冬、一枚あると重宝するストールの巻き方と、そのスタイリングをピックアップ。大判、厚手、ファーストールのカジュアルな巻き方、結婚式などフォーマルなシーンでの巻き方を、一挙にご紹介します。

【目次】

大判ストールの巻き方


【1】ジョンストンズのチェック柄大判ストール×ベージュコート

トラッドを意識してオフスタイルをハンサムに着こなすのも大人の選択
コート(カオス丸の内〈カオス〉)、ワンピース(ブラミンク)、ストール(エストネーション〈ジョンストンズ〉)、ネックレス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ・靴(トッズ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

真冬の休日にぴったりな、品のあるリラックス感をカジュアルに求めるなら、ニットのロングワンピースを選択。コートはトレンドのマキシ丈だから、最良バランスが実現できるのも魅力。さらにコンビローファーや大判のチェック柄ストールをゆるい巻き方で合わせ、大人かわいいトラッドスタイルを意識したい。

【2】エルメスのチェック大判ストール×黒ニット

ウォーミーなチェック柄を艶やかなレザースカートがシャープに引き締めて
ニット(wb)、スカート(Vince 表参道店)、ストール(エルメスジャポン)、ピアス・ブレスレット(ウノアエレ ジャパン〈ワンエーアールバイウノアエレ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、タイツ(ステッラ〈ピエールマントゥー〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

ダークトーンの装いに華やぎをもたらす、タータンチェックのカシミヤ大判ストール。温かな風合いは、黒レザーのクールな表情と好対照。巻き方のおすすめはチェック柄が際立つようにふんわりと。印象の異なる素材を組み合わせることで、メリハリが生まれ、絵になる着こなしに。

【3】フェンディの大判ストール×黒ミンクジレ

月2回のペースで通うなじみのネイルサロンで今年最後のメンテナンス
コート・ニット・パンツ・バッグ『ピーカブーエッセンシャリー』・別売りのショルダーストラップ・靴(フェンディ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

トラベルミンクのジレはにニットを合わせた、上品カジュアルには、FFロゴのニットストールをポイントにすべく、ぐるぐる巻きに。

【4】アクリスの大判ストール×グレージュコート

大判シルクカシミアの軽やかなボリューム感がリッチなアクセントに
コート(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ストール(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ニット(コロネット〈エアロン〉)、スカート(ストラスブルゴ〈ザ ハイアリン〉)、バッグ(イーストランド〈マンサー・ガブリエル〉)、靴(エストネーション〈チェンバー〉)、ネックレス(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、グローブ(アマン〈アルポ 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

ヘアカーフ素材の黒タイトスカート×グレージュコート。それらの色をつなぎ、エレガントに導くのがホワイトたっぷり目のモノトーンストール。首周りにふんわりとボリュームをもたせた巻き方にして、視線を上に。

ストールのカジュアルな巻き方


【1】ピノロッソの紫ストール×キャメルコート

温もりのある美しさと幸せ感を高めるキャメル×プラム
コート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ニット(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、パンツ(ロンシャン・ジャパン)、ストール(チェルキ〈ピノロッソ〉)、グローブ(東レインターナショナル〈セルモネータ・グローブス〉)、バッグ(ピエールアルディ 東京)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

ベルベットパンツやカシミヤストールなどの、上質素材を使ったプラムカラーのアイテムには、キャメルが相性抜群。キャメル色のコートがもつ温かな美しさを引き出してくれます。ストールの巻き方はふんわりめにして仕上げると、こなれた印象に。

【2】アンドレアスのブルー柄ストール×ブルージャケット

大勢の方と会うミーティングでは、爽やかさと華やかさを程よく両立させて
ジャケット(キートン 銀座店〈キートン〉)、ニットのインナー(アクリスジャパン)、パンツ(ストラスブルゴ〈インコテックス〉)、ストール(和光〈アンドレアス〉)、バッグ(和光〈サック ドゥ タン〉)、靴(ラルフ ローレン〈ラルフ ローレン コレクション〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

パンツに苦手意識があっても、きれいな細身のパンツなら抵抗なく、タイトスカート感覚ではけるはず。淡いグレーのパンツがジャケットの強い色を品よく和らげ、パンツスタイルだけど女性らしい。ジャケットと相性のよいきれいなブルーのプリントのストールは、軽く巻くだけの巻き方でじゅうぶん映えます。

【3】ベグ アンドコーの黒ストール×ブルーチェックコート

旬顔のチェック柄コートで上品なインパクトを。絵になるオーラを放って
和光のコート・ニット・ピアス・M-filのパンツ・ベグ アンドコーのストール・ジョルジュ・モランのグローブ・マウロ・ゴベルナのバッグ(和光) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious12月号』小学館、2018年

2018年秋冬のトレンド、チェック柄を配したウールカシミヤのコート。コート以外をオールブラックでまとめ、チェック柄を際立たせて仕上げれば、辛口の女性らしさが引き立って。ストールの巻き方は、アクティブかつカジュアルな雰囲気が漂う感じに。

【4】ブルネロ クチネリの白ストール×グレーニット

ほんの少しきちんと感が欲しいときは白シャツの力を借りて
ニット・靴(イレブンティ)、カシミヤストール・パンツ(ブルネロ クチネリ)、シャツ(ジル サンダー)、サングラス(ロンハーマン)、バッグ(エルメス)、ファーベスト(オーダー品) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

グレージュ×グレーの微妙なグラデーションに白ストールを効かせることで、全体がくすまずに、きちんと感もアップ。ストールの巻き方は、凝り過ぎずカジュアル巻きに。

【5】アンドレマウリーチェの白ストール×白パンツ

白のカシミアニットストール
コート(ヘルノ・ジャパン)、ニット(三喜商事〈アニオナ〉)、パンツ(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉)、ストール(チェルキ〈アンドレマウリーチェ〉)、帽子(ウールリッチ 表参道店)、グローブ(wb)、バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、靴(ハイブリッジインターナショナル〈Amb〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious2月号』小学館、2018年

グレーから白のグラデーションカラーで、リッチカジュアルにまとめた冬の着こなし。しなやかなニットストールの巻き方は、コンパクトにまとめて巻くとおしゃれ感がアップする。

厚手&ファーストールの巻き方


【1】ロロ・ピアーナのストライプ厚手ストール×ブルーコート

最高に贅沢なベビーカシミアのニットコートが冬旅の移動を快適に!
リバーシブルコート・カシミヤニット・パンツ・カシミヤストール・バッグ・靴(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店)、スーツケース/私物 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

至福の肌触りに酔いしれるベビーカシミヤを、リバーシブル仕立てにしたニットガーメントのコート。ロング丈なのに驚くほど軽い着心地と抜群の暖かさで、冬には最適な一着に。ネイビーにオレンジを効かせた鮮やかな配色のストールを合わせるなら、巻き方はスタンダードに巻いて、両サイドから垂らして。

【2】ピノロッソの白厚手ストール×デニムパンツ

ラフになりがちな休日カジュアルもジャケットコートなら上品
コート(ストラスブルゴ〈ラルディーニ〉)、ニット(ebure〈ebure〉)、デニム(ヤコブ コーエン GINZA SIX)ストール(チェルキ〈ピノロッソ〉)、バッグ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、靴/オーダー価格(J.M. WESTON 青山店) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

デニムパンツでもきちんと感を意識したい時は、ジャケット感覚で着こなせるコートが大活躍。グレーニット×デニムという一見地味な着こなしも、トラッドな白のストールを巻くだけで華やぎが出てくるから不思議。

【3】ジョンストンズのカーキ厚手ストール×ベージュベスト

カジュアルなシーンだからこそ、上質素材と色合わせが決め手に
ダウンベスト(イレブンティ)、トップス・スニーカー(ブルネロ クチネリ)、パンツ(バンフォード)、ストール(ジョンストンズ)、バッグ(エルメス) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious2月号』小学館、2018年

スポーティな印象が強い、グレージュ×アースカラーのコーデ。上質な素材を重ね、ストールなどの撒き方もちょっとしたニュアンスを加えることで、大人の上品なカジュアルが完成します。

【4】CHIE IMAIのファーストール×グレージュコート

穏やかなグレージュグラデーションを優美にカッコよく!
コート(カオス丸の内〈カオス〉)、パンツ(エストネーション〈エストネーション〉)、ファーストール(CHIE IMAI)ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ロンシャン・ジャパン)、グローブ(東レインターナショナル〈セルモネータ・グローブス〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

淡いベージュからサンドベージュへと、優しい色を少しずつ重ねた着こなしに、さらにボリューミーなファーストールを一巻きで加えたら、一歩進んだリッチなグレージュグラデーションが完成。共布ベルトをキュッと巻いて、余裕が漂うエレガントな装いを楽しんで。

【5】アニオナのグレーファーストール×グレーニット

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フーデッドジレ・リブニット・パンツ・ストール・グローブ(三喜商事〈アニオナ〉)、バッグ(八木通商〈ダニエル&ボブ〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/崇髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

濃淡のグレーのカシミヤニットを贅沢に重ねたレイヤードスタイルは、おしゃれを熟知した大人の女性の真骨頂。さりげなくちりばめられたミンクファーも心憎いばかり。グローブとおそろいのカシミヤニットストールは、ミンクファーをライン状に編み込んだデリケートなデザインが映える巻き方で。

【6】フェンディの黒ファーストール×黒コート

昨日でご挨拶回りも終え、オフィスの大掃除で2018年の仕事納め
コート・ストール・バッグ『セレリア ピーカブー』・チャーム・ブラウス・パンツ(フェンディ ジャパン)、ピアス/私物 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

シンプルなファーストールの巻き方は、軽く一巻きが基本。それだけでボリューム感のある華やぎを添えたコートスタイルに。

【7】フェンディのファーストール×白ニット

ハウスクリーニングを頼んで朝から自宅の大掃除。夜は映画館で最新作を鑑賞
ニット・パンツ・ストール・バッグ『ラナウェイ』・別売りのブルーのハンドルストラップ・靴(フェンディ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

伝統的なインレイ手法で、グレーに黒と白のファーを少量ミックスした、ボリューム感のあるフォックスのストールは、軽くひと巻きしてシンプルスタイルのキーアイテムに。

結婚式でおすすめのストールの巻き方


【1】フェンディの黒ファーストール×ネイビーワンピース

営業・広報支援で携わるパティスリーの顧客イベントを開催
ストール・ワンピース・バッグ『ミニ ピーカブー』・靴(フェンディ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

ひざ下丈の上品なネイビーワンピースで、結婚式二次会会場へ。軽く一巻きした黒のファーストールとネイビーのワンピースとの色合わせがシック。魅力的なバッグをアクセサリー感覚で添えて、華やかさを演出。

【2】トラデュイールのフォックスファーストール×黒ワンピース

フォックスファーで単調な着こなしにドラマが生まれて
コート(ストラスブルゴ〈ラルディーニ〉)、ワンピース/銀座限定(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、サングラス(TAKA ROCK〈クレア〉)、ストール(トラデュイール)、グローブ(キートン銀座店)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーククロス〉)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

ジャケットコートの襟元へのボリュームのあるファーストールの巻き方は、ふわっとシンプルに。アウターを脱いでも華やかさはキープできる、結婚式向きのコーディネートです。