今夏の出張ではたった2泊だけですが、

パリにも足を伸ばすことができました。

私に許された自由時間は初日の午後と帰国日の午前中だけ。

なにか面白いもの見つけなきゃ!

との使命感に駆られて、街を歩いていたところ見つけたのが、

開いているんだか閉まっているんだかわからない、

小さく、そしてひっそりとした雰囲気の鞄屋さんでした。

MOREAU PARIS

も、もろー?

なんだか入りにくい雰囲気のお店だったのですが、

インターフォンを押して中に入れてもらいました。

ほう、ほう、ほう。。。。

あー、はい、はい。

なるほど、なるほど・・・

すんごく

いいじゃないですか!!

聞いてみたところ、モローとは

19世紀から20世紀初頭にかけて

パリ・サントノーレ通りで営業していたラゲッジメーカーで、

かつてゴヤールで活躍していたバッグデザイナー、

ロブノフさんによって2011年に再興を遂げたブランドとのこと。

パリの腕利き職人たちによって

創業当時につくっていた柳の小枝でつくったカゴをモチーフにした

格子柄のプリントや、

ラゲッジのふたの構造を復活させ、

現代的なバッグをつくっているとのことです。

設立の経緯は何年か前にこのブログで紹介した

モワナに近いものがありますが

このモローはいわゆる大資本がバックにあるのではなく、

ロブノフさん一家のファミリービジネス。

そのお店のムードといい、商品の雰囲気といい、

よい意味で洗練されすぎておらず、

どこか温もりを感じるものでした。

こりゃあ何か買って帰らねば! 

と私が購入したのがこちら。

このベビーカーフのトートバッグです!

ブランドの象徴的モチーフである、

籐のプリントを施したレザーのポーチが付属。

YKK別注ジッパー。

ブランドカラーである

ブルーの山羊革のライニング。

様々なフォントやカラーが揃い、

しかも中1日であげてくれる、イニシャル刻印。

なかなかに上等なカーフ。

ステッチがMOREAUのMを模しています。

そして何より圧巻なのは、

レザーを4枚重ねたコバの仕上げ!

本国では女性中心のブランドのようですが、

このコバの雰囲気はかなり男らしいですよね。

トートバッグにはいい加減飽きていた私ですが、

この魅力の波状攻撃にはあらがえませんでした・・・。

私は今回の渡仏ではじめて知った

MOREAU PARISですが、

日本でも伊勢丹新宿店などで多少取り扱いがあるらしいですよ。

まだまだパリには、いや世界には面白いものがあるなあ、

ということを改めて思い知らされた今回のパリ出張でした。

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
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