一昨年にはじめて出合って、今やワードローブに欠かせない存在になっているマーガレット・ハウエルのリネンTシャツ。ジョン・スメドレーの海島綿もいいけれど、ボディラインがバッチリ露わになってしまうので、体に自信がないときはちょっとしんどい。ご飯を食べた後は、お腹を引っ込めたりしてね。
というわけで、今の僕にはシャキッとしたシャツ地が落ち着くのです。
中でもマーガレット・ハウエルのリネン生地はサイズ感といい、シワの入り具合といい絶妙。現在白いのを2枚、ネイビーを1枚所有しています。

今季は、そんなリネンTシャツになんと襟がついたというから見逃せません。つまりリネンのシャツ生地のポロシャツなわけですが、とてもよかったので2色買いしちゃいました。

もちろん裾を出して着てもいいのだけれど、Lサイズを選んでハイウエストのパンツにタックインすると、生地のたまり具合がなんともエレガントに見えてきます。この夏は、ジョルジオ・アルマーニのキュプラ素材のワイドパンツと合わせて着ようかと思っています。リネンのザラザラとキュプラのテロテロのコントラストは、さぞかし気持ちいいでしょう。

ちなみにマーガレット・ハウエルのリネンTシャツはファッション業界人の中にも愛用者が多いのですが、この「白のスケ感」をどう捉えるのか、よく話題にのぼります。要するに気になる人は下にTシャツとかタンクトップを着ているわけですね。僕はそんなの気にせずに素肌に1枚で着ちゃっていますが・・・。だってせっかくのリネンの肌触りを、タンクトップなんかで邪魔しちゃもったいないでしょう? ちなみに最近の若い子がTシャツの下にタンクトップを着てるの、すっごく苦手!

僕の「白」のボーダーラインは、こんな感じです。 
●ヘインズの白Tシャツ→微妙
●ラコステの白ポロ→着られる
●スメドレーの純白海島綿ポロ→絶対ムリ

そんな僕の感覚でいうと、リネンの透けはアリ、となります。みなさんはいかがですか?

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。