ピカソが愛した素朴なオリーブオイルの揚げ菓子。プルーストの代表作「失われた時を求めて」の、あまりにも有名なマドレーヌの味覚のくだり。羊羹、おしるこ、アイスクリームなどなど、とてつもなく甘いものが好きだったことで知られる夏目漱石。

 古今東西、スイーツ好きの芸術家、文筆家は多い。そんな甘いはなしに親近感をおぼえる紳士たちに、うれしい情報を届けよう。ウェスティンホテル東京のオーセンティックなバーで、特別なパフェが楽しめるというニュースだ。

7月1日から8月31日までの期間限定パフェ

こちらが「オリエンタルパフェ」。左から「エキゾチック」、「ルージュ」、「シトラス」。
こちらが「オリエンタルパフェ」。左から「エキゾチック」、「ルージュ」、「シトラス」。

 東京・恵比寿のウェスティンホテルで、7月1日から8月31日までの期間限定で、昼と夜でメニューが変わる「プレミアム パフェ」が登場する。パフェが提供されるのは、1階の吹き抜けが開放的なアナトリウムの下にあるロビーラウンジ「ザ・ラウンジ」。そして、甘党の紳士にとっての朗報は、「ザ・ラウンジ」に隣接するエグゼグティブバー「ザ・バー」でもパフェがいただけることだ。どちらも、水と緑に満ちた庭園“ウェスティン・ガーデン”をのぞむ贅沢な空間になっているもうれしい。

 では、お目当ての期間限定「プレミアム パフェ」の、昼と夜の別メニューを紹介するとしよう。

 明るい日が差す“ウェスティン・ガーデン”が美しく映える昼の12時から楽しめるのが、7層の素材のハーモニーが美しい「オリエンタルパフェ」。旬のフルーツやコンポート、ゼリー、シャーベットなどを巧みにつかった3種類のパフェから選べる。いずれも、ライチのグラニテ(シャーベット状の氷菓子)のアクセントが涼やかで、ひんやりとした口どけがたまらない。

パフェ好き男子におすすめのメニュー

こちらは「トワイライトパフェ」。シックで高さを抑えたメニューもあるので、男が気兼ねなく食べるのにちょうどいい。写真左「ヌガーグラッセとグリオットチェリーのパフェ」、写真中央「ラム酒香る大人のチョコレートパフェ」、写真右「ティラミスパフェ」、。
こちらは「トワイライトパフェ」。シックで高さを抑えたメニューもあるので、男が気兼ねなく食べるのにちょうどいい。写真左「ヌガーグラッセとグリオットチェリーのパフェ」、写真中央「ラム酒香る大人のチョコレートパフェ」、写真右「ティラミスパフェ」、。

 日差しが柔らかくなり始める17時からのメニューで選べるのが、贅沢な大人の味わいの「トワイライトパフェ」。こちらも3種類で、エグゼクティブ ペストリーシェフ 鈴木一夫の多彩な技と感性を発揮したアシェットデセール(皿盛りデザート)スタイルのパフェ。涼しげなガラスの皿にデコレートされたパフェは、高さが抑えられているため、ビジュアル的にもシックな印象。ラム酒やコーヒーフレーバー、ベリーが芳醇に香る、見た目も贅沢なパフェを、夜を迎えたムーディな空間で堪能することができる。

「ザ・バー」でパフェをいただくときには、コニャックなどの食後酒やシングルモルトウイスキーとのマリアージュを試してみるのもいい。

 最後にパフェにまつわる、おいしいネタをひとつ。「パフェ」というのは日本で生まれた名称で、フランス語で「完全な」を意味する「パルフェ」からその名を採ったとされる。そして、6月28日は「パフェの日」。パフェの愛好家によって制定されたもので、日本記念日協会にも登録されている。

 ではなぜ、6月28日なのか。その理由は、7月に入って「ザ・バー」を訪れたら、バーカウンターでオーダーしたプレミアムパフェを心待ちにする間に検索してみるのもいい。

「プレミアム パフェ」

期間:2019年7月1日(月)〜8月31日(土)

場所:1 階ロビーラウンジ「ザ・ラウンジ」、エグゼクティブ バー「ザ・バー」
■オリエンタル パフェ
時間:12:00〜21:30
料金:各種 ¥1,850 (税・サービス料別)
■トワイライトパフェ
時間:17:00〜21:30
料金:各種¥2,200(税・サービス料別)

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この記事の執筆者
音楽情報誌や新聞の記事・編集を手がけるプロダクションを経てフリーに。アウトドア雑誌、週刊誌、婦人雑誌、ライフスタイル誌などの記者・インタビュアー・ライター、単行本の編集サポートなどにたずさわる。近年ではレストラン取材やエンターテイメントの情報発信の記事なども担当し、ジャンルを問わないマルチなライターを実践する。