こっくり色で妖艶さを強調! ジュエリー代わりのチェーンバッグ

待ち合わせの場所へ、小走りに急ぐ。少し汗ばんだ手に、チェーンがひんやりと冷たい。「大丈夫。今日の私は、だれよりも自信に満ちているはず…」。

手にしているのは、こっくり深い色味のクロコ・バッグ。シンプルな形に、大小の斑がゴージャスに映え、チェーンの輝きは、迫力の華やぎを演出してくれる。

シンプルなリトルブラックドレスが、デコルテの美しさを引き立てて、ゆっくりチェーンを指に絡めると、バッグはまるでジュエリーのように、私を幸福で満たしていった。

あとはゆっくりと微笑むだけ……。「今夜は素敵な夜になりそうね」

バッグ_1,クロコダイル_1,名品_1
バッグ 1.「モノグラム・サンローラン ケイト」¥1,350,000【サイズ:縦14.5×横24×マチ5.5cm、素材:アリゲーター、色名:ネイビー】(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、2.「カイエ」¥2,291,760【サイズ:縦10.5×横25×マチ4cm、素材:クロコダイル、色名:ブラック】(プラダ ジャパン〈プラダ〉)、3.「C(セー)」¥2,800,000【サイズ:縦15×横21.5×マチ7cm、素材:クロコダイル、色名:ライトバーガンディー】(セリーヌ ジャパン)、4.「ディヴォーション バッグ」¥1,400,000【サイズ:縦15.5×横20.5×マチ4cm、素材:アリゲーター、色名:ブラック】(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) [Precious2019年9月号182-183ページ]

■1:辛口なエレガンスに心惹かれる、バッグ「ケイト」

「アクセサリーの代わりになるようなバッグを」とイメージし、つくられたというバッグ「ケイト」。

シックなネイビーのアリゲーターに、シルバーのチェーンとタッセルの輝きが、クール。辛口な女らしさが香る、タキシードドレスにも似合いそう。定番カラーの、ネイビーとグレーの、2色展開です。

■2:ラグジュアリーで、かっこいい女っぷりを目指すなら、「カイエ」

立体的な斑のふくらみと光沢感が特徴的なバッグです。「カイエ(cahier)」とは、フランス語で帳面や辞書の意。重厚で、どこか秘密めいた古文書を連想させるデザインが、クロコダイルの風格にマッチします。

縦わずか10.5cmのコンパクトなつくりで、チェーンを外せば、モードなクラッチとしても活躍する2WAY仕様。ビジネスモードからナイトモードに、バッグでスイッチを切り替えて。

■3:スタイリッシュに日常使いしたい、軽やかなチェーンバッグ「C(セー)」

セリーヌらしい、上質なスポーティ感漂うスクエアフォルムに、熟成したワインを思わせる深いクロコの色味と、グラマラスなゴールドチェーン。

1970年代のアーカイブに残る留め具からインスピレーションを得た、モノグラムの「C」。どんなシーンにもスタイリッシュにマッチする、本命バッグです。本体とフラップが、「柄合わせ」された仕立ても見事。

ライトバーガンディーは、2019サマーコレクションで発表された新色。色違いに、ブラックがあります。

■4:出合った瞬間「運命」を感じさせるドラマティックなバッグ「ディヴォーション」

昨シーズンの発表以来、またたく間にブランドのアイコンとなった、「ディヴォーション=献身」という名をもつバッグ。

ジュエリーの存在感に匹敵する、サクレハートとアリゲーターの輝きが、このうえなくドラマティック。それでいて、2WAY仕様のチェーンで、クロスボディにしてもフィットする変幻自在さも魅力です。

※掲載した商品は、すべて税抜です。

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PHOTO :
戸田嘉昭・小池紀行・池田 敦(パイルドライバー)