とあるラグジュアリーブランドの
ファクトリー取材で、イタリア・アブルッツォ州の
小さな村まで来ております。
歴史のある風光明媚な場所ではあるが、
あまり観光地化はされておらず、
特にわれら東洋人の姿は皆無。
この村の人々はちょっと変わったわれわれ客人を
暖かくもてなしてくれました。
とても素朴だけれど、決して貧しくはないし
むしろ豊かな生活を送っていることを
うかがわせる、この村の人々。
洋服屋なんてあまりないけれど、
男たちがしっかり格好つけているところもいい。
もちろんイタリアにも荒れている地域なんて
無数に存在するのですが、
こういう素朴な豊かさ、装うということが日常に染み付いている
イタリア文化を目の当たりにすると、
格差社会がどんどんと進行している日本社会に
思いを馳せざるをえません。