生まれたてのヴィーナスのような極上のハリと弾力、そして生命力満ちあふれた美肌へと導く、ドゥ・ラ・メールの最高峰スキンケアライン「ザ・ジェネサンス ドゥ・ラ・メール™」。その魅力を美容ジャーナリスト齋藤 薫さんが紐解きます。

海の持つ神秘的なパワーが生まれたてのヴィーナスのような肌をつくる

ザ・ジェネサンス ドゥ・ラ・メール™  コレクション
ザ・ジェネサンス ドゥ・ラ・メール™  コレクション

「ヴィーナスの誕生」と名付けられた絵画は、数多く存在するが、多くは海の中から生まれ出るヴィーナスの姿を描いたもの。生まれたての美しさのみならず、海の中で育まれた生命の高貴な美しさが本当にまぶしい。

そもそもヴィーナスが海から生まれたというストーリーも、天の神が海に落とした命の源泉が、大いなる海をひとつの子宮としてヴィーナスを生み出したというギリシャ神話からなる。

無垢なヴィーナスが、すでに官能的でもある伸びやかな肢体で恥じらうようにたたずむ姿こそ、「清らか」から「妖艶」まで、あらゆる美を凝縮したもの。

私たち女性が、心のどこかで海という神秘が生む美しさに対し、言い知れない憧れを持っているのは、そのせいなのかもしれない。

そもそも人類の祖先も、海の中から生まれてきている。私たち人間が、ほとんど本能的に水のそばに身を置いていたいと思ったり、さざめく波の音に無性に心惹かれたりするのは、そうした悠久の昔からの「生の記憶」が、DNAに組み込まれているからなのではないだろうか。

海への憧れと、海への懐かしさ。もっと言うなら、偉大なる海への畏怖。これらがないまぜになった大きな感情が私たちにはあって、だから海は人間にとって、まったくもって「とてつもない存在」なのである。

海のミラクルを美しさに変えた世紀のブランド「ドゥ・ラ・メール」

実はコスメ界においても、化粧品の未来を左右するのは「海」であるといわれている。

どういうことかといえば、20世紀までのスキンケア効果を支えてきたのは、いうまでもなく地球の大地が生んだ植物たち。この陸の生物の種類は、植物から人間まで約100万種類といわれるが、これに対して海の生物は約1000万種類。海がどれだけ偉大で広大かを物語る。

そこは未知なる恵みの宝庫なのだ。とりわけ美容成分としての海洋植物は、まだほとんど未開拓。無限大ともいえる知られざるパワーが、巨大な海に息づいている。それこそ、植物成分の比ではない驚異的な能力を持った海の命が、人間の運命を変えてしまっても少しも不思議ではないはずなのだ。

そんな海の恵みにいち早く着目し、積極的に取り組み、目覚ましい進化を見せているのがドゥ・ラ・メール。

一世を風靡したシグネチャーラインではすでにおなじみのミラクル ブロス™も、海の生命力を独自に成分化。12年間にわたり、6000回を超える実験を行うことによって、文字通りのミラクルな発見というものを引き出したのだ。

しかも、光と音を与えることにより独自の発酵プロセスを駆使しながら研究を重ねたことも大きな話題となった。発酵は、筋書きのないドラマ。だからこそ、そうした有形無形の斬新なアプローチが、だれも想像しなかった発見を生み出したりするのである。

今や発酵は美容効果において主役のひとつに躍り出ているが、このドゥ・ラ・メールが海洋成分のバイオ発酵を成功させたのは50年も前のこと。そうしたことからドゥ・ラ・メールは、海の神秘とミラクルを美しさに変えた「世紀のブランド」と謳われたのだ。

偶然による奇跡の発見。クリスタル ミラクル ブロス™はいかに生まれたのか!?

3アイテムで構成されるザ・ジェネサンス ドゥ・ラ・メール™ コレクション
3アイテムで構成されるザ・ジェネサンス ドゥ・ラ・メール™ コレクション

そのドゥ・ラ・メールが、さらなるミラクルを成し遂げた。ドゥ・ラ・メールの研究所であるマックス・ヒューバー リサーチラボの研究過程で、ミラクル ブロス™をつくっていたビーカーの中に、ピュアで濃密な結晶が形成されているのを発見。この結晶こそ、限りなくベストな肌状態へと目指す素晴らしい成分だったのだ。

かくして途方もない時間と手間をかけながらも、クリスタル ミラクル ブロス™※として成分化に成功。ひとつ上のエクスクルーシブなライン、ジェネサンス ドゥ・ラ・メール™を世に送り出したのだ。

そもそも海に、陸の生物の10倍もの種類の生物が生息しているのも、海の生物のほうがはるかに力強い生命力を持っていることの証。だからドゥ・ラ・メールは、あくまでも海にこだわった。

このラインは、コルシカ島周辺に自生する海の生命力の象徴のような希少な海の宝石、ポンポン・レッド・アルゲを主原料にしている。この海藻をバイオリアクターで集中的に培養することで、自然のままでは得られない、純粋な形のアルゲをつくり出すことに成功している。それこそ想像を絶するような生命力のきらめきが、そのままに押し寄せるような化粧品ができあがったのだ。

どちらにせよ、ここまで精緻に海洋植物の潜在能力を覚醒させた例はほかにはないのではなかろうか。その時、一体何が起きたのか?

まさしく、生まれたてのヴィーナスの美肌のように、息をのむほどみずみずしく、透き通るように清らかで、触れてみたくなるほどしなやかなハリと弾力が生まれるのである。これからは、美容成分も海が主流の時代といわれることが、肌でわかるよう。

それにしても、ドゥ・ラ・メールのものづくりはなぜこうも趣深いのだろう。当然のように贅の限りを尽くしながら、単に贅沢でリッチなだけではない、1度触れたら虜になる、ひとたびまとったら忘れられなくなる。こんな素晴らしい感触体験は、生まれて初めてと、きっと言うだろう。そうしたテクスチャーのドラマにも、まったく未知の深海に誘われるような神秘性を感じるのだ。

だから1度体験するべきである。壮大にして荘厳な「海のミラクル」の美しさを!

「ジェネサンス ドゥ・ラ・メール™」3品の使い心地を徹底検証

■1:ジェネサンス ドゥ・ラ・メール™ ザ・セラム エッセンス

ザ・セラム エッセンス 30mL ¥72,000(税抜)
ザ・セラム エッセンス 30mL ¥72,000(税抜)

初めて美容液を使った時のような感動が一気に押し寄せる。濃厚にして爽やか、大きな優しさで肌を包むセラムは、いつまでも味わっていたいほど、肌をしみじみ感動させるはず。

【動画で解説】ザ・セラム エッセンスの使い方

(1)ザ・セラム エッセンスを数滴手にとり、指の腹を使って、あご、頬、額になじませて優しくプレスします。

(2)首からマッサージするように指を優しく滑らせていきます。

(3)指の腹を使って、顔の中心から外に向かって小さな円を描きながら滑らせます。

■2:ジェネサンス ドゥ・ラ・メール™ ザ・アイ アンド エクスプレッション クリーム

ザ・アイ アンド エクスプレッション クリーム 15mL ¥44,000(税抜)
ザ・アイ アンド エクスプレッション クリーム 15mL ¥44,000(税抜)

ひんやりとしたアプリケーターで目元周りのツボを押したあと、このクリームをまとうと、まるでエステティック体験のような極上の心地よさに包まれる。日中何度も肌に触ってみたくなるほど、自分の肌自体に魅了されるはず。

【動画で解説】ザ・アイ アンド エクスプレッション クリームの使い方

(1)まず心地よいテクスチャーのクリームを、目元や気になる部分にのせます。次にアプリケータ―のフラット面を目頭に置き、眉に沿って、アプリケータ―を目尻に向かって滑らせます。目の下も同様に、目尻に向かって。

(2)目頭から眉に沿って、小さな円を描きながら目尻まで滑らせます。目の下も同様に、目尻に向かって滑らせて。

(3)目尻を軽く指で広げながら、アプリケータ―のフラット面を使って、目尻からこめかみにかけて、垂直に上下のストロークで滑らせます。これを3回繰り返します。

■3:ジェネサンス ドゥ・ラ・メール™ ザ・インフューズド ローション

ザ・インフューズド ローション  150mL ¥29,000(税抜)
ザ・インフューズド ローション  150mL ¥29,000(税抜)

まるで人魚姫を生んだ海の泡をそのまま瓶に入れて持ち帰ったように、クリーミーなローション。細かい泡を含んだような乳白の層と、琥珀色の透明層を混ぜ合わせるようにして手に取ると、使うたびにお手入れの喜びで胸をいっぱいにしてくれる。

【動画で解説】ジェネサンス ドゥ・ラ・メール™ 3品の使い方を動画でおさらい

類稀なる研究と挑戦、そして海の神秘的なパワーから生まれた、ドゥ・ラ・メール最高峰コレクション「ザ・ジェネサンス ドゥ・ラ・メール™」。1度触れたら虜になるテクスチャー、ひとたびまとったら忘れられなくなるハリと弾力。壮大にして荘厳な「海のミラクル」の美しさを肌で感じてみてほしい。

※スクロース、アルゲエキスからなる保湿成分

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この記事の執筆者
女性誌編集者を経て独立。美容ジャーナリスト、エッセイスト。女性誌において多数の連載エッセイをもつほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。近著『大人の女よ!も清潔感を纏いなさい』(集英社文庫)、『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)ほか、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。好きなもの:マーラー、東方神起、ベルリンフィル、トレンチコート、60年代、『ココ マドモアゼル』の香り、ケイト・ブランシェット、白と黒、映画
WRITING :
齋藤 薫
EDIT :
渋谷香菜子