「グレーヘアのおかげで、シンプルな黒が新鮮に見えるように」
もともとワードローブのなかにタートルネックや
クロップドパンツなどの、黒のベーシックアイテムが
必ず存在していました。便利で頼れる色ですが、
無難だから黒を着ている…という印象にならないよう
コーディネートには工夫が必要だと考えていました。
そのため、異素材合わせを試みたり、
小物に差し色を効かせてみたりと、
さまざまトライしてきたつもりです。
それが今年の春、このワンピースを試着したとき、
あれ、黒の見え方が今までと違う…と感じたのです。
布帛のノースリーブワンピースの上に、
ニットのボレロを重ね着しているように見える
少し遊びのある一着ですが、そのデザインの
存在感だけではないみたい…と、おなじみの
ショップスタッフの方と話をしているうちに、
そうか、髪色が変わったからだ…と腑に落ちました。
白髪を染めず、茶系のポイントカラーを入れることで
髪全体が明るく軽くなり、ニュアンスが出ました。
すると、髪と服との間にコントラストが生まれ、
全身一色でまとめても単調にならず、
黒を引き立ててくれるようなのです。
シンプルな黒が映えるという、予想していなかった
グレーヘアの効果…これから黒が増える季節、
実際の着こなしで検証してみたいと思います。
「新しい習慣は、グレーヘアに艶を与えるブラッシング」
グレーヘアにしてから始めたことに
ブラッシングがあります。
長らくショートカットだったこともあり、
ブラッシングの必要性を感じなかったのですが、
頭皮のかゆみに悩まされるようになり、
ヘアケア剤を幾つか変えても治らないことから、
ブラシのマッサージ効果に期待を抱きました。
名品と名高いいくつかのブラシのなかから、
ループ状のピンが特徴の“アッカカッパ”を
選びました。一見、髪がからみそうに見えますが、
これが使ってみるとまったくからまず、抜けず、
なおかつ程よい弾力性があって、
実に気持ちがいいのです。
さまざまな方向からブラッシングをした後、
ポンポンとブラシで頭皮を軽くたたいて終了。
これだけでリラックス効果が得られるようで、
今では就眠前の儀式になっています。
頭皮のかゆみへの効果は、まだ観察中ですが、
徐々に髪に艶が生まれてきたようです。
グレーヘアが素敵…とお見受けしている方たちは、
皆さん髪が、しっとり艶やか。
きちんとお手入れしているんですよ…という
印象を保つことも、グレーヘアを楽しむために
欠かせないのだと、ようやく気がついたしだいです。
(写真/エディターF&J 文/エディターJ)
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