Tシャツとストールは太陽と海と向き合うための正装
真っ白なコットン製のポケットTシャツと、ドローコードの付いたイージーパンツ。こんな軽やかな装いも、エルメスならではの上質な素材とエレガントなストールがあれば、この上なくドラマチックな雰囲気に。世界の西の涯て、ロカ岬の潮風を、体いっぱいに浴びよう。
街に溶け込む極上のリラックススタイル
白の織り柄入りTシャツに、シルクツイルのプリント柄パンツ、そしてベルジャンスリッパ風のスリッポン……。まるで起き抜けのようなたたずまいだけれど、どれも極上素材というひねりの効いた着こなし。早朝のリスボンをローカル気分で楽しみたい。写真は1905年創業、リスボン最古のカフェ「ブラジレイラ」。
サファリジャケットでカジュアルシックに
ポルトガル南東部の小さな街、エヴォラ。ローマ帝国時代に栄え、天正遣欧少年使節も訪れた由緒正しき古都には、カジュアルとはいえクラシックな装いが映える。サファリジャケットやボルサリーノのパナマ帽で、エレガントな味付けを施そう。
落ち着いた色使いでTシャツをシックに着こなす
色褪せたリスボンの街には、けばけばしい原色や、モダンな黒ずくめの着こなしは似合わない。フェイド感あるTシャツやコットンパンツ、エスパドリーユ風スリッポンなど、カジュアルとはいえシックな色合いでまとめるのがポイントだ。朝晩の冷え込みに備えて、洒落たショールは1枚くらい持って行こう。
リゾート仕様のリネンスーツを一着
リスボン近郊の高級リゾート地、カスカイスの要塞のようなホテル「Fortaleza do Guincho」にて。堅苦しいドレスコード意識は希薄な国だが、エレガントな時間を過ごすためにはアースカラーのリネンスーツやストールなど、カジュアルなセットアップは必須である。
青の世界に映える、ピュアホワイトのシャツ
偏西風がドラマチックな波濤をもたらす、カスカイスのビーチにて。ビッグシルエットのブロード製プルオーバーシャツと、コットンパンツ。混じり気のないピュアホワイトの着こなしは、スカーフというスパイスを効かせることで、この上なく気高いものへと昇華する。汚れなど気に留めず、子供の頃のように遊びたい。
自由で品格ある旅を叶える名品バックパック
有名観光地にとらわれない、自由気ままな旅こそが面白いポルトガル。丈夫で軽やか、しかもクラシックなモノグラム・パターンをまとったバックパックは、そんな旅の相棒としてこの上ない存在だ。行き先など決める必要はない。心の赴くままに、懐かしいにおいのする路面電車に飛び乗ろう。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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- クレジット :
- 撮影/長山一樹(S-14) スタイリスト/櫻井賢之 ヘア&メーク/MASAYUKI(the VOICE) モデル/Yaron 構成/山下英介(本誌)