フォーマルなタキシードの着こなしで、ポイントとなるのが蝶ネクタイ(ボウタイ)である。このボウタイ、かっこよくアレンジするのはファッションプロでも難しい。色の選択を間違えてしまえばせっかくの晴れ舞台が台無しに・・・なんてことも。ここでは、改めておさらいしたいボウタイのルールに加え、ドレスコード別にボウタイの使い分けを紹介する。
夜間の正礼装である燕尾服(えんびふく、テールコート)には白のコットンピケでつくられたボウタイを合わせるのが厳格なルール。準礼装であるタキシードは黒のシルクサテンでつくられたボウタイを合わせるのが決まりだが、ここにはハズし技としてアレンジの余地が残されている。同じタキシードでもボウタイしだいでドレス感が変わり、着こなしのイメージを左右する。選び方は通常の結び下げのタイと同じと考えてよい。たとえば素材の違い。シルクタイならドレスアップ、ウールやコットンのタイならドレスダウンとなる。かなりのお洒落好きでも、タキシードを複数持っている人は少ないから、その場のドレスコードによって複数のボウタイを使い分けて変化をつけよう。コーデのポイントをしっかりアレンジして、自分らしいフォーマルの着こなしを楽しみたい。
いかがだろうか? 結婚式や披露宴、二次会など、シーンに合わせたボウタイをチョイスして、フォーマルコーデを楽しんでみてはみてはいかがだろうか。
※価格はすべて税抜です。※価格は2012年冬号掲載時の情報です。
- TEXT :
- 鷲尾顕司 エディター
- BY :
- MEN'S Precious2012年冬号「必読!フォーマルの強化書」より
- クレジット :
- 撮影/小池紀行(パイルドライバー) スタイリスト/梶谷早織 構成/鷲尾顕司(ViVid)