1969年に誕生したスーパースポーツカー「スカイライン2000GT-R」と1960年に誕生した高級腕時計ブランド「グランドセイコー」。
ジャンルは異なるが、同じ1960年代に生まれ、以来、最先端のテクノロジーと日本の匠の技によって、高い次元を追い求め、飽くなき挑戦と進歩を重ねてきた、日本を代表するマスターピースという共通点がある。
最高のパフォーマンスを続けることで、所有するオーナーを力強く鼓舞し、最高のエクスペリエンスを提供してきた、両者の根底に流れるフィロソフィーは、コラボレーションモデルにおいてもいかんなく発揮されている。
崇高なるクロノグラフで特別なドライブを!
新旧「GT-R」のカラーリングをデザインで表現
「NISSAN GT-R 50th Anniversary」は、1969年にデビューしたGT-Rの原点「スカイライン2000GT-R」のレーシング仕様にオマージュを捧げた2020年3月末まで発売される期間限定車だ。
グランドセイコーがデザインコードに選んだのは、鮮烈な走りを印象づける「青」を主体とした“ワンガンブルー”。このカラーリングにインスパイアされた本作では、“グランドセイコーブルー”のセラミックスとブライトチタンのハイブリッド構造をもつモデルを採用。
硬いセラミックスパーツが時計を傷から守り、軽量なブライトチタンケースとのコンビネーションが高い装着性と防水性を実現している。さらに、往年の日産レーシングカーにあしらわれたアイコニックなストライプを彷彿とさせる「白」を、クロコダイルストラップとホワイトシルバー色のダイヤルによって表現。
“グランドセイコーブルー”のケースと見事なまでの調和を果たし、これまでにない開放感のある新しいスポーツモデルに仕上げている。
20周年を迎えた独創機構スプリングドライブを搭載
搭載するムーブメントには、機械式時計と同様にぜんまいのほどける力を動力源としながら、ICと水晶振動子により正確に精度を制御するセイコーの独創駆動機構であり、今年で誕生20周年を迎えた「スプリングドライブ」が選ばれた。
記念ロゴがあしらわれたシースルーバック仕様の裏ぶたからは、コラボレーションモデルの証であるGT-Rロゴのワッペン(18KYG製)がセットされた回転錘と、ムーブメントが精緻な時を刻む様を楽しむことができる。
また、本作に採用されたキャリバー「9R96」は、とりわけスポーツモデルと相性のよいストップウオッチ機能を有しており、スーパースポーツカーである「NISSAN GT-R」とスプリングドライブのアニバーサリーイヤーを祝うのに、最もふさわしいエンジンといえるだろう。
グランドセイコー史上に足跡を残す最高のスピンオフだ。
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- TEXT :
- 安藤政弘 ライター