やわらかく、優しい印象をもたらすブラウン。今回はそんなブラウンのコートを使ったコーデをラグジュアリーマガジン『Precious(プレシャス)』(毎月7日発売)、およびWebサイト『Precious.jp』より15スタイル、まとめてみました。ブラウンのコートを手に入れたら、ぜひ着こなしの参考に!

レディース冬のブラウンコートコーデ


【1】ブラウンコート×白カットソー×グレーパンツ×ハット

【1】ブラウンコート×白カットソー×グレーパンツ×ハット
コート・グローブ(キートン 銀座店)、カットソー(チェルキ〈トモウミ オノ〉)、パンツ(ラルフ ローレン〈ポロ ラルフ ローレン〉) 帽子(ボルサリーノ ジャパン)、ペンダント(プレインピープル丸の内〈デザイン バイ ソニア〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

巻き物風のこなれ感をもつカシミヤコートを白カットソーに合わせれば、一目おかれるたたずまいが完成します。

【2】ブラウンコート×黒ニット×ワイドパンツ

【2】ブラウンコート×黒ニット×ワイドパンツ
コート(ザ・ロウ・ジャパン)、タートルニット(プレインピープル丸の内〈プレインピープル〉)、パンツ (トラデュイール) 靴(リエート〈サントーニ〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

こっくりとしたキャメル色のノーカラーコートは、薄くやわらかなダブルフェースのカシミヤ素材。ゆったりと存在感のあるロング丈でも軽やかにまとうことができます。

【3】ブラウンファーコート×ブラウンニット×デニムパンツ

【1】ブラウンファーコート×ブラウンニット×デニムパンツ
コート(ブラミンク)、ニット・グローブ(キートン)、デニム(マッキントッシュ青山店)、ストール(チェルキ〈アンドレ マウリーチェ〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

ふんわりと毛足の長いキャメル色のラムファーコートを主役に。真冬のラグジュアリーをもっと身近に感じたいから、たっぷりとした贅沢なファーコートに、カジュアルなインディゴデニムを合わせ軽快に着こなしましょう。ファーのやわらかな質感の美しさを引き立てるため、インナーは同系色の上質ニットでなじませ、上品な印象にまとめて。

【4】ブラウンコート×ブラウンニット×ブラウンパンツ

【2】ブラウンコート×ブラウンニット×ブラウンパンツ
コート・カシミヤニット・パンツ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

テディベアのように愛らしい、ふわふわのビッグシルエット。一見、ムートンファーと見紛うこのコートは、シルク混のキャメルヘアをファーのように仕立てた、オリジナルの進化素材です。キャメルの確かな温もりと、ムートンにはない軽やかさで、手放せない一着に。このボリュームをすっきり着こなすためには、やはり全体をワントーンで統一するのが決め手に。

【5】ブラウンコート×ブラウンブラウス×ブラウンパンツ×ストール

【3】ブラウンコート×ブラウンブラウス×ブラウンパンツ×ストール
コート・ブラウス・パンツ・ストール・サングラス・靴(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ネックレス(デペッシュモード恵比寿本店〈ドナテラ・ペリーニ〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious1月号』小学館、2018年

ブランドが誇るアイコンマテリアル・キャメルのコートを主役に、シルクブラウスやベロアパンツで艶を重ねたワントーンコーデ。ショコラトリーのショーケースをのぞいたような甘美な配色に、心がときめきます。パンプスのヒールにゴールドを配するなど、さりげないディテールも完成度を高める秘訣です。

【6】ブラウンコート×黒ワンピース

【4】ブラウンコート×黒ワンピース
コート・ワンピース・バッグ・靴(フェンディ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

やわらかく、暖かなベビーキャメルを使用した、とびきり上質なコート。すっきりとしたシルエットのなかに、ドロップショルダーや、パフスリーブで今年らしいボリュームも感じさせます。黒で襟元を引き締めて、ハイヒールでエレガントにまとめながら、赤をポイントにクラシックモダンに仕上げましょう。

【7】ブラウンコート×黒ニット×グレースカート

【5】ブラウンコート×黒ニット×スカート
コート・スカート・バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、イヤリング(TASAKI〈M/G TASAKI〉)、その他/私物 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

大きめの襟が華やかなムードをもたらす、こっくりとしたキャメルカラーのトレンチ。うねが深めのコーデュロイが色の深みを高め、カジュアルな素材をノーブルな印象に導いてくれます。それでいて小粋に映るのは、腰周りをすっきりさせたシルエットの賜物です。

【8】ブラウンコート×黒ニット×黒パンツ

【6】ブラウンコート×黒ニット×黒パンツ
コート・ウールシルクの半袖黒ニット・素材の黒パンツ・ピアス(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

熟練の職人が丁寧に仕上げた、ダブルフェースのカシミヤコート。その薄さ、軽さは着ていることを忘れてしまうほど。袖口や襟の折り返し、動くたびにのぞく裏面から、コントラストも鮮やかに、しっとりとしたイエローが映えるレンガ色のカシミヤコート。実はリバーシブルなので、イエローを表に返すとグッと華やかな印象に。ベーシックなステンカラーのデザインに、程よいオーバーサイズのゆったりシルエットで、長く愛せる一着です。

【9】ブラウンコート×ベージュプルオーバー×赤スカート

【7】ブラウンコート×ベージュプルオーバー×赤スカート
スカート(ADORE)、コート(MOGA)、プルオーバー(エストネーション〈コート〉)、ピアス(トーカティブ)、靴(リエート〈サントーニ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

主役のスカートはスカートの上に、さらにもう一枚布を重ね、スリットをあしらったデザイン。歩くたびに揺れ動く様がドラマティックです。ブリックカラーを中心に、キャメル、ブラウン、ベージュを組み合わせたトーン オントーンの着こなし。秋冬らしい色を重ねたスタイリングなら、旬の気分を満喫できます。

【10】ブラウンコート×リング

【8】ブラウンコート×リング
コート(オンワードグローバルファッション〈ジル・サンダー〉)、リング(ポメラート・ジャパン〈ポメラート〉) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious10月号』小学館、2017年

季節が深まり、ひんやりとした風が吹こうとも、つねに笑顔でいたいもの。だからこそ、なめらかなシープファーとコクのあるカラーが魅せる、リッチなコートをワードローブに迎え入れましょう。コートのボリュームに負けないよう、スモーキークオーツの大粒リング『リトラット』で迫力のある手元に。濃淡ブラウンでそろえ、辛口な仕上げを。

【11】ブラウンチェックコート×グレーニット×グレーパンツ

【9】ブラウンチェックコート×グレーニット×グレーパンツ
コート・ニット・パンツ(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious12月号』小学館、2017年

8色もの異なるカシミヤ糸を複理由1雑に織り上げ完成したロロ・ピアーナの新しいファブリック、その名も『トラフォード・チェック』。職人の手作業で仕立てられるため、一枚一枚、柄の位置が異なるオリジナリティーも、見逃せないポイントです。フロントのフリンジディテールの遊びや、ゆったりとしたドロップショルダーなど、絶妙なリラックス感は、心地よい休日コートの理想形。

【12】ブラウンコート×ネイビーニット×レオパード柄パンツ

【10】ブラウンチェックコート×ネイビーニット×レオパード柄パンツ
つまみ持ちにした小ぶりのクラッチバッグにも、変形のレオパード柄を投入

レオパード柄に見せないアレンジは、優美な着映えに整えてくれます。アメリカ版『VOGUE』誌でファッションディレクターを務めるVirginia Smith(バージニア・スミス)は、花びらのようにも見える「変形したレオパード柄」をワイドパンツにあしらいました。アニマル柄特有のムードがトーンダウンして、柔和な表情が宿っています。

見るからに上質なアウターを前開けではおって、優雅な落ち感を引き出しました。変形タイプのレオパード柄は着こなしの幅も広げてくれます。

世界のおしゃれプロがお手本!旬の「ヒョウ柄」で上品エレガントな装いが正解

【13】ブラウンレザーコート×黒トップス×黒レザーパンツ

【11】ブラウンレザーコート×黒トップス×黒レザーパンツ
ハードな素材を女性らしく色付け

レセプションなどでクライアントとも顔を合わせる日のお仕事スタイルには、前を開けて着ても寒くない、ロングのレザーコートが必須。中身はオールブラックでミニマルにまとめることで、スリムな印象を残すことができます。モダンに仕上がる「レザー」や「パテント」など、ハードな素材を取り入れるときには、ダウンヘアーで女性らしさを意識することもお忘れなく!

オシャレな海外セレブはコートで始めてる。ブラウン×ブラックの美人配色

【14】ブラウンコート×ネイビーニット×黒パンツ×帽子

【12】ブラウンコート×ネイビーニット×黒パンツ×帽子
エレガントな素材選びが鍵

天候に限らずいつでも余裕あるスタイルに身を包むオシャレな海外のマダムたち。ニットやムートンなど、カジュアルダウンしやすいアイテムに目が行く極寒の日には、ベロアやヘアカーフなど、上質な素材選びで、プライドある大人の冬スタイルを貫いています。コートから素肌が出やすい襟元や袖口、足元には品良くブラック小物を合わせてカバーするなど、寒さ対策も抜群。どんなときでも意識の高さを感じさせるファッション玄人の着こなしテクニックは、今すぐ習得しましょう。

オシャレな海外セレブはコートで始めてる。ブラウン×ブラックの美人配色

【15】ブラウンファーコート×黒トップス×黒パンツ

【13】ブラウンファーコート×黒トップス×黒パンツ
毛皮をカジュアルに着る方法

例えば、ワークアウトにも立ち寄りたい休日のお出かけシーンでは、カジュアルシックな中身にあえてゴージャスな毛皮のコートをオンするのがセレブ流。上質なコートを脱いだときに感じさせる、意外なほどカジュアルなスタイルの「ギャップ」が、逆にこなれポイントなんです。ボリュームが出やすく、ゴージャスなイメージの強い毛皮のコートを着るときには、中身は極力薄手&ブラックのワントーンでまとめると、格好良くまとまります。アンバランスをオシャレに昇華させる「抜け感テクニック」です。

オシャレな海外セレブはコートで始めてる。ブラウン×ブラックの美人配色