ボーズの「QuietComfort」シリーズは、スイッチひとつで、耳障りなノイズを抑え、航空機内や街の雑踏を、静寂に包まれたリスニング空間へと変えるノイズキャンセリング機能と、高音質を両立させた高級ヘッドホンのマスターピース。オーディオファンのみならず、移動の多いビジネスパーソンのスタンダードとしても広く愛用されてきた。

現在発売中の「QuietComfort 35 wireless headphonesⅡ」では、Bluetoothによるワイヤレス接続や、Google、Amazon Alexaなどの“音声アシスタント”機能に対応。音量レベルによってサウンドを最適化するアクティブEQも追加され、どんな音量でも、リスニングシーンを問わず、BOSEのハイクオリティサウンドを楽しめるようになった。

音声コントロールとモバイルコミュニケーションの概念を変える、新時代のヘッドホンヘッドホンが誕生

 「QuietComfort」の技術をもとにゼロから設計した「BOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700」

SPEC●Bluetoothバージョン:Bluetooth5.0●ワイヤレス通信距離:最大10m●バッテリー充電時間:最大2.5時間●クイック充電:15分で3.5時間持続●バッテリー持続時間:最大20時間●USB-C接続可能●ヘッドホンサイズ:W16.5×H20.3×D5.1cm・250g。カラーはトリプルブラックとラックスシルバー。トリプルブラックは9月12日発売、ラックスシルバーは9月19日に発売。¥42,500
SPEC●Bluetoothバージョン:Bluetooth5.0●ワイヤレス通信距離:最大10m●バッテリー充電時間:最大2.5時間●クイック充電:15分で3.5時間持続●バッテリー持続時間:最大20時間●USB-C接続可能●ヘッドホンサイズ:W16.5×H20.3×D5.1cm・250g。カラーはトリプルブラックとラックスシルバー。トリプルブラックは9月12日発売、ラックスシルバーは9月19日に発売。¥42,500

今回登場した「BOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700」(以下HEADPHONES 700)は、この「QuietComfort 35 wireless headphonesⅡ」に搭載されるノイズキャンセリング性能や音声アシスタント対応技術をもとに、モバイルオーディオとして再定義された新時代のワイヤレスヘッドホンだ。

イヤーカップにはタッチセンサーが搭載され、ヘッドホンをかけたまま指で多彩な操作ができる。ノイズキャンセリングのカスタマイズも可能。
イヤーカップにはタッチセンサーが搭載され、ヘッドホンをかけたまま指で多彩な操作ができる。ノイズキャンセリングのカスタマイズも可能。

より完璧で快適な使い心地を実現するため、新たなアコースティック/エレクトロニクステクノロジーや、デジタル信号処理技術、8基のマイクで構成されるシステムを一つに統合し、ゼロから設計されている。技術のカナメとなるノイズキャンセリング性能向上のために6基のマイクを使用。

そのうち2基には、ユーザーの音声を分離し、周囲のあらゆる音を抑える“ビームフォームアレイ”機能を、もう2基には周囲のサウンドをトラッキングして遮断する“リジェクションアレイ”機能を内蔵。

このアダプティブ4マイクシステムによって、音声のピックアップ性能を劇的に改善している。ユーザーの動きや、周囲の環境の変化に合わせて機能がリアルタイムに動作し、高度な電子回路技術が、非再生中も聴こえる「サー」っという高周波数のノイズ音“ヒスノイズ”も除去。雑音の多い人混みや街の喧騒下にいても、クリアな通話が可能となり、音声アシスタントからも正確なレスポンスを受けることができる。

11段階で調整可能な可変ノイズキャンセリング

可変ノイズキャンセリング機能は11段階調整を実現。最大に設定すると、どんな喧噪にいても最高の静寂を実現。最小設定では、イヤーカップ越しに周囲の音がすべて聞こえる状態となるため、自分や周囲の声が、ヘッドホンを装着していないかのようにスムーズに耳へ届く。

また「会話モード」を使うと、音楽を楽しんでいる時も周囲の音が認識できるため、再生中の音楽とノイズキャンセリングを一時停止して、話しをしたり、駅や空港のアナウンスを聞くことが可能だ。また、音声通話やビデオ通話では、ユーザー本人の声だけを相手に伝え、ボイスメールの場合は、周囲の雑音は拾わず、ユーザーの声のみ録音。音声アシスタントは音声コマンドを正確に聞き取るため、効率よくタスクを済ませられる。

モバイルに最適化されたボディと操作性を実現

音声による拡張現実(AR)プラットフォーム「Bose AR」に対応。搭載されたモーションセンサーが、装着中の頭の方向や体の動きを検知するほか、Bose AR対応アプリでは、この情報と位置データを用いて、ユーザーの居る場所などに合わせてオーディオコンテンツを提供する。
音声による拡張現実(AR)プラットフォーム「Bose AR」に対応。搭載されたモーションセンサーが、装着中の頭の方向や体の動きを検知するほか、Bose AR対応アプリでは、この情報と位置データを用いて、ユーザーの居る場所などに合わせてオーディオコンテンツを提供する。

本体にはステンレススチールと高品質なコンポーネントを採用。ヘッドバンド全体に重さを分散させることで快適な装着が可能に。

電源ボタン、ノイズキャンセリングレベルの切り替え用、さらに音声アシスタント用の3ボタンを搭載し、着信/終話、ミュート、音量調整などは、直感的に操作ができるタッチセンサーを用いている。バッテリー寿命は最長20時間。イヤーカップを回転させて折り畳めるため、ビジネスバッグやバックパック、座席のポケットにも入れやすい。薄型のハードケースにコンパクトに収納して、常時持ち運べるのもこのモデルならでは。音質は精細さと華やさがシンクロするボーズらしいチューニングだ。ボーズ独自のアクティブにより、聴き疲れを引き起こす音を調整し、原音に忠実な、クリアかつバランスの取れたサウンドを楽しめる。

オーディオによる拡張現実(AR)プラットフォーム「Bose AR」に対応し、各種モバイルアプリと連携して現在地や向いている方向に基づいた現実世界にオーディオを追加した、まったく新しい体験を提供してくれる。さらに、ノイズキャンセリングによる静寂さに心地よい音のレイヤーを加えるリラックスや集中向けのノイズマスキングトラックを含めたその他の機能も今後追加される予定だ。

この「HEADPHONES 700」は、ボーズの革新的なヘッドホン3モデルの第1弾。第2弾となる超コンパクトな完全ワイヤレスインイヤーヘッドホン「BOSE EARBUDS 500」、第3弾の完全ワイヤレス「NOISE CANCELLING EARBUDS 700」が、2020年に発売が予定されている。こちらも乞うご期待を。

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この記事の執筆者
主にモノ雑誌を中心に’80年代から活動するライター。トレンド製品や斬新な着想から生まれたガジェット全般の執筆に取り組む一方で、腕時計やバッグ、シューズといった、男の逸品をテーマにした記事も手がけている。