白とは逃げ場のない、冴えきった色だ。もしもくすみや色むらがあれば、白が持つ洗練は瞬く間に損なわれてしまう。だから、白いシャツは白いままに格好よく着るように、肌もくすみがなく、なめらかな仕立てのいい肌であってほしい。そんな手をかけた仕上がりの肌であれば、白シャツをこのうえなく引き立たせてくれるし、しかもスタイルにツヤっぽい魅力を与える小道具になってくれる。
そのため、手始めに行いたいのが、「浄化と保湿」の2品からなるフェイスケアだ。
まずは肌の汚れを落とす洗顔料。そもそも肌は自分で汚れを落とせない。しかも、男の肌は女性よりも厚みがあり、皮脂量も多いため、汚れをていねいに落とす必要がある。よって、ボディソープや固形石けんでなんとなく顔を洗っていてはいけない。選ぶべきは、泡立ちがきめ細かく、さらに汚れを落とすだけではなく、紳士の肌をいたわる保湿成分が配合されたフェイス用の洗浄料だ。
男の身だしなみは、肌の「浄化と保湿」から始まる
洗浄とうるおいを叶える、フェイスケアの名品
今回紹介するスリーはシェービングなどによる肌ダメージが蓄積しやすい、男の肌を考慮してつくられた洗顔料。植物由来の保湿成分を配合し、洗顔後に肌がつっぱったり、乾燥するといった難がない。しかも、香りによるリラクゼーションを楽しめるように4種類の植物から抽出した精油をブレンド。洗顔中は透明感がある上質なアロマに包まれ、肌も心もクールダウン。いちど使えば肌や心が浄化されていくのを実感できるはずだ。
洗顔料で肌をすっきりさせたら、続いて使うのは、肌にうるおいを与える保湿クリームだ。フェイスケアとして最低限の2品というと、洗顔料と化粧水をイメージする読者も少なくないかもしれないが、メンズプレシャス世代には化粧水だけでは保湿感が足りない。肌のうるおいには水分はもちろん、良質な油分も必要で、そう考えると保湿クリームや乳液など、コクのあるアイテムを与えるべきなのだ。
今回は保湿クリームを取り上げたが、それは肌に厚みのある保護膜をつくることで、肌の内側のうるおいを留めつつ、大気からの乾燥を防御するという、ふたつの役割を果たしてくれるからである。
なかでも、ラボ シリーズの『マックスLS』は、年齢を重ねた肌を仕立て直すために開発されたエイジングケア。ラボ シリーズの数あるスキンケアのなかでも、最新・最高のテクノロジーを搭載しており、肌にうるおいを与えるだけでなく、ハリや弾力を復活させる働きを持つ。
しかも、男性の肌を考慮し、仕上がりは、べたつき感のないマットな質感。クリームの止まりがいいので、湿度が高くなる季節にも快適に使うことができる。ゴルフやマリンスポーツなどアウトドアを楽しむときは、保湿クリームの上から日やけ止めを重ねればパーフェクトだ。年齢を重ねた肌は若い肌と異なり、紫外線に弱い。日やけはもちろん、日光皮膚炎のような肌トラブルを避けるためにも、日中は日やけ止めを取り入れてほしい。
ちなみに、保湿クリームは顔全体にのばすのはもちろんのこと、さらに首元や耳にも塗布して使いたい。というのも、うるおった肌は光を上手に拡散するようになるためで、着用している白シャツがレフ板(光を反射させる撮影用機材)のような効果を発揮。顔はもちろん、首元まで明るくライトアップされ、凜とした表情をより際立たせてくれる。あなたのスーツスタイルにツヤと色気を与えてくれるだろう。
※2017年夏号掲載時の情報です。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2017年夏号男の肌の曲がり角は50歳! その前に伊達男のすべきことは…ジェントルマン的・顔と体のエイジング道より
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- クレジット :
- 撮影/岩井賢志 構成/加藤智一