親子で死因を究明! フジテレビ系月9ドラマ『監察医朝顔』とは?

朝顔(上野樹里さん) ©フジテレビ
朝顔(上野樹里さん) ©フジテレビ

女優の上野樹里さん演じる法医学者・朝顔と、朝顔の父であるべテラン刑事・平(時任三郎さん)が、共に遺体の死因の謎を解き明かすだけでなく、遺体から見つけ出された「生きた証」を通じて、残された人たちの心を救っていくさまを描く、フジテレビ系ドラマ『監察医朝顔』。

原作となるのは、2006年から『週刊漫画サンデー』(実業之日本社)で連載された、同タイトルの医療漫画。設定にはアレンジが加えられ、親子には東日本大震災で行方不明になった母(妻)がいる設定となっていて、全話を通じ母(妻)とも向き合う姿が、繊細に描かれています。

法廷に立つ朝顔と東北へ向かった父・平、第7話のあらすじをおさらい

第7話で法廷に立つ朝顔(上野樹里さん) ©フジテレビ
第7話で法廷に立つ朝顔(上野樹里さん) ©フジテレビ

前回第7話で、朝顔は、ある事件の控訴審に鑑定証人として出廷しました。裁判の被告は、ふたりの夫が続けて病死し、遺産を手に入れ注目されている「疑惑の女・10億の美魔女」白川亜里沙(有森也実さん)。

白川は、ふたり目の夫の死亡時の状況証拠から逮捕されましたが、一審では無罪。検事は、ふたり目の夫について、朝顔に再鑑定を依頼し、法廷に立つことに。

法廷での朝顔の証言に逆上した白川被告は、仮病を使い休廷させ、さらには「法医の小娘、あんたを訴えてやるから!」と朝顔に伝えるのでした。

ピンチに陥った朝顔ですが、再鑑定の事実を、しっかり冷静に法廷で話す展開となりました。

第7話での浩之(柄本明さん/左)と平(時任三郎さん) ©フジテレビ
第7話での浩之(柄本明さん/左)と平(時任三郎さん) ©フジテレビ

また、朝顔の母・里子が震災の際に身につけていた手袋、そしてその中に骨が発見されたことで、朝顔と平一家の私生活も、新たな展開を迎えることになります。

朝顔の父・平は、東北の手袋が見つかった場所で、里子へのさらなる手がかりを捜します。そこにやってきたのは、平の義父・浩之(柄本 明さん)。平には話しかけず、草を刈り、平と同じように里子への手がかりを捜し始めます。

次の日、手袋の中の骨の鑑定結果を聞いた平は、手袋が見つかった場所で里子を捜し続ける義父の元へ。言葉もなく、鑑定結果を表情で語る平に、義父は、「あきらめてた、とっくの昔に。でもやっぱり会いたい里子に…。次くるときは連絡しろ」と声をかけるのでした。

視聴者の涙腺崩壊!感情移入し、涙する方が続出

5年前、平に対し「もう来ないでくれ」、「里子の位牌も作った、戒名もつけた。いい加減受け入れろ!」と言い、好きな時に東北に来ては里子を捜し帰っていく平を、よく思っていないようだった義父。その義父が胸の内を打ち明けるシーンに、グッとくる視聴者も多かったようで、「手袋がふたり(平と義父)の気持ちを近づけてくれたんだ…」といった声も寄せられました。

家に帰った平が、手袋の中にあった遺骨は、母が最後に「様子を見てくる」と向かった家の人(みずえさん)の遺骨だったと伝えると、朝顔は「母さん、みずえさんに手袋貸してあげたんだろうな」「お母さん、最後まで優しい人だったね」と、涙をこらえながら話します。

その後、夫である桑原に「もう我慢しなくていいよ」と言われ、初めて涙を流した朝顔。また父・平が、東北からの帰り道にひとり、車中で涙を流すシーンもあり、お互いがお互いを想い、涙をこらえるシーンに胸が締め付けられたという方も多いのではないでしょうか?

もちろん、この一連の流れにSNSには「今までで1番泣いた」「ティッシュの山ができた」などの声があふれ、涙なしでは見られない回となりました。

さて、第8話ではどんな事件が起き、どんな結末を迎えるのでしょうか? 気になるあらすじをフジテレビさんご協力のもと、ご紹介します。

『監察医朝顔』第8話、難しい死因の特定にどう立ち向かう?

朝顔(上野樹里さん)は、東北から戻って以来、働き詰めの日々を送っている父・平(時任三郎さん)を心配していました。桑原(風間俊介さん)によれば、平は野毛山署強行犯係の、ほかの署員の捜査も手伝っているのだといいます。

朝顔が、興雲大学法医学教室に出勤すると、法医学者の藤堂(板尾創路さん)が、検査技師の高橋(中尾明慶さん)や法医助手の熊田(田川隼嗣さん)に息子の夏休みの宿題を手伝わせていました。それを知った東堂の妻で法歯学者の絵美(平岩紙さん)は、息子に甘い藤堂を叱りつけ、「全部、自分でやらせるの!」と言い放ちます。

朝顔(上野樹里さん/左)と光子(志田未来さん/右) ©フジテレビ
朝顔(上野樹里さん/左)と光子(志田未来さん/右) ©フジテレビ

するとそこに、解剖の依頼が入ります。法医学教室の主任教授である茶子(山口智子さん)は、朝顔と法医学者の光子(志田未来さん)に執刀を指示します。

遺体は23歳の主婦・山本莉奈(小林由依さん)。自宅で倒れているところを、夫の山本達哉(渡辺翔太さん)が発見したもので、その時にはすでに死んでいたといいます。

朝顔(上野樹里さん/左) ©フジテレビ
朝顔(上野樹里さん/左) ©フジテレビ

朝顔たちは丹念に遺体を調べ、死因を特定しようとします。しかし、脳底部の内頸動脈が細くなっていたものの、外傷や病変は発見できません。

莉奈は、亡くなる前に貧血とめまいで倒れ、入院していたのです。病院側は、続けて検査入院をするよう勧めますが、3歳の娘がいることや、入院費が払えないことを理由に、通院を希望していたようで……。

神崎譲治(市川右團次さん) ©フジテレビ
神崎譲治(市川右團次さん) ©フジテレビ

一方、朝顔の夫である桑原は、異動となった神奈川県警への初出勤の日を迎えます。そこで桑原が出会ったのは、かつて平とコンビを組んでいた捜査一課の刑事・神崎譲治(市川右團次)でした。

そんな折、法医学教師にやってきた達哉は、亡くなった妻の莉奈は医療ミスで死んだ、と言い出し……。

第8話での家族の一幕 ©フジテレビ
第8話での家族の一幕 ©フジテレビ

死因の特定が、かなり難しくなりそうな第8話。異動となった桑原の、新たな活躍も見どころとなりそうです。予告では朝顔宅に大勢が集まっているシーンも描かれており、今回も見逃せない展開が続きそうですよね。

気になる物語の詳細はぜひ、9月2日(月)9時からの放送でチェックしていただければと思います。

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番組詳細

  • 監察医 朝顔
  • 9月2日(月)午後9時スタート予定、フジテレビ系