【目次】

さりげない“濡れ感”が要! 「ウエットヘア」で、簡単ヘアアレンジ


髪にまとまりやツヤ感、そしておしゃれな雰囲気をもたらす「ウエットヘア」は、白髪やパサつきなどさまざまなエイジングサインが現れる40代以降の女性の髪にこそ、取り入れるべきテクニック。「ペッタリ見えそう」「ベタつきそう」なんて心配は不要! コツさえおさえれば、いつものヘアスタイルもグッとスタイリッシュ&フレッシュに変身します。ひと言で「ウエットヘア」といえど、スタイリングしだいでさまざまな仕上がりに。基本の4つのウエットヘアスタイルのつくり方とスタイリング剤の選び方をマスターして、自分に似合うウエットヘアを見つけませんか?

【1】いつものヘアがこなれて見える「そのままウエット」


 

軽くハンドブローした素髪の中間〜毛先に、少量のオイルをつけた「そのままウエット」。エイジングによるパサつきや広がりもしっとりとまとまり、清潔感もアップ。ウエットヘア初心者でも臆することなく挑戦できる、ナチュラルな仕上がりが魅力です。

【POINT PROCESS】

<STEP.1>ハンドブローで毛流れを整える

・手ぐしを入れながらドライヤーの温風を当て、毛流れを整えておく。
・肩にかかる長さなら毛先をあえてハネさせておくとバランスよく。

<STEP.2>オイルを1〜3滴、両手に広げる

・オイルを手にとり、両手全体に広げる。ミディアムの適量は1〜3滴。
・一度に出しすぎず、足りない場合のみつけ足して。

<STEP.3>毛先を持ち上げるように包み込む

・両手のひらで毛先を包み上げ、オイルをなじませる。
・オイルは中間〜毛先のみに。ぺったりしないよう根元のほうにはつけないこと。

<STEP.4>前髪を内側からつまみ毛束感を

・オイルがわずかに残った指先で前髪をつまんで毛束感を出す。
・内側からつまみ、肌に近い部分に濡れ感を出すのがこなれて見える秘訣。

大人女性の髪型に “洗練” をもたらす【ウエットヘア】基本テクニックを公開!

【2】モードさが加わりスタイリッシュに「かき上げウエット」


 

ジェルを使って顔周りの髪を後ろに流した「かき上げウエット」。

全体的にほんのり濡れ感を与えることで、モード感とハンサムさが加味。がっちり固めてしまうと女性らしさが損なわれてしまうので、ジェルをつけすぎず、トップにエアリー感を残すのがコツ。

【POINT PROCESS】

<STEP.1>大豆2粒大のジェルをとる

・ミディアムの場合で大豆2粒分のヘアジェルを手にとり、両手のひらに広げる。
・指の間にまでしっかりと広げておくのがポイント。

<STEP.2>両手で顔周りの髪をかき上げる

・顔周りの髪をかき上げるように手ぐしを入れてジェルをなじませていく。
・抑えつけすぎないよう、根元にふんわり感を残すのがコツ。

<STEP.3>襟足の内側から手ぐしを入れる

・ジェルが残った両手を襟足の内側から入れて、バックにもウエット感をプラス。
・ウエット面積が大きくなるほど、クールさが強まる。

<STEP.4>毛先に手ぐしを入れて外ハネに

・続いて外側から手ぐしを入れる。襟足部分をタイトに抑え、毛先にハネ感を出すことでスタイルにメリハリが出て好バランスに。

大人女性の髪型をモード&スタイリッシュに仕上げる【ウエットヘア】テクニックを公開!

【3】パサつき知らずのしなやかな質感に「カーリーウエット」


 

パサつきが目立ちやすいパーマヘアや巻き髪は、セット力のあるバームを体温で溶かしてから髪にもみ込み「カーリーウエット」に。

女性らしいカールや空気感はそのままに、スタイリッシュな洗練をプラスすることができます。

【POINT PROCESS】

<STEP.1>アイロンで全体をゆるく巻く

・やや太めのアイロンで全体をランダムに巻いてカール感を。
・顔周りはリバースに巻くと、動きと華やかさがアップする。

<STEP.2>バームを手の温度で温めて溶かす

・バームを手のひらにとる。適量はミディアムの場合で大豆1粒分ほど。
・その後、手の温度でバームを溶かしながら両手に広げる。

<STEP.3>もみ込むようにバームを塗布する

・カールがのびないように毛先を持ち上げながら、手にのばしたバームを塗布。
・もみ込むようになじませることでエアリー感がアップ。

<STEP.4>トップを指先で軽く抑える

・バームが残った状態の両手を広げ、指先でトップを軽く抑え、毛流れを整える。
・このひと手間で白髪やアホ毛が目立ちにくくなる。

大人女性に似合う髪型【パサつき知らずのしなやかな質感に「カーリーウエット」】スタイリングテク公開!

【4】フレッシュさと洗練感がグッと高まる「まとめ髪ウエット」


 

髪全体にウエット感を出して束ねる「まとめ髪ウエット」は、シンプルなのにきちんと感とモード感を両立。

ノーセットのままオイルをつけて束ねるだけなので、時間がない忙しい朝の切り札にもなります。

【POINT PROCESS】

<STEP.1>オイルを10滴ほど手にとる

・まとめ髪の場合は、髪全体に塗布するので、若干多め(ミディアムで10〜12滴程度)のオイルが必要になる。
・両手全体に広げておく。

<STEP.2>髪全体にオイルをなじませる

・スタイリング剤を根元からつけてもいいのはまとめ髪の場合のみ。
・髪全体にオイルをなじませたあと、両手でトップをタイトに抑える。

<STEP.3>コームを使ってタイトにまとめる

・コームでとかしながら、髪全体を襟足に集めてひとつ結びに。
・「まとめ髪ウエット」はとことんタイトに仕上げるのが洗練の秘訣。

<STEP.4>おくれ毛をつまんで毛束感を出す

・額やこめかみなどのおくれ毛をオイルが残った指先でつまんでごく細い毛束感を出し、タイトさのなかに柔らかなニュアンスをひとさじ。

忙しい朝に最適!大人女性に似合う髪型【フレッシュさと洗練感がグッと高まる「まとめ髪ウエット」】

この記事の執筆者
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