グレー、ベージュ、黒のベーシックカラーのカーディガンや、一枚でこなれる丸首カーディガンなど、大人の女性にぴったりなカーディガンの着こなしを、ファッション誌『Precious』からピックアップしました。秋のおしゃれで登場回数の多いアイテム・カーディガンのさまざまな着こなしをマスターできるよう、36パターンのコーディネートを掲載しています。
【目次】
レディース秋のカーディガンコーデ
【1】ピンクカーディガン×ネイビーパンツ
ピンクのニットカーディガンにデニムを合わせ、バッグをクロスボディにした華やかなパンツスタイルです。
カーディガンやニットのV開き対策は、悩みの種。Tシャツでは心もとないし、ボウブラウスだとエレガントすぎる。ニットに色のトーンを合わせたスカーフを胸元にコンパクトにあしらって、上質カジュアルに。
【2】ライトブルーカーディガン×白シャツ×ライトグレーパンツ
メタリックで品よく外すプレッピースタイル。淡いブルーのカーディガンや端正なグレーパンツというシンプルな組み合わせに、スカーフをコンパクトに巻きいて華やぎ感を出したスタイリング。
そこに光沢感のあるぽってりとしたトッズのバッグ、バックルとフレアヒールのコンビネーションが華やかな存在感を示すロジェ・ヴィヴィエのパンプスで、シャイニー感を加え、エレガンス力を高めて。
【3】柄カーディガン×白シャツ×黒パンツ
ロングのたっぷりとしたカーディガンに、襟がコンパクトなシャツ&レザーパンツを合わせたモード感の漂うカジュアルコーディネートです。着こなしを辛口に引き締める黒の帽子が、リッチカジュアルに導きます。黒の異素材ミックスが、立体的で品のある女性に導いて。
【4】パープルカーディガン×ネイビーワンピース
小さなそでがほんのり愛らしい、ストレッチウール仕立ての細身ワンピース。シルエットを生かして、肌触りのよいカシミアシルクパープルのカーディガンを肩がけ。さらにネックレス、時計、バングル…シルバーの輝きをちりばめて、クールな抜け感をプラス。
【5】白カーディガン×白ニット×グレースカート
白のタートルネックニットに、トッパーカーディガン(目がギュッと詰まった編み地のガウン風カーディガン)た、ニットレイヤードスタイル。締めつけ感のないスカートを合わせ、ストレスフリーな心地よさを追求した着こなしです。
【6】ブラウンカーディガン×カーキベスト×ベージュパンツ
タートルニット×ダブルジップのダウンベストといった完成されたカジュアルに、さらに上からマルサラブラウンのロングカーディガンをふんわりはおって。これぞ冬レイヤードの楽しさ全開! バッグや靴にいたるまで、ニュアンスあるブラウンの濃淡を、ていねいに重ねた着こなしで、冬カジュアルを満喫したい。
【7】チャコールグレーカーディガン×ピンクベージュブラウス×チェックスカート
チャコールグレー×ウッドベージュの、コクのあるニュアンスカラー配色が、ひと目で旬を感じさせる装い。堅い印象になりがちなタイトスカートの着こなしに、艶やかなブラウスが優しさを添えます。ボトムインして上半身をコンパクトにすれば、縦ラインがさらに際立って、都会的なキレのあるいい女に。
【8】レッドカーディガン×グレーコート×黒スカート
動くたびに艶やかなレザーが揺れる、着映え度満点のドラマティックなスカート。鮮やかなトマトレッドのニットカーディガンをインナーとして一枚で着て、メリハリの効いた素材使い&配色にすることで、さらに美人度をアップさせて。
【9】チャコールグレーカーディガン×白カットソー×黒パンツ
前開きの深いVネックのカーディガンも、実は鎖骨がいちばん美しく見えるバランスが計算されたもの。インナーの白いカットソーが効いて、グレートーンの着こなしに、軽やかな抜け感が生まれています。
【10】白カーディガン×白ニット×ネイビーパンツ
ゴールドラメのトリミングが映えるアンサンブルニットに、スポーティなライン入りのパンツで、モード感あふれるトラッドスタイル。足元にクラシックなグッチの『ホースビット ローファー』を合わせれば、さらにクラスアップして。
レディース秋のグレーカーディガンコーデ
【1】ライトグレーカーディガン×グレーワンピース
フワフワとした羊のファーで襟元をたっぷりと覆ったボリュームあるカーディガンは、体にフィットするミディ丈のニットワンピース&ブーツと合わせ、全体をワントーンの縦長シルエットにまとめて。いつものコートが重い、と感じた日は、ロングカーディガンでフェミニンなカジュアルを。
【2】グレーカーディガン×グレーニット×グレーパンツ
濃いグレーの上半身~薄グレーのパンツと、グレーのグラデーションコーディネート。カルティエの時計「パンテール」のフォルムを表現したしなやかで愛らしいネックレスで、ベーシックなニットスタイルにスパイスを加えて。
【3】グレーカーディガン×グレーブラウス×パープルパンツ
上半身は濃厚グレーを重ねて装いに奥行きを。そこにパープルのボトムを合わせた、艶めくシックなスタイルです。これまではベーシックカラーだったボトムを、2019年秋は流行カラーのパープルに更新。それだけで、着こなしに艶めきと大人の余裕が生まれます。
【4】ライトグレーカーディガン×ブラウンワンピース
ブラウンのシャツワンピースと淡いグレーのニットガウンの優しい組み合わせが、きれいめスニーカーの抜け感があることで、ほっこりしすぎず、より今どきなたたずまいに。
グレーを着こなす際のお供として、グレージュ系のスニーカーは一足持っておくと、非常に便利なアイテムです。こちらは異素材を組み合わせたマルチカラーが洗練された印象を醸し出す、ブルネロ クチネリのもの。鮮やかに効かせた白のひも使いがニュアンスカラーを引き締めて、存在感もアップ。
【5】グレーカーディガン×ネイビーワンピース
ソーシャライツのオリヴィア・パレルモの着こなしから学んだスタイリングです。ロングカーディガンにシャツワンピースを合わせるのは定番ですが、華やかな小物合わせが重要! シルバー系の多連ネックレスやメタリックな靴が、リッチに見えるポイントに。
【6】グレーカーディガン×黒パンツ
キャメルとネイビーをベースに、オレンジを鮮やかに効かせた、すっきりとした柄ゆきのカシミアシルクの大判スカーフを、ゆったりめのカーディガンの上に巻いたパンツスタイル。マニッシュなウエスタン巻きに少しアレンジを加えた、ざっくりとした巻き方が、さりげなくてかっこいい。
【7】グレーカーディガン×グレーパンツ
カシミアシルクの大判スカーフの質感を生かし、三角折りにしてふんわりと巻いた、カーディガン×パンツスタイル。スカーフのやわらかなモノトーンにミントグリーンの爽やかさを生かし、ニットやパンツはニュアンスカラーで優しくまとめて。
【8】グレーカーディガン×ベージュニット×グレーパンツ
アウター感覚で着られる、ざっくりとしたグレーのカシミアのカーディガン。そで部分のファーは、毛の色に濃淡があるため、きれいなグレージュ・グラデーションが楽しめます。また、グレーにベージュ系のニットとパンツを合わせるのも、グレージュ・グラデーションをやわらかく、上品に仕上げる秘訣。チャコールグレーのレザーバッグで引き締めて。
【9】グレーカーディガン×白ブラウス×グレースカート
グレーのカーディガンに、白ブラウスをコンパクトに上までボタンを留め、グレーのひざ下丈タイトスカートと合わせたワントーンの着こなし。都会的な雰囲気をまとったマノロ ブラニクのヒール靴や、知的に見えるメガネを合わせて、凛と美しく。
【10】グレーカーディガン×ブラウンニット×グレーパンツ
極上素材を、こともなげに日常に着るのが大人のかっこよさ。ファーが味わい深い艶を添える、こくのある色味のグレージュカーディガンは、ざっくりとした編み方も含めて、冬らしいアイテムのひとつ。ブラウンは最近のトレンド色でもあるので、こげ茶のニットでよりシックな配色に。手元の美しいグレージュウォッチで、繊細なセンスを感じさせたい。
レディース秋の黒カーディガンコーデ
【1】黒カーディガン×ネイビーワンピース
ワンピースは軽い着用感で、シワにもなりにくい鹿の子編みジャージー素材。左肩のタックから斜めに流れるドレープが、端正シルエットに優雅さを添えて。ほのかな透け感を生かした同素材のカーディガンを重ねれば、きちんと感がありつつ堅苦しく見えない、旬テイストのお仕事スタイルが完成。
【2】黒柄カーディガン×黒ワンピース
モノトーンのナチュラルモダンな図柄とキモノスリーブが新鮮な、カウチンカーディガン。ひんやりと艶めくシルバー×オニキスのモノトーンジュエリーで、スタイリッシュに着こなして。
edit & co.COWICHANのローゲージニットは、熟練した職人がていねいに手編みし、筒幅の広いラグランスリーブのひじ下にだけ柄を入れて、上腕をすっきり見せるよう計算された、カジュアルカーディガンの名品中の名品。
【3】黒カーディガン×黒ニット×白パンツ
「甘×辛ミックス」の最もシンプルな方法は、装いに品格を加える黒のアンサンブルニットと、颯爽としたムードを添える白のスティックパンツを合わせること。さらに小物で端正なハンドバッグと華やかなトングサンダルを合わせたら、きちんと感も抜け感もある着こなしが完成します。
【4】黒カウチンカーディガン×黒ワンピース
冬旅の滞在先では、洗練されたニットアウターがひとつあると便利。ジャカードの織柄にカントリー調の味わいのあるガウンカーディガンは、たくさんのフリンジの装飾感が今の気分。ネイビー×白で、都会的なリラックス気分を楽しみたい。
【5】黒カーディガン×黒カットソー×黒スカート
ニットやローファーなど、おなじみのアイテムも、チェック柄のアシメトリースカートを合わせることで、たちまち新鮮に。チェックでも黒ベースならば、こんなにもシックに見えるなんて…新鮮! チュールやプリントものなど、ロングスカートの素材やデザインに表面感がある場合は、コンパクトなツインニットが活躍。
レディース秋のベージュカーディガンコーデ
【1】ベージュカーディガン×ダークブラウンニット×黒スカート
ストレートスカート×ロングブーツ2パターン目。ソフトな羊革のレザータイトスカートに、マットなフラノ生地のロングブーツを合わせた、レザーの質感MIXが楽しめるコーディネートです。ダークブラウンでシャープにまとめたインナーに、グレージュのロングカーディガンが自然体のこなれ感を与えて。
【2】ベージュカーディガン×白ブラウス×グレーパンツ
やわらかな「トップグレー×ニュアンスベージュ」は、洗練されて見える大人の女性向けの配色。グレーのストールやコクを加えるモカブラウンのバッグを投入しつつ、艷やかな白パールの効果で華やぎが加わり、ニュアンスベージュが奥深く、女性らしく、地味にならないスタイリングに仕上がります。
【3】ベージュカーディガン×カーキワンピース
ベージュのカーデにカーキのワンピースという、シックなミラノ配色。赤みのないカーキのワンピースは、キュッと詰まったクルーネックのクラシック感と、たっぷりと広がるAラインがドラマティックなシルエットを生みます。のっぺり見せないためにも、手元の大振りアクセサリーや、ワンポイントのネックレスは必須。
【4】ベージュカーディガン×白ブラウス×白パンツ
最高級と称えられる、モンゴル産のカシミア山羊の毛だけを用いてつくられる、軽くて暖かいアクリスのカシミアニット。ルーマニアのアーティスト、ジェタ・ブラテスクの作品からインスパイアされたライン使いのデザインが、上下ホワイトのワントーンコーディネートを、スマートに見せます。
【5】ベージュカーディガン×白ニット×グレーパンツ
リアルファーを使わなくても、ふわもこ素材のパッチワークカーディガンで、グレージュがこんなにも幸福感に満たされる! グレーのパンツでシックに引き締めたら、こっくりとしたキャメルを大ぶりなバッグで投入。インパクトのあるピンクゴールドのボールネックレスでゴージャスな艶を添えたい。表情豊かなコーディネートが可能なグレージュは、やっぱり大人に許された特権。
【6】ベージュカーディガン×白Tシャツ×ピンクベージュスカート
木の実を連想するようなざくろ色のチュール素材のティアードスカートには、ボレロのような感覚でショート丈のカーディガンを合わせて。シンプルな白Tシャツをインすれば、こなれ感のあるカジュアルなドレスアップに。
【7】ベージュカーディガン×白シャツ×チェックパンツ
深Vのカーディガン×白シャツに、マドラスチェックのストールを重ねて、穏やかなベージュトーンの着こなしを。ベルトマークをすれば、凛とした美しさが生まれて。
【8】ベージュカーディガン×カーキワンピース
リブニットのトップスとタイトスカートを、上下オリーブグリーンでつなげることで、セットアップ風に着こなした上級テクニック。グラデーションとなったネックレスが、グレージュアウターとのつなぎ役に。
【9】ベージュカーディガン×ベージュニット×レッドスカート
ハリのある素材で、贅沢な分量感のAラインのシルエットが動くたびに揺れるスカートは、シンプルなベージュのニットと合わせるだけで印象的な装いに。ニットカーディガンのたっぷりとした質感も、幸福感を後押し。
レディース秋の丸首カーディガンコーデ
【1】黒カーディガン×黒パンツ
立体的なボタンが輝く、ドルマンスリーブのカーディガンとワイドパンツのコーディネート。右ページの上と同じエコファーのレオパードバッグで、大人の遊び心をトッピングして。
【2】黒カーディガン×黒スカート
メタルボタンがアクセントのカーディガンとデニムスカートを合わせた、上品に着映えるブラック・コーディネート。クルーネックのカーディガンは、シルクブレンドのしなやかさが女らしい逸品。
鮮やかなブルーで彩られたバッグは、程よい収納力がありながら、サルヴァトーレ フェラガモのアイコンモチーフ『ガンチーニ』がグラフィカルに艶めき、着こなしの要になります。