、どこかにないかな~?

そこで私が足を運んだのが、神戸屈指、いや日本でも

最高峰のセンスを誇る眼鏡店「デコラ」の、

そのまた最高峰のセンスを誇る店長、漆畑さんのもと。

そして、そんな彼が教えてくれたのが、

「アントニオ洋服店」

なる、少々特異な店名のセレクトショップでした。

お店があるのは「西宮北口駅」

※西宮駅の北口じゃないですよ! 私は見事間違えました。

西宮といえば西宮球場くらいしか予備知識はなかったのですが、

降り立った場所はまさにザッツ・郊外。

こんなところにお洒落なお店が本当にあるのか?

あった!

これはなかなか期待できそうな・・・!

お店は正直、広くはありませんが、

店内を隅々までチェックしたところ、

東京ではお目にかかれないお宝がざっくざく!

しかも詳細は言えませんが、リーズナブルです。

ここが買い付けているブランドは、

ほとんど東京のセレクトショップには置いていませんよ!

その具体的なブランドラインナップはHPを参照。・・・ね?

ジャケットやスーツは、ラクア&シーという

ファクトリーに別注したものが多いのですが、

どれもラペルが超デカイ!

ナロウラペル&短丈のトレンドジャケットなど

着も置いていません。

しかもズボンは2タックなど太め中心。

アウターも大きめフィットにこだわった本格的なものばかりです。

「シュナイダー」というブランド(靴のそれじゃないですよ)の

モーターサイクルコートにはかなり心惹かれました。

余談ですが最近日本に入ってくる海外ブランドの洋服って、

どれも日本人に合わせたピタピタを目指すあまり、

(素人目には)同じに見えてしまう傾向があるような気がします。

その点このお店の服は、過度にサイズをいじらず

オリジナルのよさを活かしたセレクトになっています。

ビッグサイズのコートやブルゾン、新鮮ですよね!

で、タイはアンジェロ・フスコやアルニスなど、

キャラが立ってるブランドが中心。柄もエグめです。

・・・・・・こりゃドロッドロに特濃。

マグマのような店主のこだわりが煮えたぎってます!

そんな特濃セレクトショップを率いているのは、

店主の須々木さん

なんというか、他人とは思えないルックスです・・・・。

自由な商品構成とリーズナブルな価格が

実現できる郊外にこだわり、

一種独特な世界を築いた須々木さん、なんと

「ほしいものあったら遠慮なく

言ってくださいね。がんばって

探して仕入れてきますから」と。

なんというか、これぞ本当の「洋服屋」ですね!

イタリアの地方のセレクトショップにたまにある

決して媚びない個性とホスピタリティが融合したショップ。

昔のセレクトショップって、こんな感じだったんだろうな・・・。

近くの方はもちろん、HPにて通販もやっているので、

遠方の皆さんにも、ぜひこのお店の世界を味わってほしいですね!

※ちなみに須々木さんのブログは最高に笑えます。

ぜひチェックしてみてください!

そして次回は、この「アントニオ洋服店」で入手した、

とっておきの秋のワードローブをお届けします!

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
TAGS: