「おしゃれ」と言われる人が服選びで最も気をつけていることは、トレンドでもデザインでもありません。ずばり「サイズ感」です。自分の体型をよく見極めて、目指したいシルエットが実現できるかを重視しています。

人の身体は身長の高低だけでなく、手の長さや足の長さ、太い細いなど千差万別。スーツなどかっちり着たいアイテムほど、細かなサイズの違和感が全体のバランスに響くもの。そんな悩みを解決できるのが、今回ご紹介するポール・スチュアートの「メイド トゥ メジャー」です。

ポール・スチュアート青山店の外観。

ポール・スチュアートの「メイド トゥ メジャー」ってどんなサービス?

デザインをゼロからつくるオーダーメイドではなく、既にあるデザイン(ゲージサンプル)をベースに、自分の身体に合わせてサイズ調整やカスタマイズを加えられる「メイド トゥ メジャー」。

ポール・スチュアートでは10年ほど前にサービスをスタートし、この1〜2年で需要が急増。今までは丈詰め、丈出しのみ一部店舗での対応だったものを、2018年秋から幅のサイズ調整も対応可能にし、全店で本格的な「メイド トゥ メジャー」をスタート。さらに好評を博しています。

ポール・スチューアートならではの、女性の身体に合わせた最新のゲージサンプルは、美しいパターンが魅力。大ヒット商品の「ファーストジャケット」の原型にもなった、秀逸なデザインのジャケットのほか、パンツやスカートを自分サイズでオーダーすることができます。

さらにオーダーしたアイテムは、ポール・スチュアートのメンズを手掛ける工場が縫製を担当。要所に手縫いを取り入れ、見た目だけでなく、最高の着心地にもこだわった仕上がりが味わえます。

ファッション業界のおしゃれ番長、エディターJが「メイド トゥ メジャー」に挑む!

ジャケットの胸元にはレースのポケットチーフを添えて、女らしさを薫らせて。

Precious.jpの連載【身長152cmの着こなし】でもおなじみのエディターJ。「パンツの丈が5mmでも気に入らないと、お直しに出すらしい」と噂されているほど、小柄な身体でおしゃれな着こなしを実現するために、サイズ感には並々ならぬ情熱を注ぐ彼女。いったいどんなオーダーをするのか…?

ポール・スチュアート青山店に入ると、働く女性を支えるワードローブがぎっしり。この日は、以前「メイド トゥ メジャー」でつくったというヘリンボーン柄のジャケットに、ブラックパンツのかっちりした服装で登場したエディターJ。

「試着するときにイメージしやすいよう、スーツに合わせやすいインナーをチョイスしてきました」(エディターJ)

■1:まずは「ベース」となるゲージサンプルを決定!

鏡の前でイメージを膨らませるエディターJ

ポール・スチュアートの「メイド トゥ メジャー」で選べるのは、ジャケット2型(青山店は3型)に、パンツ、スカートがそれぞれ2型(青山店はパンツは3型)。エディターJは春夏向けの二つボタンのシングルジャケットと、センタープレスのパンツをチョイスしました。

■2:生地で印象はがらりとかわる!?  目移りしながらも楽しい「生地選び」

次は30種類強ある生地の中から、使用する生地を選びます。ゼニア、ドーメルなど一流メーカーの生地がずらりと揃い、生地によって価格は変動。例えばジャケットだと、16万円・13万円・9.9万円・6.9万円と4つの価格帯が用意されています。

「メイド トゥ メジャー」のプロフェッショナル、正木さん。素材の知識も豊富で、お話しているだけでも勉強になります!

今回、エディターJの「メイド トゥ メジャー」体験を担当してくださったのは、青山店ウィメンズ担当の正木喜子さん。これまで「メイド トゥ メジャー」をサポートした顧客の数は、延べ200名以上。「メイド トゥ メジャー」を知り尽くした、熟練のスタッフです。

顔映りを見るために、上半身に生地をあてながら念入りに選びます。

エディターJ(以下、)「ストライプ柄だとコーディネートにアクセントが加わって、シンプルに着こなしても助けてくれそうですよね」

正木さん(以下、正木)「小柄な方は細いストライプのほうが、メイド トゥ メジャーで細かく調整したシルエットが効いてきますね」

「光沢のある綾織りとマットな部分とのコントラストがあるストライプもいいかなと思ったんですが、私はジャケットとパンツを別々にも着たいので、このネイビーの生地にブルーのストライプ柄のほうがコーディネートしやすいかも」

正木「グレーや黒のストライプをすでにお持ちの方に、このネイビー地にブルーのストライプ柄は人気ですね。細い糸を平織りにした涼しい生地で、熱がこもらない特殊な新素材です。背抜きでつくると、真夏でも涼しさを実感できるはずです」(※背抜きとは、背中部分のみ裏地をつけない仕様のこと)

ネイビーにブルーのラインが涼し気で、夏物のスーツにぴったり。

エディターJが迷った生地がこちら。結局、一番上のブルーのストライプが珍しい生地をセレクト。

1日中、眺めていたくなりそうな、生地の見本帳が圧巻です。※インポート生地の見本帳は青山店のみ

青山店では、ゼニアやドーメルなど、メーカーごとにぎっしりサンプル生地が詰まった見本帳からも、選ぶことができます。なるべく多くの選択肢の中から生地を選びたい方は、この青山店へ足を運んでくださいね。

■3:仕上がりのイメージをつかむために、iPadでイメージ画像を確認

エディターJもiPadで仕上がりを確認。「極細のストライプは、画面ではさすがにちょっとわかりにくいですね(笑)」。
スタライダーを動かすと、スーツが360度回転。着用イメージを高めることができます。※画像はイメージです

生地とデザインを選んでみたものの、どういう印象になるのか想像つかない…という方のために、iPadで希望のデザインに生地を当て込んだ画像が確認できるサービスも。これを見て、好みの印象と違えば生地を選びなおすことも可能です。

■4:広~い試着室スぺースで、いよいよ「サイズの調整」にGO!

十分に全身をチェックできる広い試着室。

ポール・スチュアート青山店の試着ルームは、左右にカーテンで仕切られた着替えスペースがあり、中央に大きな鏡と「お立ち台」があるレイアウト。自分の姿を客観視するのに、大きな鏡があるのはうれしいものです。

まずはパンツを着用したエディターJ。予想以上に、ゲージサンプルの5号サイズがそのままフィット。ウエストなどは調整せず、丈詰めをすることに。

ウエストやヒップがゲージサンプルとぴったりだったエディターJ。

「フラットシューズが多くて、バレエシューズも履くので、裾はあまり重くならない丈感にしたいです」

正木「丈はこれくらいでいかがでしょうか?」

「今のストンとしたストレートな感じも素敵なのですが、いつもの私のスタイルから考えると、もう少し裾を細くしたいです」

正木「それでしたら、丈をもう少し短めにすると、裾幅も少し詰まります」

「まさに私好みのシルエットです!」

丈を詰めたときに裾幅も詰まるイメージを再現して調整が完了!

■5:ジャケットの気になる「細部」も調整!

次にジャケットも5号のゲージサンプルを試着したエディターJ。これもまた、着丈や袖丈がすでにフィットしています。

あら、このままでも意外とぴったり…。

「サイズ感はおおむねぴったりなんですが、二の腕のところが少しボコッと膨らむのが気になるんですよね…」

正木「それでは、7号サイズを着てみてくださいますか?」

左/二の腕上部のぽこっとしたふくらみが気になる。右/肩幅が1cm違うだけで、ふくらみ問題は解消!

肩幅が1cm違う7号を着ると、二の腕の気になるふくらみが消え、スッとスマートなラインになりました。

正木「肩幅が合った7号のゲージサンプルをベースにして、ほかの部分を5号サイズに合わせて調整をしましょう」

せっかく「メイド トゥ メジャー」で仕立てるなら、完成品がより満足のいくものであってほしいという、細かな配慮がここでも光っています。

■6:最終的に「ディテール」を決定裏地やボタン、オプション選びも印象を決める重要な要素

最後に決めるのはディテール。ポール・スチュアートでは、ヒット商品の「ファーストジャケット」で好評だった、内側の名刺ポケット、ペンポケット、スマホポケットの3つのポケットを「ファースト仕様」というオプション(¥5,000)で用意しています。

左/左前の裏につく「ファースト仕様」のペンポケットと名刺ポケット。右/右前の裏につくファースト仕様」のスマートフォン用ポケット。

ゲストを迎えるときや登壇するときなど、手ぶらでも必要なものがスマートに身に付けられるとあって、エグゼクティブにも人気のこのオプションを、エディターJもチョイス。

こちらは本切羽で仕上げた袖口。より本格的な雰囲気が増すぶん、ボタンホールを開けるので、これ以上袖丈の調整が難しくなります。

さらに、ゲージサンプルでは袖口が「開き見せ」(袖口にボタンが並んでいるが、実際には開かない仕様)になっているのを、オプションで「本切羽(穴のあいたボタンホールとボタンをつけ、実際に開いたり留めたりできる仕様)」に変更することも可能。ぴったりの袖丈に仕上がっているからこそ、あえて袖丈の変更ができない「本切羽」で仕上げて、メンズライクな本格仕様を好む方も。

目立たない色を選ぶか、あえてアクセントにして目立たせるか、迷いどころはたくさん!

ボタンは水牛の角を使ったツヤありロゴあり、マットなロゴなし、さらにポリエステル素材のロゴありの3種から選べます。「夏のスーツなので、明るい色のボタンで爽やかな印象にしたい」と、エディターJは水牛のマットなクリーム色のボタンに決定。

5パターンの裏地で、チラ見えするおしゃれを楽しんで。

袖の内側と身ごろの裏地を違う柄にして、遊びを加えているのもポール・スチュアートのジャケットの特長。5パターンの組み合わせの中から、好みのものを選ぶことができます。

■7:ソファスペースでゆったりとエスプレッソをいただいて終了!

ショップ内にあるくつろぎスペースは、ショッピングの疲れをいやしてくれます。

より自分にぴったりのスーツを求めて頭を悩ませたあとは、店内の広々としたソファコーナーでエスプレッソをいただいて…。

オーダーしたスーツが仕上がるのは、約5週間後。今回、ポール・スチュアートの「メイド トゥ メジャー」に挑戦してみたエディターJに、感想を聞いてみました。

「私は小柄なのでサイズ感に執着するほうだと思っていましたが、今回『まだまだ甘かった!』と実感しました。既製品のジャケットだったら、腕のちょっとしたこんもりが気になっても、丈感や全体のシルエットがぴったりだったら、それくらいは中に着るものを工夫すればいいか…と我慢していたと思うんですよね。プロの方に見ていただけるので、そういった細かい点まで心ゆくまで相談しながらこだわれるのは、既製品のお直しにはない素晴らしい点だと思います。仕上がりが本当に楽しみです」

エディターJが自分好みにこだわり抜いたスーツは、いったいどんな風に仕上がってくるのでしょうか? 次回の記事では、完成したスーツをいよいよお披露目いたしますので、お楽しみに。

ポール・スチュアート「メイド トゥ メジャー」キャンペーン開催!

2019年2月8日(金)より、ポール・スチュアート全店舗で「メイド トゥ メジャー」キャンペーンが開催されます。キャンペーン期間中は、ジャケットのオプション(¥7,000相当…「ファースト仕様(通常¥5,000)」と「本切羽仕様(通常¥2,000)」)を、無料でつけることができます。ぜひお近くのポール・スチュアートの店舗へ足を運んでみてくださいね。

開催期間/2019年2月8日(金)~3月3日(日)
対象店舗/全国のポール・スチュアート店舗

※掲載した商品の価格は、すべて税抜です。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
大槻誠一(エーワン)
MODEL :
吉川 純(エディターJ)
EDIT&WRITING :
安念美和子