N.Y.に飛び切りお洒落な

ショップスタッフがいるというハナシを聞きつけ、

会いに行ってきました。

向かったのは五番街にある

TOMMY HILFIGER

言わずと知れた、

アメリカンカジュアルのビッグブランド。

こちらはその総本山です。

クリスマスセール真っ盛りの繁忙期にも関わらず

快く私を迎えてくれたのは、

Jerome Brooks.Jr.

ジェロームくん!

そのお洒落っぷりは彼の名前を検索して、

FBやHPの写真をご覧あれ。

とても朗らかなジェントルマンです。

まずは彼に、店内を案内してもらいましょう。

「この秋冬のトミーは

BACK TO SCHOOLがテーマ。

写真はデニムでつくったタキシード。

このようにクラシックなものに

ツイストをかけるのがトミーのスタイルの特徴。

最近はヨーロッパの影響で

テーラリングウエアはよりスリムになっているね」

店内に飾られたポップなオブジェなども、実に楽しい。

メンズプレシャス的な見所は、

2Fのテーラーリングコーナーでしょうか。

僕も大好きなローファーも展開。

ジェロームくんが着ていたタキシードジャケットも。

ウィメンズには、こんなにシックなものも。

ウィメンズのコレクションラインはなかなか高級ですが、

メンズであったら着たい!と思わせるアイテムも多数。

子供服もカワイイな!

一見トミーの洋服と思いきや、こちらはヴィンテージ!

「N.Y.では専門のチームが選んだ

ヴィンテージも展開している。

ここには、いつかトミーがつくる服も

ヴィンテージになってほしい、

という意味が込められているんだよ」

メンズでは、ペンドルトンなどの

チェックシャツなどがありました。

お店をチェックしたあとは、

ジェロームくんの着こなしや

パーソナルなお話を伺いました。

それにしても、

もちろん全身トミーを着ているのですが、

実に着こなしがシャープで、ビビッド。

足元には、トミーがインディペンデントな靴デザイナーと

コラボレートした、ハンドメイドのウイングチップを。

ビビッドなオレンジカラーの靴下が実に小粋!

ドレスシャツの裏地に配されたチェック柄を

際立たせるべく、まくりあげたり。

タキシードジャケットの襟裏の花柄を覗かせたり。

ベルトにもちょっと鮮やかな色味を使ったり・・・。

いい意味でトミー・ヒルフィガーのイメージを覆すような、

彼のドレッシーで洒落っ気あふれる着こなし。

そこには、

本業はアクター&ミュージシャン

だという彼のパーソナリティーが影響しているようです。

「五番街のトミーには世界一のセレブや、

デザイナーのトミー本人も来ることが多いから

決してファッションには気が抜けない」

「そして大都市N.Y.では、

今日の6時にプラザホテルでパーティ、

なんてシチュエーションがざらにある。

だからいつ誰に会ってもいい印象を与える必要があるし、

自分のベストを常に発揮する必要があるんだ。

もちろんトミーのチェックにも備えなきゃね(笑)」

休日はオーディションを受けるなど

忙しい毎日を送っているジェロームくん。

「トミー・ヒルフィガーは元々ロックスターのために

洋服のデザインをはじめたことから

スタートしたブランド。

だからアーティストの活動に対して、とても協力的なんだ」

と誇らしげに語ります。

聞けばN.Y.のショップスタッフには、

彼のようにエンターテインメント業界での

成功を目指す若者が非常に多いのだとか。

その影響もあるのでしょうか。

ここ五番街のショップスタッフたちは、

みんなフレンドリーで笑顔が素敵。

そしてコミュニケーション能力に長けた

エンターテイナーだったような気がします。

チャンスはどこに転がっているか分からない。

そのチャンスに備えて

誰もが自分のベストを常に発揮するために

情報を求めて、

お洒落して、

自分を磨く・・・。

もちろん過酷な環境かもしれませんが、

そんな人々が集まっている街が

面白くないわけがありませんね。

いつかこのブログがお宝化するかも? 

皆様、

Jerome Brooks.Jr.

この名前をお見知りおきを!

PS.

トミーではチェックのシャツをいっぱい購入。

ウディ・アレンスタイル、

N.Y.で完成!!

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
TAGS: