かつて在籍していた(2003〜'06)

 

ちょい不良(ワル)ファッション誌時代、
ドルチェ&ガッバーナ
は編集部員の先輩方にとって、
いわば制服的存在でした。
 
当時はその煌びやかで
セクシーなイメージから、
自分にとって最も遠いブランドだと
思っていたのですが、

ここ数年、改めてその存在が

気になって仕方がありません。

デザイナーの生まれ故郷、シチリアからの

影響を露にしたちょっぴり土臭いスタイル。

それはまるで映画

『ニューシネマ・パラダイス』のように

地方(埼玉県)出身者の

郷愁をかき立て、

涙腺をくすぐります。

そしてテーラーをルーツにもつ

デザイナーならではの

高度な仕立て技術

が施されたスーツやジャケットは、

いわゆるブランド好きな

リッチマンのみならず、

私のような「変態」を

ワクワクさせる完成度。

これは久々に着なくてはなるまい!!

というわけで、いやー今季は

ガッチリ買いました。

シルク素材の

ボクサー柄開襟シャツ!

色違いはサッカー柄!

白の開襟シャツ

ゆったりしたシルエットが

昭和っぽくてGOOD!

ビッグサイズの

五分そでTシャツ!

これに現在お直し中の

ボーダー柄パンツを合わせると、

一挙5着入手です!

どれも洗練されすぎず、

まるでアーネスト・ヘミングウェイが

着ていたかのような

クラシックかつ無骨な風情・・・。

この男っぽさがたまりません!

古着のチノパンなぞに合わせると、

さぞかし格好いいでしょう。

そして、ドルチェ&ガッバーナというブランドを

食わず嫌いしている洋服好きな皆様にも、

ぜひその本当の魅力を味わってもらいたいものです!

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
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