ヨーロッパで双眼鏡が普及したのは19世紀のこと。プリズム式の近代双眼鏡がドイツで開発されたのは1893年。そして1949年に「スワロフスキー」が双眼鏡の製造を開始した。

機能・デザイン共に最高の唯一無二の双眼鏡

チャールズ皇太子も愛用! バードウォッチャー垂涎の『EL』

●1949年創業●英国王室御用達/2009年エリザベス女王/世界最高峰の精度を誇る光学メーカー「スワロフスキー・オプティック」。その双眼鏡の最大の特徴は、遠近同様の正確な色再現。写真の『EL』シリーズは、指を回してグリップできる世界初の細筒型双眼鏡として、プロのネイチャーガイドや野生動植物の調査を職業とする人々垂涎の名作。※参考商品
●1949年創業●英国王室御用達/2009年エリザベス女王/世界最高峰の精度を誇る光学メーカー「スワロフスキー・オプティック」。その双眼鏡の最大の特徴は、遠近同様の正確な色再現。写真の『EL』シリーズは、指を回してグリップできる世界初の細筒型双眼鏡として、プロのネイチャーガイドや野生動植物の調査を職業とする人々垂涎の名作。※参考商品

ヨーロッパで双眼鏡といえばドイツの「ツァイス社」のものが世界的に有名で「スワロフスキー・オプティック」は超高級品ではあるけれど、どちらかといえばマイナーな存在だといえるだろう。ただ、本国オーストリアは伝統的に狩猟が盛んな地域であり、50年以上の歴史をもつ同社の製品は当地ではよく知られた存在。

精密なクリスタル・カット技術を誇るだけに、こうした光学機器の技術も高度なものを見せているが、テクノロジーだけを形にしたような味気なさとは無縁の優雅なフォルムは、さすがに「スワロフスキー」である。トレードマークの鷹のモチーフは、生活のための狩猟ではなく、貴族のたしなみとしての狩猟というスタンスを表しているかのようだ。

チャールズ皇太子がこのブランドの双眼鏡を手にするのには、それなりの理由があると考えるべきだろう。

※2011年春号取材時の情報です。

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パイルドライバー