昭和の時代、成人したらたばこを吸うのは割と当たり前だった。家でも外でも。だが、もうそんな時代ではない。いっそのこと、「ファッションとしてのたばこ」を楽しむなら、電子たばこはいかがだろう。加熱式たばことも違って、吸い心地は軽く、臭いも抑えめ。もちろん公共の場では喫煙スペースで吸うものであることに違いはないが、スマートなデザインは実に今っぽい。
加熱式たばことも違う電子たばこ
まもなく終わる平成の時代。およそ30年の間に、身の回りに関する事柄で変わったことは山ほどあるが、なかでも携帯電話(→スマートフォン)の普及に匹敵するほどの変化といえるのが、たばこではないだろうか。昔はオフィスでも映画館でも旅客機(!)でも普通に吸っていた。喫煙率は今後も低下すること確実なので、世代間ギャップはますます広がっていくに違いない。
すでにやめた方も含めて、喫煙者がたばこを手にしたきっかけはというと、その多くは「ファッション」と考えることができる。映画やドラマで大人たちが吸う姿に憧れて吸い始めた人のなかには、シガーに移行したケースもあるだろう。最近はシガーバーがそれなりに増えていて、大人のサロンとして機能しているのも魅力ではある。ただし、シガーは所作や装い、社会的地位に見合う社交性なども問われる、いわば究極の嗜好品。似合うようになるまでには相当な時間を要する。
一方、喫煙者でも多くが自覚しているのは「臭い」。喫煙率が下がるほどその影響は大きくなっていて、比較的臭いの少ない加熱式たばこに移行する人が増えている。そんななか、もうひとつの選択肢として挙げられるのが、電子たばこだ。たばこの葉を熱することで吸引する加熱式たばこは煙も臭いも少ないものの、たばこには違いない。対して電子たばこは主に水や香料その他を含む液体を電熱線の発熱で霧状化し、吸引する仕組み。その点で両者は大きく異なる。
現在、電子たばこは、すべて海外製で、日本ではネット通販で様々な製品が販売されている。その違いを知る人は決して多くないだろうが、ファッション性において抜きん出た魅力を放っているのが、「ドクター・ベイプ」(DR.VAPE)だ。
バーでスマートに吸うのが似合うデザイン
電子たばこは、たばこ製品に含まれないものの、なかにはニコチンやタールを含むものもある。だが、「ドクター・ベイプ」は『ニコチン0、タール0、たばこの嫌な臭い0』を標榜していて、それが人気を集める理由のひとつ。デザインも洒落ている。日本出身で、海外のミュージシャンやメディア、ファッションブランドのクリエイティブに携わった経験をもつアーティスト、ニコラ・フォルミケッティが日本のためだけにデザイン(カートリッジのフレーバーも監修)したというだけあって、とてもモダンな仕上がりだ。では、吸ったときの感覚はどうなのだろう。そこで、喫煙歴30年の当サイトの男性スタッフに試してもらった。
「2年前から加熱式たばこを吸っていますが、電子たばこはこれが初めて。まず本体をUSB接続で充電するのですが、デザイン面も含めてガジェット感覚ですね。カートリッジは7種類のフレーバーが選べ、とりあえず一番たばこっぽい『クラシックスモーク』を選んでみました。水蒸気を吸うという時点でちょっと違うな〜という感覚はありますが、軽い吸い心地で味もふんわりと伝わる印象。基本的に香りを楽しむものなのですぐにとはいきませんが、徐々に慣らしていけばこれでOK、という気がします。
スティックみたいなデザインも絶妙ですね。細すぎると女性的ですが、これは男が手にしても似合う太さで、なんだか自分自身がスマートになった気分。バーで吸えば淑女の目を引けるんじゃないかな。あと、僕はクルマに乗るので、加熱式たばこ以上に臭いが少ない。これも導入したくなるポイントです」
いかがだろう。前述したように、喫煙具にはファッション性がつきものであり、その点、「ドクター・ベイプ」は評価できる。それに、もはや吸い殻満載の灰皿を前にモクモクと煙を上げながら吸う時代でないことは明らかだ。スマートな嗜好品をお探しながら、有力候補にして損はない。
「ドクター・ベイプ」(DR.VAPE)
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- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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