ASUSのデュアルスクリーンノートPCといえば、表裏がディスプレイになった「ASUS TAICHI21」を思い浮かべる人も多いだろう。今回登場した『ASUS ZenBook Pro Duo』もまた、ノートPCに新たなる革新をもたらす、ASUSの気骨を実感できるモデルであることに間違いがない。

かつてないノートPC革命!

メインディスプレイとScreenPad Plusで多様なタスクを快適に!「ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV」

インテル Core i9 9980HK プロセッサーの「UX581GV9980」と、インテルCore i7 9750H プロセッサーの「UX581GV9750」の2モデルを展開。ともにグラフィックスには NVIDIA GeForce RTX 2060を使い、メインメモリは32GB。ストレージは「UX581GV9980」が SSD 1TB、「UX581GV9750」がSSD 512GBとなっている。前者のOSはWindows 10 Pro 64でバッテリー駆動は約5.3時間、後者はWindows 10 Home 64、約5.5時間。サイズは幅359.5×奥行き246×高さ24mm、重量は2.5kg。8月23日発売。¥466,500 (UX581GV9980)、¥361,500 (UX581GV9750)

実機を使った最初の驚きは、2画面ともに画質が高いことだ。15.6インチのメインディスプレイに採用する3840×2160ドットの4K有機ELパネルも凄いが、「ScreenPad Plus」も14インチとサブとしては大きく、3840×1100ドットの4K液晶ディスプレイが搭載されている。

画面比率は16:4.6と、16:9のメインに比べ横長。光沢のあるメインに対しScreenPad Plusはアンチグレアが施されている。いずれもタッチ操作が可能で、、付属のスタイラスペン「ASUS Pen」を使った手書き入力にも対応している。

気になる2画面の連携でもかつてない独自性を発揮。メインディスプレイに表示されたウィンドウのScreenPad Plus側への移動や、上下の画面のウィンドウを入れ替えはもちろん、ひとのウィンドウを2画面にまたがってシームレスで表示することも簡単だ。

天板底面がオールアルミニウム製になった本体はフラッグシップにふさわしい高級感にあふれ、本体から―には重厚かつ未来感のあるセレスティアルブルーを採用する。オーディオブランドのHarman/Kardonとの協力によって実現された上質なオーディオ機能も備えている。
キーボード部分を使って配置された14型のScreenPad Plus。上下の2画面にまたがってシームレスで表示されているのがわかる。付属のパームレストを本体の下に置くことで入力のストレスも感じさせない。

2画面の連携で仕事、プライベートで使い方が大きく広がる

ScreenPad Plusのタッチ操作でアプリを起動したり、手書き入力用のデバイスとして使用するなど、ユーザーの目的に合ったさまざまな使い方が可能だ。

「ScreenPad Plusに資料を表示しメインディスプレイで企画書を作成する」などビジネスでの活用も快適で、思い切ってScreenPad Plusを音楽プレーヤーとして使うことで、メインの作業に集中できるという効果も実感した。また、1024段階の筆圧検知に対応している付属のASUS Penも、ペーパーライクな書き心地で、ペンタブのような使用感。

上部にScreenPad Plus、さらにテンキー機能付きのタッチパッドを搭載したことで、パームレストは割愛されたが、付属のパームレストを置けば、手首にテンションをかけずに入力ができる。一方のメインディスプレイは有機ELディスプレイを採用しているため、階調表現は申し分がなく、表示の難しい黒もグッと締まり、いつものストリーミング動画も別格ともいえる美しさで再現された。

広色域にも対応し、Adobe RGB 100%、 sRGB 133%、DCI P3 100、Display HDR 500に準拠。PANTONEの認証済みで、オリジナルデータに忠実な色表示を可能にしているので、クリエイティブな使い方にも十分対応する。

スペックもモンスター級で上位の「UX581GV CPU」には、インテルのCore i9 9980HK、「UX581GV 9750」にはCore i7 9750Hを搭載。いずれもメモリは 32GBでストレージには高速で大容量の1TBNVMe SSDを搭載。グラフィックスには NVIDIAの GeForce RTX 2060を採用する。無線LANにはより高速で通信の安定感を増したWi-Fi6が使われる。ノートPCの新しい使い方を模索する点で、近年まれにみる革新的なモデルといえるだろう。

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この記事の執筆者
主にモノ雑誌を中心に’80年代から活動するライター。トレンド製品や斬新な着想から生まれたガジェット全般の執筆に取り組む一方で、腕時計やバッグ、シューズといった、男の逸品をテーマにした記事も手がけている。