ここ数年の我慢のときを経て、レストランでの食事を楽しめる機会も増えてきたこの頃。東京のレストランシーンにも新しい名店が次々と誕生しています。『Precious』3月号・別冊付録『最旬「東京モダンレストラン」17』では、2022年オープンの新店を中心に、美味しいもの好きが通っているお店17軒をピックアップ。

今回ご紹介するのは、フードライター・小石原はるかさんがおすすめする、茅場町の「ホッパーズ」です。

おすすめしてくださったのは…小石原 はるかさん
フードライター
健啖でマニアックな気質から食の世界にハマり続け、いつしか文筆業に。食以外のトレンドにも精通し、日常を楽しむ視点でのレストラン評も人気。著書に『東京最高のレストラン』(共著/ぴあ)など。

ホッパーズ[茅場町]|ここでしか食べられないモダンスリランカ

スパイスカレーの名店「スパイスカフェ」店主・伊藤一城さんの2店目は、クリエイティブな町として注目の日本橋兜町。「ハレの日のスリランカ料理」をテーマに、日本の食材を使った“モダンスリランカ料理”という新しいジャンルを提案している。

現地の国民食である「ライス&カレー」は、多彩なカレーや副菜が10種類! さまざまな味や食感があり、野菜もたっぷりでバランスがいい。好みで混ぜながら食べると、甘辛のループで止まらなくなる。サービスの白湯には胃腸の働きを助けるカルダモンが入っていたりと、味わううちに体が整うかのよう。

「世界初(?)のモダンスリランカ。品のある味はナチュラルワインに合う!」(小石原さん)

レストラン_1,東京_1
ライス&カレー

ハレの日をイメージした「ライス&カレー」。上から、ナスのモージュ(和え物)、ピクルス、レンズ豆のカレー、ケールのサラダ、ココナッツフレークのふりかけ、ポークカレー、いんげんのスパイス炒め、じゃがいものスパイス炒め、パパダム(揚げせんべい)、大根のココナッツカレー。

ご飯は赤米、バスマティライスとあきたこまちをブレンドした2種。陶芸家・shiiboさんの器もシック。

レストラン_2,東京_2
前菜の盛り合わせ

前菜の盛り合わせ。上から、「ワダ」(豆のドーナツ風)、現地の屋台スナック「エッグホッパー」のミニサイズ、粥のような「パセリのコラキャンダ」、ディップをのせた「ロティ」(パン)、スパイスで煮た「牡蠣のアンプルティヤル」。

レストラン_3,東京_3

伊藤さんと、スリランカ人シェフのラサンタさん。

「ホッパーズ」の推し酒

酒_1,ワイン_1
新潟「ドメーヌ・ショオ」の『励ましてくれてありがとう』

新潟「ドメーヌ・ショオ」の『励ましてくれてありがとう』は国産メルローの赤ワイン。土の香りやだし感のある風味がライス&カレーと合う。

※掲載価格は、すべて税込みです。
※掲載している料理や商品は、時期によって変更となる場合があります。
※定休日や営業時間など、最新情報は各店舗へお問い合わせ、またはHPやインスタグラムをご参照ください。

問い合わせ先

  • ホッパーズ(リンク先インスタグラム)
  • ’21年12月オープン。
  • 営業時間/11:30〜14:00(L.O.)、18:00〜20:30(L.O.)
  • 定休日/水曜
  • 料金/夜のコースは¥6,600(要予約)。アラカルトあり。
  • 席数/テーブル5卓10席。
  • TEL:050-3201-4010
  • 住所/東京都中央区日本橋兜町7-1 KABUTO ONE 1F

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PHOTO :
長谷川 潤
EDIT&WRITING :
松田亜子、安村 徹(Precious)