肌を明るく見せ、顔映りを引き立たせる鍵は、実は丁寧なシェービングにあることをご存じだろうか?
毎朝のシェービングは髭だけでなく、肌表面の角質も削り取る。それが、余分な角質だけなら問題ないのだが、誤った方法で髭を剃っていると、角質に大きなダメージを与えてしまう。そんなダメージが蓄積すると、肌あれや赤み炎症といった、肌トラブルへと悪化。すると、いくら上質な光沢感のあるドレスシャツやジャケットを身につけていたとしても、その肌映え効果が損なわれてしまうのだ。
シェービングとは伊達男を構成する要素に不可欠な儀式であるからこそ、最良のツールを活用しながら行うべきなのである。そこで、今回は正しいシェービングに必要な3品、シェーバーと髭トリマー、そしてビアード(鬚)オイルを紹介したい。
顔映りが凜と引き立つ丁寧なシェービング
毎日の髭剃りを格上げするシェービングギア3選

まず、シェーバーはT字型カミソリか電動式のどちらかを使っているかと思うが、現代人におすすめしたいのは電動シェーバーだ。というのも、T字カミソリは刃を肌に直接当てて剃っているため、年齢を重ねた肌にはダメージが大きいからだ。しかも、自宅では、バーバーなど理髪店のような仕上がりを再現するには無理がある。そう考えると、それらのシェービングテクニックを最新技術に代えて搭載している、高機能な電動シェーバーを使ったほうがスマートなのである。
電動シェーバーには往復式、回転式、ロータリー式の3種類があるが、髭が硬く、密度が濃い伊達男には髭をくまなく捉えられる往復式の5枚刃がベストな選択だ。
パナソニックから発売されている『ラムダッシュ』の最新機種は5枚刃の搭載はもちろん、前後・左右・上下に加えて、ツイストや前後にもスライドするサスペンションが新たに採用されており、あご下やフェイスラインにもさらなる密着剃りを実現。独自の機能性を着実に進化させている点で評価したいシェーバーブランドだ。
続いて、髭を蓄えているなら、シェーバーに加えて、髭をトリミングしたり、シェイピングができるスタイラーを用意しよう。たとえば、無精髭のようなデザインを施すにしても、手入れをしているか否かで、清潔感に驚くほど差がでる。手入れをしていない場合、髭の長さにばらつきがでるため、不潔な印象に成り下がってしまう。つまり、無精髭で大切なのは手入れが行き届いた無精髭風であること。そうデザインするためには髭の微調整ができるスタイラーが必要なのだ。
これら2品があればシェービングも髭のデザインも自在に整えられるが、その前後にぜひ取り入れてほしいアイテムがある。それがビアードオイルだ。こちらは髭にツヤを与えたり、スタイリングすることを目的としてつくられたフェイスオイルなのだが、肌に直接つければ保湿・保護効果を発揮する。したがって、シェービング前に、ビアードオイルを肌に塗れば、シェーバーのすべりがよくなり、肌ダメージが軽減する。しかも、シェービングと洗顔をした後に、もう一度、肌や髭につければ、さらに保湿力も強化できるので重宝する。紹介したバーバリーにはホホバオイルやアルガンオイルなどスキンケア成分が配合されているため、シェービング前後に使うのに相応しいアイテムだ。
伊達男にとって、髭は装いと顔つきのつなぎ役となるパーツだ。髭のデザインやスタイルを自在にコントロールできれば、ファッションのコーディネートに統一感が生まれ、あなたの存在感もさらに際立つはずだ。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2017年秋号より
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
- クレジット :
- 撮影/岩井賢志 構成/加藤智一