強さと優しさを兼ね備えた理想の休日スタイル
英国アウターにパリのエレガンスを添えて|ラベンハムのキルティングコート
1990年代に一大ブームとなったキルティングコートに、改めて注目を! キャメルやカーキといったアースカラーをベースに、ビビッドなイエローを差し色に使った着こなしが、パリっぽいエレガンスを漂わせる。
ハードアウターは暖色の差し色で優雅さをプラス|バブアーのモーターサイクルコート
無骨さを地でいくバブアーのモーターサイクルコートこそ、配色で差がつくアイテム。ニットやマフラー、千鳥格子のパンツにいたるまで暖色系の差し色を効かせることで、コートのハードさを抑え、紳士のスタイルにふさわしい優しさを演出しよう。インナーにムートン製のベストを合わせるのも、着こなしのウォーム感を高めるテクニック。
伝統の英国アウターも今季ならこんなビビッドカラーを|マッキントッシュのゴム引きコート
ゴム引きコートといえば英国の伝統的アウターだが、ビビッドなオレンジカラーをまとったものは、フレンチトラッドの象徴としても名高い。クラシックなジャケットスタイルの上にはおれば、たちまちパリの洗練が全身に宿る。
トレンチのミリタリー感を打ち消すタートルニットの洗練|アクアスキュータムのトレンチコート
トレンチコートをパリっぽく着こなすなら、ブラックの千鳥格子柄ジャケットと、スラックスに限る。インナーはブラックのタートルネックニットでとことんモノトーンにこだわってもよいが、より洒脱にいくならターコイズカラーを選び、インナーにスカーフを効かせよう。
軽やかなドレープ感が着こなしをモダンに|ベルヴェストのダブルフェイスコート
同じテーラードコートでも、カシミヤのダブルフェイス生地を使ったものなら、より軽快な印象。はおるだけで現代のトラッドスタイルへとアップデートしてくれる。
フレンチトラッドを代表するカラーダッフルという選択肢|コービーファクトリーのダッフルコート
パリ紳士の風情を漂わせるなら、ダッフルコートは色もの、しかもヘリンボーン織りを選ぶに限る。たとえばホワイトのダッフルにビビッドカラーの差し色を効かせれば、こんなにも知的で優雅なトラッドスタイルに。
ドレスの要素を加えて都会的なコーディネートに|シーラップのM-65風ブルゾン
気どらないカジュアル感に再評価の機運が高まる、いわゆるM-65系ブルゾン。ときに無骨に陥りがちなこちらは、ウールのスラックスやベストで都会的な洗練を、ビビッドなストールで成熟した知性をアピールするのが着こなしのコツだ。
イタリアンダウンの名品を英国トラッドの流儀で着こなす|ムーレーのダウンコート
上質なカシミヤ生地を使った、ムーレーのラグジュアリーダウン。シックなアースカラーは同系色で調和させるのが定石だが、あえてイエローのニットを効かせて、英国トラッドの流儀で着こなすのが、この冬の気分である。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2018年冬号、アウター&コートぬくもりの名品より
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- クレジット :
- 撮影/熊澤 透(人物)スタイリスト/櫻井賢之 ヘア&メーク/MASAYUKI (the VOICE)モデル/Marcelo 構成/山下英介