【目次】

「合う色」は?


自然界に存在するカラーで、ナチュラルさを備えたカーキ系のスカートは、色合わせしやすいのが魅力のひとつ。まずは「合う色」をマスターして、着回し幅を広げましょう。

「黒」合わせで辛口エレガントをつくる

 

もともとドライな印象のグレーがかったカーキのスカートに「黒」を合わせれば、シックさをアピールすることができます。辛口エレガントに仕上げ、大人らしさを倍増させて。

「白」なら軽やかに仕上がる

 

ぱっと明るい「白」を合わせて、軽やかに着こなしましょう。穏やかなカラーコントラストが付くので、メリハリもクリア。

「グレー」でスタイリッシュさをアピール

 

フェミニンなスカートも、ミリタリーな趣漂うカーキを選べば格好よくきまります。さらに「グレー」を合わせれば、スタイリッシュにまとめることに成功。

「ブラウン」とのアースカラーコーデで落ち着いた表情へ

 

カーキのスカートと「ブラウン」を組み合わせると、落ち着いたアースカラーコーディネートに着地します。色の主張をあえて控えめにすることで、大人の余裕漂う着こなしに。

「ベージュ」で上品にまとめて

 

ほんのり辛口なカーキのスカートも、柔和な「ベージュ」を合わせれば上品にまとまります。ソーシャライトのオリヴィア・パレルモは、ベージュのニットプルオーバーとの組み合わせで、しなやかさを演出しました。

「カーキ/グリーン」で一体感のある着こなしへ

 

スカートだけでなく、ほかのアイテムも「カーキ」や「グリーン」といった緑系カラーで統一し、一体感をもたせて。難しそうな有彩色のワンカラーコーディネートも、くすんだカーキを軸にすれば、落ち着いた大人の雰囲気に。

「ネイビー/ブルー」で清潔感を漂わせる

 

クリーンさの漂う「ネイビー」や「ブルー」を組み合わせ、清潔感をプラス。ネイビーで上品さを倍増させたり、スカイブルーをクールな差し色として取り入れたり、あらゆる色味のブルーで思い思いの着こなしを楽しんで。

「靴」を変えて印象チェンジ


コーディネートの仕上がりを左右するのが「靴」。カーキ系のスカートをカジュアルに誘導したり、きちんと感をアップさせたり… 足元に持ってくるアイテムを変えることで、導きたい印象を叶えましょう。

「パンプス」でハンサムレディな装いへ

 

意志あるフェミニンスタイルをつくるなら、「パンプス」合わせをリコメンド。ソーシャライトのニッキー・ヒルトンは、カーキのタイトスカートにシャープな黒ポインテッドトゥパンプスを合わせ、きりっとハンサムにまとめました。

「スニーカー」で気負いないムードをトッピング

 

抜け感を宿すなら、やはりカジュアルな「スニーカー」合わせがおすすめです。歌手のアシュリー・ロバーツは、グリーン味の強いカーキ×プリーツという辛口エレガントなスカートを、スニーカーで程よくドレスダウンし、こなれ感をプラス。

「サンダル」素足を覗かせキレよく

 

程よい重厚感のあるスカートも、素足の見える「サンダル」を合わせればキレよく仕上げることができます。ヒールタイプならきちんと感がアップして、フラットタイプならちょうどいい脱力感を宿すことに成功。

「ブーツ」で辛口ムードを上乗せ

 

もともと格好いい印象のグリーン寄りのカーキは、ぴりっと辛口な「ブーツ」と相性抜群。ハンサム気分を盛り上げて、スカートスタイルをシックに着こなしましょう。

「ローファー」トラッドなシューズできちんと見せる

 

モスグリーン寄りのカーキのスカートに、トラッドな「ローファー」を合わせきれいめスタイルへと誘導。クラシカルさが高まるので、エレガントに着映えることができます。

「タイト」でシックなムードを倍増


ここからは、スカートの形別にコーディネート実例をご紹介します。「タイト」なシルエットなら、カーキと相まってシックなムードを倍増させることができます。大人に似合う実例をピックアップしました。

ニュアンス配色で柔らかく

 

ボディラインに沿ったコンパクトなトップスに、Iラインのタイトスカートを合わせてすらっと見せて。クリームホワイトとライトカーキという柔和な配色と、ニット素材の上下でしなやかにまとめました。

レザーでTシャツスタイルをモードに刷新

 

汎用性の高いカジュアルな白Tシャツも、社交界きってのファッショニスタ、オリヴィア・パレルモの手にかかればモード感満載。タイトなミニスカートとオーバーニーブーツの組み合わせは、黒の配色、そして光沢のある素材でまとめることで、ぴりっと辛口に。

素材感で軽やかさを両立

 

ジャストサイズのプルオーバーに、ロングタイトスカートを合わせてすらっと縦長に。黒とカーキというシックな配色は、シアートップスとアクティブなナイロンスカートを選ぶことで軽やかさを両立。

ボリューミィなコートにはタイトスカートがお似合い

 

ぬくもりで包み込んでくれるようなボリューミィなファーコートは、タイトスカートを合わせるとバランスアップに繋がります。ダークブラウンとのアースカラー配色で、落ち着いた、大人らしい印象を確保。

「フレア」なら辛口フェミニンに仕上がる


ふんわりとした「フレア」スカートも、カーキを選べば辛口フェミニンな仕上がりに。甘さを抑えたシックなコーディネート術をご紹介します。

王道きれいめルックに適度なスパイスを

 

ハイネックやギャザーのディテールが華やかなブラウスに、プリーツスカートを合わせてクラシカルなフェミニンスタイルを堪能。スカートは深みのあるカーキを選び、さらにメタリックゴールドのサンダルを迎えてスパイスを加えると都会的。

シャカシャカ素材でアクティブさをオン

 

かさっとしたナイロン素材のブルゾンとフレアスカートを選んでアクティブさを漂わせれば、スカートスタイルの軽やかさを倍増させることができます。辛口カーキで繋いだら、黒レザー小物を投入しシックにきめて。

深みのある配色で糖度を控えめに

 

ノースリーブトップスとフレアスカートのフェミニンスタイルも、黒、カーキ、ダークグリーンの深みのある配色で糖度を中和。暗色コーディネートながらも、ツヤのあるバイカラースカートのおかげで華やかに仕上がっています。

チュールスカートで意外性を狙って

 

ハードなバイカーレザージャケットにあえて甘口なチュールスカートを選べば、意外性が作用して表情豊かなスタイルが完成します。筒太ブーツがお似合い。

「カジュアル」程よく着崩せばこなれた印象に


次に、テイスト別コーディネート見本をお届けします。ナチュラルさを備えたカーキのスカートは、オフの日の「カジュアル」スタイルにもおすすめ。落ち着いたカラーのスカートを軸にすれば、カジュアルがラフに傾きすぎてしまう心配もありません。

ニュアンスカラーとコンフォートサンダルで軽快に

 

クリームホワイトのノースリーブトップスに、ライトカーキのカーゴスカートを合わせてニュアンスを醸せばあか抜けた印象に。足元はコンフォートサンダルで外し、気負いなく。

カジュアルパーカに辛口レザースカートを添えて

 

リラックス感のあるパーカも、光沢素材のタイトスカート合わせなら新鮮さを楽しむことができます。ライトグレーとのスタイリッシュな配色で、大人カジュアルをコンプリート。

Tシャツを大人らしく味付け

 

カジュアル代表格のTシャツは、くすみグリーンを選んで周りと差をつけて。そこにカーキのタイトスカートを合わせ、モダンさをミックス。仕上げに黒レザー小物で引き締めれば、カラーコントラストがついて良バランスです。

「きれいめ」コーデで洗練を宿して


きちんと感が必要とされるシーンでも活躍するカーキのスカート。「きれいめ」にまとめた、シックな大人コーディネートをご紹介します。

アーシーなカーキを使って凛とする

 

ショート丈のジャケットとプリーツスカートを合わせたフィット&フレアコーディネート。ナチュラルな印象を与えるカーキに黒を散らして、洗練を宿しました。スカートのシアー素材がお洒落心を満たしてくれます。

ミリタリーなカーキで格好いいオーラを放つ

 

ビッグシルエットがモードなシャツジャケットを、共布ベルトでウエストマークし構築的なシルエットを出現させて。そこにタイトスカートを合わせれば、メリハリがアップします。ミリタリーなカーキを主役にして、スカートスタイルを格好よく誘導。

ミュートカラーでまとめて余裕感を印象付ける

 

ショートジャケット、レオパードブラウスを合わせ、スカートスタイルをモードに味付け。グレーやブラウン、カーキのミュートカラーなら、落ち着いた印象が際立って余裕感をアピールできます。シューズはフラットパンプスを選び、適度な抜け感を。

カーキスカートを真っ白で挟んで切れ味のよさをプラス

 

ふわっと揺れるプリーツがエレガントなスカートは、カーキを選んでモダンに刷新。そこに真っ白なジャケットとブーツを合わせれば、キレよく整ってスタイリッシュ。ビッグシルエットのジャケットが、さらなるモード感に貢献しています。

PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香