ゆとりのある空間で、心から寛げる極上のゲストルーム
最大約600名までを収容できる「シルバー・ミューズ」は、2017年に就航。現在は初のアジアクルーズ中だ。
デッキ4から11まである船内で、ゲストルームはデッキ5から最上階のデッキ11に位置している。
細部までこだわり抜いたインテリアのゲストルームは、すべてスイート仕様。加えて全室オーシャンビューで、プライベートベランダがあるため否が応にもクルーズ気分が高まる。
最も小さい客室でも36平方メートルとゆとりがあるが、ハイグレードのゲストルームにはベッドルームのほか、広々としたダイニングエリアを併設している。
ダイニング併設の客室はファミリーやグループでのクルーズに適しているほか、長い船旅の間に親しくなった人たちや、寄港地で友人を招いてのホームパーティの場にも相応しい。
「ブルガリ」を含む3種類から選べるアメニティをはじめ、「エトロ」のバスローブなど、最高級のアイテムを揃え、ゲストの名前入りステーショナリーも用意されている。
ベッドルームは2ベッドルームに変更することができ、ファミリーでの利用も可能だ。
ヨーロッパ各国の王室御用達の「プラテージ社」の上質なリネンを使用。9種類の枕から好みのものが選べ、船上でもぐっすりと眠ることができるだろう。
クルーズ業界で唯一。全客室にバトラーサービスを実施
同社がウルトララグジュアリークルーズたる所以が、モットーである「NOと言わないサービス」だ。クルーズ業界で唯一全客室にバトラーを導入し、ゲスト1名に対し、約1名のスタッフを配置している。荷解きや荷造りをはじめ、ルームサービスの手配やレストランの予約など、きめ細やかなサービスを提供する。
ルームサービスは24時間対応で、客室内のミニバーもゲストの好みに応じて用意してくれる、細やかな心配りもうれしい。
さらに食事やアルコール(一部のワインをのぞく)などのドリンク、Wi-Fi、寄港税、チップに至るまですべてがオールインクルーシブ。煩わしさを感じさせず、ゆったりとクルーズを楽しませてくれる。
優雅なスイートルームと、きめ細やかながら肩肘の張らないサービスを提供するバトラーの存在が、日々の忙しさを忘れさせ、エネルギーをチャージさせてくれる。
後編(5月26日公開)ではレストランをはじめ、船内の施設を見ていこう。
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- TEXT :
- 津島千佳 ライター・エディター
- PHOTO :
- 黒石あみ