「つなぎ」というと「寅壱」な感じですが、

「ジャンプスーツ」というとちょっと高貴なイメージが湧いてきませんか?

ほら・・・・ほら・・・・

今回は、そんなマインドに浸れた方のみご覧ください。

つなぎ・・・じゃなくて

「ジャンプスーツ」を!

思わず大学生の時の警備員のバイトを思い出すこのルックス。

実は届いたとき、思わず頭を抱えましたよ。

「なんで俺、これ買っちゃったんだろ・・・・・?」

しかしそこはさすがに、アダムキメル

生地は軽快なコットンピケで、

ボタンはホーン。イタリア製でつくりはなかなか上質です。

そして何より、テーラードジャケットのような

ラペルがついている!

意外と着るとその気にさせてくれるんです・・・。

さあどうだ!

シャツはターンブル&アッサー、

タイはエルメスのヴィンテージ。

で、ベルトでウエストは絞ってます。

意外とクラシックミリタリーな薫りが漂う着こなしになっているのでは・・・?

評判も上々でしたよ。

そういえば映画『英国王のスピーチ』でも

チャーチルがこんなジャンプスーツを着ていたような・・・。

実は今季はこちら以外にも、エルメスがムートン製のものを、

そしてクールストラティン

グレーフランネルのもの(これほしい!)を発表しており、

そんな時代の気分も私を後押ししてくれました。

しかしつなぎの場合、難しいのがサイズ選び。

単純にズボンの丈を詰めればいいってもんじゃありませんからね。

身長168センチ、体重70キロの私が着ると、ベルトでウエストを留めないと、

どうもズルッと、ダボッとしてしまうのが悩みどころです。

ある人は私にこう言い放ちました。

「石景山遊楽園にいるド×えもんのニセモノの着ぐるみみたい」と......!

こ、これか~!!!

・・・・よし、来年はジャンプスーツ、ビスポークします!

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
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