「エコー」が開発した新技術を使って作られるのは「ECCO QUANT-U(エコー クアントゥー)」シリーズ。店頭で顧客の足を計測、その場に設置された3Dプリンターでミッドソールを製作するという、画期的なカスタマイズシステムだ。
最新技術により世界初を実現した「ECCO QUANT-U」
コンフォートシューズで有名な「エコー」は、1963年に創立、その後、1978年には、今までの靴作りの概念を変える、一体成型で靴を製作するダイレクトインジェクション方式(現在はこれを進化させたFLUIDFORM=フルイドフォルムと呼称する)を採用した画期的な製法の「ジョーク」シリーズを発売、一躍、世界中で認知されるブランドとなった。クラシックな革靴の製法は、アッパーの部分を吊り込みという技術で引っ張りながら造型し、次にソールを別途作り、それを縫い合わせて出来上がる。これは現在も続く、靴の基本的な製法だが、「エコー」の靴は、アッパーやソールなどを個別の部材とせずに、一体として設計する。そのための部材である皮のなめしも含めて、全てを垂直統合し自社工場で行う「エコー」は、他社の靴作とは一線を画した履き心地を追求している。
そんな最高の履き心地を追求し続ける「エコー」だからこその新プロジェクト、「ECCO QUANT-U(エコー クアントゥー)」は、「エコー」の思想を究極まで押し進めたサービスだ。
店頭で、顧客の足を立体的に計測し、自社が持つ膨大な足形データを元に、店内に併設された3Dプリンターを使い、完全カスタマイズのシリコーン製ミッドソールを成形。それはまさに、自分のためだけに誂えられた履き心地だ。
一般にレザーシューズは、ある程度時間をかけて自分の足に馴染ませていくのが常識とされてきたが、「エコー」の場合は、最初に足を滑り込ませたときから自らの足に完璧にフィットする。既製靴では果たし得ない履き心地は、一度体験したらやみつきになること請け合いである。
以下、実際に体験した、「ECCO QUANT-U」のフィッティングプロセスを紹介しよう。
1.計測・測定
2.計測された数値を元にパターンを作成
3.3Dプリンターでカスタマイズされたミッドソールを出力
この期間限定のカスタマイズ体験は、3月26日まで。伊勢丹新宿店メンズ館地下一階=紳士靴の特設コーナーで行われている。現在のところ、このサービスが受けられるのは日本でココだけ。急ぎ訪問し、シューフィッターの丁寧な説明に納得したならば、取り敢えず1足誂えてみることをおすすめする。足元が軽く、何処までも歩いて行けそうな1足は、最高級のビスポーク靴に慣れ親しんだあなたにとっても、目から鱗の、新しい体験となるに違いない。
問い合わせ先
- エコーカスタマーサービス 0210‐974‐010
- ECCO QUANT-U予約サイト
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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