メンズプレシャスの仕事をしていると、

往年伊達男たちへの思いがどんどん深まっていきます。

ウィンザー公のニッカスーツ。

ジャン・コクトーのカバーオール風ジャケット。

ノエル・カワードのドレッシングガウン・・・。

彼らの特異な美学が詰まったワードローブには、

時代を超越した魅力が詰まっていますね。

その中でも、今私が注目しているのはこちら。

ウィンストン・チャーチル

ジャンプスーツです!

不屈の男、チャーチル。

政治家、文学者としての溢れんばかりの才能と同時に

いいものを選び抜く審美眼も凄まじいものがあります。

そのあたりはよくメンズプレシャスでも紹介していますが、

その彼がしょっちゅう着ていたのが

ターンブル&アッサー製のジャンプスーツ=つなぎなのです。

(欧米ではSIREN-SUITというみたいですね)

この自信。この余裕。たまりませんね!

ということで、そんな彼のつなぎを現代に再現しようと

ただいまビスポーク中!

手がけるのは私のブログではおなじみの

平林洋服店さんです

ここ1年、アダムキメルやトラサルディで

ジャンプスーツを買ってきましたが

その弱点とは、なんと言っても太って見えることに尽きます。

(まあ実際アレなんですけど)

チャーチルほどに解脱できていない僕は

こんなマーティンソン社のチャコールグレーの

チョークストライプ生地で、

印象をちょっとでも引き締めようと。

味わいある杢感がいいですね。

で、早くも仮縫い!

着用時の写真はまだ秘密にしておきますが、

楽しみになってきましたよ。へへへ・・・。

ターンブル&アッサーのシャツ、

ボウラーハット、

チャーチのモンクストラップ

あたりで、こってり固めてもよさそうだなぁ・・・。

折しも表参道の眼鏡屋ブリンクベースで、

チャーチルが愛用していた眼鏡ブランド「ディキシー&サンズ」から、

チャーチルモデルの丸眼鏡が入荷したという一報を聞きました。

コスプレ度高くなりますが、これもぜひ入手して、

現代のチャーチルスタイルを極めたいですな!

では、完成したらまたアップします!

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
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