「レディ ディオール」や「サドル バッグ」、「ブック トート」など、数々のアイコンバッグを生み出してきたDior(ディオール)から、新たなITバッグが登場!
先日、世界同時発売をしたことでも話題にのぼった新作バッグ「30 モンテーニュ」には、ディオールの集大成ともいえる、歴史を感じさせる側面が存在します。
今回は、バッグの由来となったパリ・アヴェニュー モンテーニュ30番地の歴史と、知られざるその制作秘話を、Precious.jp独占でお届けします。
すべての始まりは「アヴェニュー モンテーニュ 30番地」だった。「ディオールの歴史」が生まれた、特別な地とは?
パリの高級ブランドストリートに面する、アヴェニュー モンテーニュ 30番地。「ここでなければならなかった」と、のちに回顧録に書き残したムッシュ ディオールは、この地にひと目惚れしたといいます。
その地にあった個人邸宅を改装し、贅を尽くした舞台装置へとリニューアル。1946年12月には、新たなる空間のお披露目をしたといわれています。
その、わずか数週間後には、ディオール初のコレクションを開催。そして、1947年2月には、世界的なセンセーションを巻き起こしたオートクチュールコレクションを発表。ファッション史に残る「ニュールック革命」が巻き起こったのも、この地でした。
歴代のアーティスティック ディレクターが魅せられた、唯一無二の場所
アヴェニュー モンテーニュ 30番地は、ディオールのデザインそのものにも大きな影響を与えてきました。トリアノングレーの壁や、ルイ16世のリボンとメダイヨン、メゾンのシグネチャーとなったカナージュのナポレオン3世調チェアーなどなど、邸宅を彩る装飾の洗練とエレガンスは、歴代アーティスティック ディレクターたちのインスピレーション源になったといわれています。
つまり、アヴェニュー モンテーニュ 30番地とは、ディオールが始まった場所であり、ディオールの中核そのもの。現在もなお、パリ本店の住所として、メゾンにとって象徴的な場所であり続けているのです。
ディオールの象徴「アヴェニュー モンテーニュ 30番地」が着想源。新ITバッグに込められた想いとは?
現代人のライフスタイルにフィットしたアプローチが支持されている、現アーティスティック ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ。メゾンがもつ歴史にリスペクトしながら、現代風なアプローチを手がける彼女が新たに考案したのは、メゾンの歩みを感じさせる新作バッグ「30 モンテーニュ」でした。
手作業で刻まれた繊細なシグネチャーや、クラシックなムードを引き出すゴールドトーンのクラスプ。そして、大胆なCDロゴのクロージャーなど、随所に卓越したサヴォワールフェールが際立つ端正なバッグは、見ているだけでも吸い寄せられるような、不思議なオーラを放っています。
凛としたクールな佇いのなかにも、女性らしいやわらかさを秘めた、まさに現代を生きる女性のフェミニニティーを体現した逸品。持つことで、現代を生き抜く女性に自信をもたらしてくれそうです。
スタイルに合わせて選べる、多彩なラインナップ
「30 モンテーニュ」は、エレガントなカラーをまとったカーフスキンをはじめ、人気のディオール オブリーク キャンバスが使用されたスタイルなど、幅広いラインナップで展開されています。どんなシーンにも馴染みやすいデザインなので、お仕事の日にも、休日にも活躍してくれそうです。
新ITバッグ「30モンテーニュ」の誕生は、間違いなく「2019年の一大ニュース」として、ファッション史に刻まれることでしょう。すでにディオール ブティックなどで展開中、ぜひ実際に手にとってみて、その魅力を肌で感じてみてくださいね。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 高橋京子
- EDIT :
- 石原あや乃