「Patou」洗練を極めたモダニティ
旬を感じるデザインと構築的なシルエットで魅了する「パトゥ」。存在感ある佇まいを演出する秋冬コレクションは、上質ななかに程よい抜け感が宿る洗練されたものばかり。パリで発表されたばかりの最新作の速報と共にお届けします。
立体的なシルエットで魅せる、デニムスタイル
張りのあるデニム生地で仕立てたシャツは、トレンド感のあるショート丈。コクーンシルエットやゆったりとしたボリューミィな袖、大きめのカフスなど、随所に個性が感じられるデザイン。同素材のハイウエストに仕上げたワイドパンツと合わせて、スタイリッシュな着こなしを。
端正だけでは終わらないインパクトあるボウブラウス
コットン素材の白シャツは、首元に配した大きめのボウがアクセント。スタイリングに合わせて結び方をアレンジすれば、ビジネスからパーティまであらゆるシーンに活用できる。ショルダー部分にギャザーを加えることでふっくらと仕上げた袖が、華やかさをアップ。大きめにカットされた袖口から、手首をちらりとのぞかせて。
幾何学的なフォルムが新鮮なアイコンバッグ
JPモノグラムに着想を得た丸みのあるフォルムが目を引く半円形バッグ。グラフィカルにカットされたフラップを開けば、中はコンパクトでありながらも必要なものはしっかりと収まるサイズ感。ストラップは長さ調整が可能なので、ハンドやショルダー、クロスボディなど、着こなしに合わせてアレンジを。
大人にこそマッチする優美なチェック柄
ダブルジッパーのブルゾンは、ブラウンの濃淡で表現したチェックプリントが印象的。ドロップショルダーのボリュームのある身頃に対して裾と袖口に大きめのリブを配することでメリハリあるシルエットに。マーメイドラインのロングスカートが動くたびに軽やかに揺れて。
クラシカル&モダンを体現するチェスターコート
立体的なシルエットに仕上げたブラックのチェスターコートは、暖かな厚手のウール仕立て。丸みのある大きめのボタンと袖に配したブランドロゴがモダンなアクセントになったデザイン。胸元に大ぶりなチェーンネックレスをコーディネートすることで、ミニマルなコートスタイルにエッジを効かせて。
フリーアナウンサー・雨宮塔子さんがレポート!「パトゥ」の2025年春夏コレクション速報
2024年6月にパリで開催された、「パトゥ」の2025年春夏コレクション。ショーを訪れた雨宮塔子さんが、陽光降り注ぐガーデンで行われたロマンティックなショーの様子をご紹介します。
雨宮さんはショー当日、「パトゥ」のトレンチ風ワンピースを着用。グラフィカルにカットされた袖と大ぶりのチェーンブレスレットでモダンな印象に。
クリエイティブ・ディレクター、ギョーム・アンリが手掛ける「パトゥ」の’25年春夏コレクションはローズがテーマ。鮮やかな緑が広がる中庭を舞台に発表されたのは、白やネイビー、ブルーを基調とした1960年代のムードが漂う洗練されたルックの数々。
ショーを訪れたパリ在住の雨宮塔子さんは「以前からパリのギャラリー・ラファイエットの店舗はチェックしていましたが、ショーを拝見したのは今回が初。ブランドが本来もつフレッシュな魅力は保ちつつも、今シーズンはマチュアな女性にこそマッチするシックでエレガントな雰囲気が加味されていると感じました」とコメント。上品なカラーリングと遊び心ある構築的なシルエットで見事にローズの真髄を表現した、特別感のあるショーとなりました。
リアリティとモードが融合する軽やかさが宿るコレクション
ボリューミィなタフタ素材で仕立てたリトルブラックドレスは、スタイリッシュなホルターネックと流麗なドレープが美しい一着。
金ボタンをあしらったホワイトのワンピースがファーストルックとして登場。パワーショルダーとビッグサイズのネイビーの襟がモード感を演出。
ショーのなかで最も雨宮さんの目を引いたのは、ジャケットにバルーンシルエットのショートパンツを合わせたスタイリッシュなルック。スタイリングのアクセントとなるサングラスは、「バートン ペレイラ」とコラボレーションしたもの。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 中村さん/宮崎裕介(SEPT)、雨宮さん/Marie Hennechart
- STYLIST :
- 中村さん/伊藤美佐季
- HAIR MAKE :
- 中村さん/ヘア:SHOTARO(sense of humour) メイク:NOBUKO MAEKAWA(Perle)、雨宮さん/ヘア:Kazue Deki メイク:ITANO Megumi@CALLISTE
- MODEL :
- 中村アン、雨宮塔子
- EDIT :
- 池田旭香
- コーディネート :
- Hiroko Suzuki
- WEB構成 :
- 松野実江子(Precious.jp)