熟した果実や紅葉する葉…。情景が目に浮かぶような意匠をまとい、季節の彩りを着物姿に映して。
雑誌『Precious』11月号では【着物で見つける、小さな秋】と題し、大政 絢さんが、豊かな色彩や実りの季節の意匠を着物とともにまといました。
今回はその中から、黒鳶(くろとび)色に大輪の白菊が咲き誇る帯を、銀鼠色の着物に合わせた着こなしをご紹介します。
こっくりとした色合いと共に、着物をまとう喜びを味わう豊かな秋の日に。
幾重にも繊細に重なる菊の花びらが描く無垢な美しさ
精緻な刺繍で表現された、大輪の白菊が咲き誇る帯で凛とした佇まいに。黒鳶(くろとび)色の地紋にも、菊が織り込まれ、重なり合った花の文様が、秋風にそよぐ菊畑のような風情を表現。銀鼠色の着物には、ピンクのよろけ水玉文様が浮かび、軽やかな印象に。江戸象牙の技巧でつくり上げられた菊の帯留めを添えて。
凛と咲く菊を重ねて。ふわりとまとうのは、澄んだ秋の気配
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- 田園調布 秀や TEL:03-6303-1050
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- ジルサンダージャパン TEL:0120-998-519
- 伊と忠 TEL:075-221-0308
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- PHOTO :
- 生田昌士(hannah)
- STYLIST :
- 青木貴子(WHiTEBOX)
- HAIR MAKE :
- DAI MICHISHITA(Sun and Soil /ヘア)、YUMI ENDO(eight peace/メイク)
- COOPERATION :
- BACKGROUNDS FACTORY
- EDIT&WRITING :
- 川口夏希、遠藤智子(Precious)
- 着付け :
- 石山美津江

















