ルイ・ヴィトンのクロコ・バッグが特別な理由6

クロコダイルのバッグを探すなら、まずルイ・ヴィトンへ。目利きのファッションプロが一目おく名品がそろっています。その魅力の真髄を、6つの理由から解明します。

■理由1:手にするだけで高揚する、ジュエリーに負けない存在感

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「カプシーヌMINI」¥2,140,000/取り外し可能なレザーストラップ付き【縦14×横21×マチ8cm】[アリゲーター](ルイ・ヴィトン)

100年以上の伝統をもつルイ・ヴィトンの「クロコ・バッグ」。特別なサヴォアフェールを必要とする製造は、専門的な訓練を10年にもわたって重ねた職人により、カッティングから縫製まで、すべてが手作業で行われます。

その精度はミリ単位! クロコダイルが「革のダイヤモンド」と呼ばれるゆえんが、ここに。

■理由2:ほかにはない素材へのこだわりが、一生もののバッグにふさわしい風格を宿します

クロコダイル製品の原料は、ワシントン条約により厳しく守られているため、原皮の数には限りがあります。この限られた原皮のなかでも、パリの郊外、アニエールにある工房での厳格な選定をクリアできるのは、ごくわずか。

決して妥協を許さない、最高品質・最上級への強いこだわりが、真のラグジュアリーと、魂からの満足感を、私たちに与えてくれるのです。

■理由3:白いクロコという、圧倒的なラグジュアリーが証明するブランドの矜持

長い間、「製作は不可能」とされていた白のクロコバッグ。その実現を可能としたのも、ルイ・ヴィトンがもつ類いまれな技術と、「進化」にかける熱意でした。

実は、誕生のきっかけとなったのは、日本からのリクエスト。真珠を思わせる優しく高貴な輝きは、ブランドの矜持。そして同時に、私たちへの素晴らしいプレゼントでもあったのです。

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「カプシーヌMINI」¥2,140,000/取り外し可能なレザーストラップ付き【縦14×横21×マチ8cm】[アリゲーター](ルイ・ヴィトン)

製作の過程で原皮を脱色し、ミネラルタンニングした皮は、青く染まります。白の染料をのせ、バッグに必要な広い面積で青が浮き出ないよう磨きをかける作業には、非常に高度な技が要求されます。

■理由4:色もデザインもバリエーション豊富! アイコンバッグがクロコをまとい、可能性を広げて

女性にとって、美しさの定義もバッグの好みも十人十色。ましてや最愛バッグを選ぶとなれば、選択肢はできるだけ多いほうがいい。ならばルイ・ヴィトンへ。クラッチからボストンバッグまで、彩り豊かに百花繚乱。クロコダイルは斑(ふ)の出方しだいで表情が変わるから、私だけのアイコンバッグとの出合いもまた、一期一会。

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1.「アルマBB」¥1,925,000/色名:ローズトルマリン、取り外し可能なレザーストラップ付き[アリゲーター]【縦17.5×横23.5×マチ11.5cm】・2.「プティット・ボワット・シャポー」¥2,950,000/色名:ブロン、取り外し、長さ調整可能なレザーストラップ付き[アリゲーター]【縦16.5×横17.5×マチ7.5cm】・3.「ツイストMM」¥2,560,000/色名:ノワール、肩がけ、クロスボディとしても使用可能【縦17×横23×マチ9.5cm】[アリゲーター]・4.「カプシーヌPM」¥4,110,000/色名:グリペレール、取り外し可能なレザーストラップ付き【縦20×横31.5×マチ11cm】[クロコダイル・ポロサス]・5.「シティ・スティーマーPM」¥3,180,000/色名:トープ、取り外し可能なレザーストラップ付き【縦23×横26.5×マチ13cm】[クロコダイル・ニロティカス](ルイ・ヴィトン)

■1:愛され度No.1、オールマイティなメゾンのアイコンバッグ「アルマ」

「アルマ」の誕生は1934年。アール・デコを彷彿とさせるスタイルで、1992年に再登場して以来、ルイ・ヴィトンを代表するアイコンバッグに。とりわけプチバージョンの「アルマBB」は、ショルダーでデイリーユースに、ハンドバッグにしてエレガントにと、オールマイティに活躍。収納力にも優れています。

■2:メゾンの伝統と技術が堪能できる「帽子ケース」のミニチュア版「プティット・ボワット・シャポー」

メゾンが誇るトランクづくりや加工技術の伝統を体現した「プティット・ボワット・シャポー」は、貴重なアリゲーターを使用した「帽子ケース」のミニチュアバージョン。

■3:装いにモードな華やぎを添える主役級の存在感「ツイスト」

ポリッシュ・クロコダイルの黒に漂う、絶対的なエレガンスは、まさにプレシャスバッグの王道。ウィメンズ アーティスティック・ディレクターのニコラ・ジェスキエールによるデザインは、「L」と「V」をツイストさせて開閉する、ユニークなクロージャーが特徴。

■4:オンスタイルに華。オフスタイルに格を与える、タイムレスな逸品「カプシーヌ」

一般的に「ワニ革の最高峰」といわれるクロコダイル・ポロサスを、持ち手を取り付けるリングに至るまで、贅沢に使用。『Precious』読者から絶大な人気を誇る、トープ系カラーの充実度も必見。オンスタイルに旬のこなれ感や抜け感を、さりげなく、しかもラグジュアリーに表現してくれます。

■5:端正なたたずまいに機能性を装備したキャリア女性のパートナー「シティ・スティーマー」

ブランドアーカイブの「スティーマー・バッグ」からインスパイアされ、2016年に初登場。刻印が施されたパドロック、ネームタグ、LVサークルなど、ルイ・ヴィトンならではのひねりを加えたシティバッグ。トープ系やブラックなどの定番色のほか、シーズンごとに加わる新色やデザインを展開。

■理由5:定番バッグ「カプシーヌ」で検証! 細部にまでこだわる卓越したクラフツマンシップ

メゾンに代々受け継がれる、高度で丹念な手仕事の技術、サヴォアフェール。1854年、ルイ・ヴィトンが初の店舗を構えたパリのカプシーヌ通りにちなんで名づけられたアイコンバッグ「カプシーヌ」を例に、「ワニ革のすべてを知り尽くす」、匠(たくみ)の技を検証します。

ハンドバッグ「カプシーヌ」のディテールに込められた、匠の技と洗練された遊び心にときめいて

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「カプシーヌPM」¥3,700,000/色名:シエンヌ、取り外し可能なレザーストラップ付き【縦20×横31.5×マチ11cm】[アリゲーター](ルイ・ヴィトン) 

アリゲーターを使用した「カプシーヌ」。クロコダイル・ポロサスの同モデルと比較すると、素材の違いに気づくはず。アリゲーターは全体に大きめで縦長のすっきりとした斑をもつため、シャープな印象。セレクトはあくまで直感、お好みで。

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十分な収納スペースと機能性を兼ね備えたふたつのコンパ ートメントなど、洗練されたディテールも魅力。
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後ろ姿も美しい。このエレガンス、この品格は、最高のクラフツマンシップによるワンハンドルバッグならではの艶やかさ。
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見えないところまで美しく整ったクロコダイルの斑にメゾンの矜持が。鋲が底部を傷から守り、立てたときの安定感を高める。
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フラップ部分を外に出せば、モノグラム・フラワーが出現するつくり。メゾンの遊び心が細部にまで生かされて。
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加工には特別なサヴォアフェールが必要とされる。バッグのフラップ部分のカーブまで、専門の職人が手作業で成形する。
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ハンドルに使用するメタリックバックルにも、レザーがあしらわれて。ひとつひとつ、丹念に手作業で施す。

■理由6:クロコ=クラシカルという概念を変え、進化し続けるユニークピース

皮そのものに油分をほとんど含まないクロコダイルは、皮革のなかでも、最もカラーパレットを美しく再現できる素材といわれています。その特性を生かし考案されたのが、他に類を見ないほどユニークな、スポット(水滴)模様のバッグ。「今」という時代を象徴する、ラグジュアリーの完成形です。

水彩画を思わせる幻想的な模様が、無限のイマジネーションを喚起する

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「カプシーヌBB」¥4,320,000/色名:ブラック インク、取り外し可能なレザーストラップ付き[アリゲーター]【縦18×横27×マチ9cm】(ルイ・ヴィトン)

雨の雫(しずく)? それとも深海のバブル? 見る人の想像力をかき立てる模様は、まるで水彩画のよう。ベースをホワイトで染色した後、職人の手作業により、ブラックとグレーのスポット模様が描かれ、さらに表面全体に液体を注ぐことで輪郭をにじませ、独特の表情をもたせているのだそう。

シャイニー仕上げを施すことで、模様が浮き立つような、幻想的な美しさすら漂います。

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※掲載した商品はすべて税抜です。

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PHOTO :
戸田嘉昭・小池紀行・池田 敦(パイルドライバー)
STYLIST :
戸野塚かおる
EDIT&WRITING :
矢野絵梨佳(HATSU)、喜多容子(Precious)