CONTRASTE コントラスト 27:00 L.O.
和食の料理人自らがすすめるワインとの絶妙の組み合わせを楽しむ

割烹の名のおとり、メニューには、先付けから、酢の物、焼き物、お造り、そして、食事、止め椀といった、会席(懐石)料理の名が並ぶ。コースもあるが、深夜なら、おまかせやアラカルトで楽しむのがおすすめ。そして、ワインは酸味がきれいで、料理の味を凌駕しない“冷涼産地”のものを中心に、およそ200種が揃えられている。

 

和食の料理人である下家さんが料理にワインを合わせる店をつくった理由は、自身がワイン好きだから。20歳代の初めからワインにぞっこんになり、板前の仕事をしながらワインスクールに通うほどに。もちろん無理強いはしないが、下家さんのワイン選びに信頼を寄せる常連客も多いという。

 カウンターに座ると、鮎が泳ぎまわる生簀が目に入る。基本、料理につかう魚は“活”で、全部で3つある生簀には、6月からの鮎をはじめ、鰻、すっぽん、ワタリガニ、ハモなど、その日のおすすめの一品になる魚たちが入っている。

 そんな活魚をつかった料理のなかでも、一番人気が鰻。「うちの鰻は、ちょい蒸しカリカリです」と下家さん。白焼き、蒲焼き、どちらもできるが、例えば、蒲焼をオーダーして、おすすめの赤ワインをグラスでいただく、というのはどうだろう。白焼きなら濃いめのシャルドネ、というのが下家さん推し。

 夜更けの荒木町で、四季菜豊かな日本料理の一皿と、ワインとのコントラストを楽しむ。なんとも贅沢なカウンター飯だ。


塩水雲丹 焼きなす ¥2,070(税込)品書きの造里の中から選んだ一品。夏場はこの焼きなすだが、季節によって、長芋、湯葉など、塩水雲丹と合わせる素材が変わる。
鰻 蒲焼 ¥2,070(税込)1/2尾で、白焼もある。生簀から取り出した浜名湖直送の鰻は、熱湯をかけてぬめりをとり、きりふきで日本酒をかけながら焼く。その手間が旨さを引き出す。一緒に出される二杯酢に、添えられたきゅうりを一緒につけていただくと、なんと、「鰻ざく」としても楽しめる。
揃えているワインの基本はブルゴーニュだが、アルザス、ドイツ、オーストラリアなどの冷涼産地のワインを選んでいるという。 グラスワインは、白が¥920~、赤が¥700~(共に税込)。

【お問い合わせ】
■コントラスト
住所:東京都新宿区荒木町9 美舟ビル1F
TEL :03-6457-7130
http://www.contraste-wine.com
営業時間/18:00~27:00 L.O. 定休日/不定休
アクセス/丸ノ内線「四谷三丁目」4番出口から徒歩3分

PHOTO :
安里昌悟(本誌)
EDIT&WRITING :
掘 けいこ