なくても生きてはいけるけれど、あれば人生がもっと豊かになる。ここでは葉巻やシングルモルトと並ぶ、「嗜好品」としての「ベルルッティワールド」を、3つの物語とともに紹介しよう。
3つの物語で紡ぐベルルッティの世界
■1:来訪者
「月明かりに誘われ、今夜も音のないざわめきがいつの間にかわが家に忍び込む。そんなとき、私はいっときパイプを休ませると、グラスに残った黄金色の雫をぽたぽたとヴェネチア・レザーに垂らし、一心不乱に磨き上げる。様々な色を封じ込め、いつしかステンドグラスのような輝きを取り戻したその革を、月光に捧げた深夜2時。ざわめきはとうに私の部屋を去っていた」
ベルルッティが誇る特殊加工によって、色落ちが絶対に許されないレザーのジャケットに、パティーヌと見紛う風合いを封じ込めた一着。随所に施されたハンドステッチや、スクリット柄のライニングなど、ファッションを超越した嗜好品的ディテールも多数。男なら一度は挑戦したいジャケットだ。
■2:旅情
「果てしなく続く田園。鬱蒼としたジャングル。古びた煉瓦造りの街並み……。パティーヌの妙技によって、あまねく時と風景とが染み込んだかのような色彩を秘めたヴェネチア・レザーは、私の旅のすべてを知っている、気のおけない友である。そっと顔を近づけてみると、果実と草花の薫りが鼻腔をくすぐった。それはただの錯覚? しかし確かに、忘れつつあるあの頃の情景が、鮮やかに私の目前によみがえったのだ」
ベルルッティはパティーヌだけじゃない。「スクリット」と呼ばれる文字装飾や、芸術的な図案を施す「タトゥー」といった加工との合わせ技によって、そのレザー製品はえも言われぬ相貌を宿す。カジュアルやビジネスといった領域を超越し、所有者のスタイルそのものになるのだ。
■3:追憶
「天翔ける希望の両翼を持つような時代が、私にはあった。木漏れ日の通学路も、コンサート会場の歓声も、すべては永遠に繰り返すと思い込んでいた輝かしき時が。すべては遠い過去の記憶となったが、お楽しみはこれからだ。酒造りが熟成という過程を必要とするように、人生にも時の流れによって引き出される素晴しさがあるのだから。年とともに芳醇さを増すヴェネチア・レザーは、私たちに人生のもうひとつの悦びを教えてくれる」
すでに大人気となっている靴やバッグのみならず、男たちの機知を刺激するアクセサリーも多数そろえているベルルッティ。本物のエレガンスを知る男たちへの、プレゼントにもぴったりだ。
あなたの人生にも、パティーヌの彩りを!
美しさと機能性を併せ持つ、名品トートバッグ
ワイン色のパティーヌとボディに施されたスクリットが艶かしい、ベルルッティ流トートバッグ『トゥジュール』。装いを選ばない汎用性。肩がけでも手持ちでもいける絶妙なハンドルの長さ。現代的なライフスタイルにマッチしたポケット使い……。その嗜好品的なルックスからは想像もつかない使い勝手のよさで、幅広い職業、世代の男たちから人気を集めている。
幅広いサイズ感のウォレットが手に入る
ラージサイズのジップウォレットから、現代的なミニウォレットまで、多彩なアイテムを展開。購入後にパティーヌを施すことも可能。
現代のビジネスシーンに合う機能派ブリーフケース
驚くほどの軽さと、細かく施された間仕切りが使いやすい、モダンで機能的なビジネスバッグ。金具を使わず繫いだハンドルとボディとのコントラストが、実に美しい。
理屈は無用。感性を揺さぶるレザーパンツ
世にも珍しい、パティーヌ風のレザーパンツ! かなりのタイトシルエットで、すそにはジップ付きだ。着こなしやシーン云々を机上で考えるより、この存在感をほしいか否か、直感で選ぶべきアイテムである
※価格はすべて税抜です。
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- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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- クレジット :
- 撮影/辻郷宗平(パイルドライバー) スタイリスト/石川英治(Tablerockstudio)構成/山下英介(本誌)