日本からは錦織 圭選手が参加したテニスの大会「全仏オープンテニス2017」。この全仏オープンテニスは、世界で初めて地中海横断飛行に成功したフランスの英雄的パイロットで、ルイ・ヴィトンの顧客でもあるローラン・ギャロスの名を冠し「ローラン・ギャロス・トーナメント」とも呼ばれています。
テニスの4大国際大会・グランドスラムの中で最も古く、最高のテニスコートであるクレーコート(粘土や赤土を用いたコート)でプレイされる唯一の大会。
この全仏オープンの女子チャンピオンに贈呈されるスザンヌ・ランラン・カップと、男子チャンピオンに贈呈されるムスクテール・カップ、それぞれを保護するトロフィーケースを、ルイ・ヴィトンが製作しました!
ルイ・ヴィトンの技術とテニスへのリスぺクトが光るケース
ルイ・ヴィトンならではの真鍮のコーナー金具やロックが特徴的なトロフィーケースは、クレーコートを髣髴とさせる内装のテラコッタカラーに、シルバーのカップが映える逸品。
このふたつのトロフィーケースは、アニエールにあるアトリエの職人の手で丹念につくられたもの。テニスコートの白線を思わせる白の「V」があしらわれています。
本当に手作業でつくられていることがわかる、貴重な1枚。
スポーツマンシップを讃え、冴えわたるクラフツマンシップ。
ルイ・ヴィトンとテニスの関わりは100年近く前から
1920年ごろにはすでに、テニスラケットを入れるトランクを作っていたルイ・ヴィトン。当時の貴重な資料がこちらです。ちなみに、女子チャンピオンに贈呈されるスザンヌ・ランラン・カップの名にもなっている、フランスの往年の名選手であるスザンヌ・ランラン。彼女もまたルイ・ヴィトンの顧客として、このテニスラケットトランク「Triomphe」をオーダーしたのだとか。
当時のポスターも見せていただきました(かわいい!)。テニスラケットケースのほか、ゴルフクラブケースも描かれ、ルイ・ヴィトンが昔からさまざまなスポーツに関わるトランクを製作していたことがわかります。
この素晴らしいケースに収められるトロフィーを制作したのは、パリのラ・ペ通りで創業した、世界で最古の宝飾・金細工の老舗である、メゾン・メレリオ。
ローラン・ギャロス、メゾン・メレリオ、そしてルイ・ヴィトン。フランスの格式ある名門ブランド3者による賞品は、歴史ある大会の勝者にふさわしい、唯一無二のものとなりました。
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- Precious.jp編集部
- クレジット :
- 構成/安念美和子(LIVErary.tokyo)